2015年7月のハワイ旅行記。7月13日から20日まで、マイル特典航空券ビジネスクラス、6泊8日でハワイ旅行に行ってきました。まずは羽田空港国際線ターミナルのラウンジリポートから。
パッケージツアーなら数十万円出さなくてはいけないビジネスクラス(Cクラス)も、マイルを貯めて乗るのは決して難しいことではありません。
これからマイルを貯めようという人に、「へー、ビジネスクラスでハワイ行くのってこんなに扱い違うのかー。乗ってみたいな」と思ってもらえれば幸いです。ハワイ旅行ブログは世の中にたくさんありますが、あんまりマイラー視点のものってないですからね。
ちなみに東京(羽田・成田)からホノルルまでの往復特典航空券に必要なマイル数は以下の通り。レギュラーシーズンのエコノミークラス(Yクラス)が4万マイル。ビジネスクラス(Cクラス)が6万5千マイルです。シーズン設定は毎年日付が変わるので確認が必要ですが、ざっくり、年末年始とゴールデンウィークと夏休みがハイシーズン、ゴールデンウィークの前後がローシーズン、それ以外がレギュラーシーズンになっています。
日本⇔ハワイ | ロー | レギュラー | ハイ |
---|---|---|---|
エコノミー | 35,000 | 40,000 | 43,000 |
ビジネス | 60,000 | 65,000 | 68,000 |
チェックインカウンターの様子
フライト4時間前だからだと思いますが、まだエコノミークラスのチェックインカウンターもガラガラに空いていました。自分、空港大好きなので、いつもかなり早い時間に来ちゃいます。今回はブログのネタにもしたいと思ってたのでなおさら。
「国際線のチェックインはフライトの何時間前からできるのか?」という話がたまに出ます。今は24時間前にWEBチェックインができるので、正確には「何時間前から預け荷物(受託手荷物)を預けられるか?」ということが気になる点ですが、これはあんまりきっちりとは決まってないんですよね。
「カウンターに人さえいれば何時間前でも大丈夫」が正解だと思いますが、概ね3〜5時間くらいという感じでしょうか。自分の場合、ハワイ旅行に限って言うと、出発4時間前で荷物を預けられなかったことは今のところありません。
エコノミークラスよりさらにガラガラの、ビジネスクラスチェックインカウンターでスーツケース3つを預けました。せっかくの優先カウンターですが、時間が早すぎてメリットを全く活かせていません。
羽田空港国際線ターミナルはとにかくコンパクト
チェックインカウンターから保安検査所までは歩いて数秒。保安検査自体もあっという間に終わって、すぐに制限エリア内に入ります。国際線ターミナル駅の改札から考えても、びっくりするくらいの距離の短さです。便利ですよねー。
カードラウンジも偵察してきました
ANAラウンジに直行する前に、まずは各種ゴールドカードで入れるSKY LOUNGEを偵察してきました。保安検査所を出た後、目の前のエスカレーターを上がってすぐのところにあります。ここはちょっと変わった作りで、片側が航空会社寄り合いのラウンジ、もう片側がカードラウンジとなっています。
写真だと広く見えますが、よく言えば非常にコンパクト、悪く言えば狭いです。できてからそれほど経っていないので清潔感はあります。くつろいでいる人は2〜3人しかいませんでした。
成田と違って出国手続き後の制限エリアにあるのは嬉しいところです。羽田空港国際線ターミナルのコンパクトさのおかげで、どの搭乗口へもそれほど遠くありません。
ソフトドリンクコーナーがあり、雑誌も置いてあります。非常に狭いですが、喫煙室もありました。あとオットマン付きの椅子も数台ありましたけど、そこも狭くて壁に向かって座るので、ちょっと拷問部屋みたいな雰囲気があります(笑)。
有料のフード、ドリンクはとても貧弱です。ここで注文するくらいなら、普通に空港内飲食店で食事してきた方がいいですね。
一通り中を見て、3分で出てきちゃいました。受付の人に「何しに来たのかね君たちは……」という顔をされましたが、気にしません(笑)。
羽田空港国際線ターミナルにANA DUTY FREE SHOPはないの?
