ANAとマイルのパパじゃない

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複数のANAカードを保有する際に気をつけること AMC番号には親番号と子番号がある

最終更新日:2017年8月25日

 

陸マイラー生活を送っていると、いつの間にか保有クレジットカードが増えてきます。特にANAカードは強力な入会キャンペーンが定期的にあるので、JCBやVISAといった国際ブランドを変えて、2枚、3枚と保有することになります。

 

「複数のANAカードを持つと、ANAマイレージクラブ番号も複数になってしまう。これはいったいどうすればいいのか。古い番号のカードを使うとマイルは貯まらなくなるの?」
 
改めて詳しく解説したいと思います。
 

複数のAMC番号のマイルは統合される

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ANAマイレージクラブ番号(以下AMC番号)というのは赤線の部分ですね。「お客様番号 ANA(NH) Number」と書かれている10桁の番号です。カードごとに固有の番号が割り振られるので、5枚のANAカードを発行すると、5個のAMC番号を保有することになります。
 
ANAカードを申し込む際、既にANAカードを保有している場合は、そのAMC番号を書き込む欄があったのを覚えてますでしょうか? そこに書き込んだ場合は番号が統合され、どのカードを使ってマイルを貯めても、一つのマイル口座のようなものとして扱われます。メイン口座にマイルが移行されるわけではなく、あくまでも「統合」です。
 
既に保有しているAMC番号を書き込まなかった場合は、番号が統合されませんから、マイル口座は独立して、それぞれのAMC番号ごとに貯められることになってしまいます。しかし書き忘れても心配は全く要りません。これは後から統合することもできます。
 

 
AMC番号をそれぞれ独立させておくと何かいいことがあるだろうか? と考えてみたんですが、ひとつも思いつきませんでした。利便性を考えると基本的には統合すべきものと言えます。
 

複数のAMC番号には「親番号」と「子番号」の区別がある

明示的ではないので、普段は全く気付くこともないんですが、統合されている複数のAMC番号には「親番号」「子番号」というシステム的な区別があり、親には利用できて、子には利用できない機能というものがいくつかあります。
 
基本的に親番号は、「一番最後に作ったANAカードのAMC番号」に自動的に設定され、他は全て子番号となります。ということは、メインで使いたいANAカードの発行後に、サブのANAカードを作ると、サブカードの方が親番号になってしまうということになります。こうなると若干不都合が出てくるので、新たにANAカードを追加発行したときは、どれを親番号にするかを自分で決めましょう。ANAのデスクに電話して親番号を変えてもらってもいいですし、WEBからも変更が可能です。
 

実際にWEBから親番号を変更するときの手順

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WEBからの親番号変更を実際にやってみましょう。簡単です。ANAマイレージクラブのトップページから、「マイメニュー 各種お手続き」をクリック。
 

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「会員情報の登録・変更」→「メインカードの変更」をクリック。
 

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「メインカード変更」をクリック。
 
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現在の親番号が表示されます。新たに親にしたい番号を入力して、「内容確認へ」をクリック。
 
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番号を確認したら「以上の内容で申し込む」をクリック。
 
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これでメインカードの変更(=親番号の変更)ができました。変更は即時反映されます。
 

親番号と子番号の違い

親番号(メインカード)にはできて、子番号にはできないことに、以下のようなことがあります。

 

  • 特典航空券の申込
  • 特典利用者登録
  • 国際線予約
  • 海外ツアー予約
 
普段の買い物などの決済では親も子も全く関係ありませんが、航空券の購入や搭乗時、ANAウェブサイトの利用時には親番号(メインカード)を使うようにします。
 
また、航空券購入時に使った番号と同じカードでないとSkipサービスは使えないので、基本は親番号で購入しますが、購入後に親番号を変更することもなきにしもあらずなので、Skipを使う際はiPhoneのPassbook等、2次元バーコードを使うのが無難です。これなら購入後に親番号を変更したとしても問題なくSkipできます。 
 
SFCカードを保有している場合は、搭乗マイルに大きな差があるので、SFCカードを親番号にしておくことが鉄則です。
 

ANAカード保有枚数の限界は

蛇足ですが、ANAカードは一人で何枚まで保有することができるのか考えてみました。
 
  1. JCB
  2. ソラチカ
  3. VISA
  4. Master
  5. Suica
  6. TOP&ClubQ Master
  7. American Express
  8. Diners
ソラチカがJCBと同時持ちできるようになったので、クレジット機能を持つ(厳密な意味での)ANAカードは、最大8枚まで保有することができます。
 
この他に、厳密な意味ではANAカードではない「みずほマイレージクラブカード/ANA」「ヤマダ LABI ANAマイレージクラブカード」、「VISAデビット」等の提携カード7枚と、クレジット機能のないAMCカードがあるので、AMC番号は全部で16個ほど同時保有することができます。コンプ欲を全くそそりませんね(笑)。
 

まとめ

ANAカードを新たに追加発行して複数のANAカードを持つことになったら、各番号を統合し、ANA関連のサービスに使うメインのカードを親番号に設定しましょう。普段の買い物の決済にはどのカードを使っても構いません。キャンペーン中のもの、還元率の高いものを優先して使えばOKです。複数カードのマイルは自動的に合算されます。
 

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