ANAとマイルのパパじゃない

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成田空港の事前入国審査でアメリカ旅行が快適に

いいニュースが入ってきました。 

既にカナダなど6カ国15空港で行われているプレクリアランス(事前入国審査)が、さらに10空港拡大の予定となっており、成田空港がその対象になりました。これにより、米国空港のイミグレで長時間待たされることがなくなるようです。旅行者にとっては時間短縮、アメリカ側にとっても不審者の本土上陸を未然に阻止し、観光客減少を食い止めるという観点から双方にメリットがあります。

 

イミグレの時間は搭乗クラスでも変わらない

イミグレって、本当不快なんですよね。

 

陸マイラービギナーには、必ず「特典航空券取るなら、国際線のビジネスクラスを狙うのがいいよ」とアドバイスしています。マイル価値があがるし、ラウンジでビールも食事も飲み放題食べ放題だし、チェックインも保安検査所も特別なレーンが使えて素早いし、席は広々、機内食は美味しい、バゲージクレームも最速、といいことずくめなんですが、イミグレだけはどうにもなりません。たとえビジネスクラスでもエコノミーと同じ扱いで長蛇の列に並ばねばなりません。

 

しかもイミグレ内では原則、スマホの使用が禁止。写真も撮れなければ、ネットで時間を潰すこともできません。死んだ魚の目で列に並んでいるしかありません。さらに無愛想で横柄な入国審査官からの決まり切った質問。あれ、全く意味ありませんよね。関係ありませんが、イミグレで入国目的を尋ねられた時、たとえそれが事実であっても「彼氏に会いにきました」とか言うと別室送りの可能性がグッと上がるので、無難に「観光です」と答えておいた方がいいそうです。

 

日本のパスポートは最速ではない

「日本のパスポートの威力は世界一」みたいな言説をたまに見かけますが、アメリカへの入国審査に関しては、実は韓国にかなりの差をつけられていました。日本人がパスポートを持って長蛇の列に並んでいる時、韓国人は生体認証端末を使ってすいすい入国できていたんです。この入国審査簡素化プログラムは5年間で100ドルと費用はかかりますが、オランダ、カナダ、メキシコ、韓国などに適用されていました。

 

無料のプレクリアランス制度によって、やっと日本人にもアメリカ入国審査における優遇措置がとられたことになります。是非、羽田など他の国内空港にも拡大してもらいたいものです。

 

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