免税店『ANA DUTY FREE SHOP』では、ANAカードで支払うと10%オフになるんですよね。お酒やタバコの免税品がさらに10%オフになるのでいつも寄るんですが、探してみたら羽田にはないんですねー。
と、思っていたんですが、後で調べたら、TIAT DUTY FREE SHOP SOUTHというところが、名前は違っていてもANA DUTY FREE SHOPと同じ扱いなんだそうです。ANAカードで支払うと10%オフになります。知らずに別の店で買ってしまい、損しちゃいました。その代わり、プレミアがついてなかなか買えない獺祭が正価の免税で買えましたが。
それと、タッチスクリーンの案内掲示板が指で動かせるのがちょっとおもしろかったです。
羽田空港国際線ターミナルのANAラウンジ
搭乗口からそれほど遠くないところで横に逸れ、ANA LOUNGEを目指します。エスカレーターで上階に上がると、右側が泣く子も黙るANA SUITE LOUNGE。ANA最上級のダイヤモンド会員か、ファーストクラス利用者しか入れないので、自分たちは左側のANAラウンジに入ります。
モノトーンで清潔感のある内装。ソファにはクッションもついていて、座り心地も上々です。広さは先ほどのカードラウンジと比べると、5倍近くはありますかね。
成田のホノルル線だと前後にANAのフライトがびっしり入っているのでかなり混雑しますが、羽田ホノルル線は前後2時間にそれぞれ数便ずつしかないので、人の入りもさほどではありません。席数の3〜4割くらいでしょうか。
食事はちょっとしたホテルビュッフェ並みのものが揃っています。ちょうど今、ヒルトンハワイアンビレッジとのコラボレーションで、ハワイ風焼き鳥というものが提供されていました。どれも文句のない美味さです。
自動サーバーが楽しいんですよね。毎回来るたびに動画を撮ってるような気がします。
毎回「こんなに食べたら機内食無理だろ……」というくらい食べてしまいます(笑)。成田と羽田のANAラウンジではメニューにかなり差があります。どっちかというと、羽田の方が豪華で美味しいような気がしますね。気のせいかもしれませんが。
写真の他にも、その場ですぐに作ってもらえる蕎麦、うどんの類があるんですが、ビュッフェを制覇したところで満腹になってしまったので試していません。
22:30までゆったりくつろぎ、フライトまであと20分というところ。搭乗口に近いので、かなりギリギリまで居られます。
搭乗口に着くと、もう既にビジネスクラスの乗客は優先搭乗で全員乗り込んだ後。エコノミークラスの行列ももうあとわずかという状態でした。ビジネスクラスは持ち込み手荷物を置くスペースも広く、場所の取り合いになることはないので、特に急ぐ必要もありません。
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機内の様子
機内に乗り込むと、すぐにウェルカムドリンクとしてシャンパンかオレンジジュースをもらえます。席は広々しており、前の席を蹴りたくても足が届かないくらいシートピッチがあります。
2014年9月から規則が緩和され、機内でも電波を発信しない状態(機内モード)なら電子機器の使用が認められているので、写真もたくさん撮れるようになりました。以前は電波とか無関係なカメラを構えただけで、CAさんがすっ飛んできたものですが。
マスクのサービスも嬉しいですよね。最新鋭機B787なら機内の乾燥が抑えられているそうですが、ANAのホノルル線はいまだにおんぼろB767。マスクがないと喉がやられます。
ビジネスクラスの機内食はこんな感じ。和食がとても美味しいのでオススメです。機内食が出された頃にはもう酔いが回って完全に熟睡していましたが、なんとか写真だけでも撮らなくてはと、気合で起きました。が、結局ビールも飲んで完食しました(笑)。
その後はホノルル到着まで、トイレどころか一度も席を立つこともなく熟睡です。ANAのホノルル線はフルフラットシートではありませんが、これだけ飲めばさすがに眠れますね。
ビジネスクラスは空港すら楽しい
マイルを貯めてビジネスクラス特典航空券で旅行すれば、いつもは行列と時間つぶししかなかった空港タイムがぐっと楽しく、のんびりと過ごせます。
広々した席で熟睡すれば、到着後の時差ボケとも無縁。是非皆さんもマイルを貯めてビジネスクラス、狙ってみてください。