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ANAとマイルのパパじゃない

マイレージ、ポイント、クレジットカード、ハワイ、飛行機なんかについての陸マイラーブログ

【改悪】 JAL国際線特典航空券のキャンセル待ちが絶望的状況に→【撤回】

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2015年10月1日から、JALの国際線特典航空券キャンセル待ちに関して、重大な変更があったことを、マイレージライフさんの記事で知りました。

 

 

普段JAL情報にはあまり接していないんですが、これの意味するところや、その重大性はさすがに私でもわかります。今まで特典航空券が取りやすいと言われていたJALが、キャンセル待ちに関しては、ANAと限りなく同等になってしまいました。

 

ANA国際線特典航空券の開放枠は

ANAの場合、国際線特典航空券の席数(枠)というのは、公表はされていないものの、各路線によって予め決まっています。たとえフライト直前に有償席が空席だらけだったとしても、「せっかく空いてるんだからマイラーに開放してあげよう」とはならないんですね。*1

 

たとえば私が毎年確保している東京ーホノルルのビジネスクラス特典航空券の場合、ANAマイレージクラブ平会員に開放されている特典開放枠はたったの2席です。上級会員になるとさらに席数が多いようですが、基本、この2席が埋まったらもうそれ以上開放されることはありません。

 

また、355日前に特典席を確保するようなタイプの人は、私も含めて、「何が何でもその日に休暇を取る」という人たちですから(笑)、よっぽどの事がない限りキャンセルが出るということもありません。つまり、ANA国際線人気路線での特典航空券キャンセル待ち空席待ちは元々絶望的なのです。

 

JALはキャンセル待ちでも特典が取りやすかった

これに対してJALでは、空席が多い便ではフレキシブルに特典開放をおこなっているようです。大量の空席が予想される便は、フライトの数十日前に開放枠を増やすという方式です。

 

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私の知人に「クレジットカードでついでにマイルも貯めている」というレベルのJALマイラーがいるんですが、その人もよく「今空席待ちで予約だけは入れてあるんだ。多分行けると思うけど」というようなことをよく言っていて、長年ANAマイラーの私からすると「おまえは何を言っているんだ……?」となっていたんですが、こういう違いがあったんですね。

 

JALの場合、キャンセルする人自体が多くなっているということも考えられます。既に確保している特典航空券よりも、もっと行きたい場所、もっと条件のいい特典席にキャンセル待ちを入れておき、そっちが取れたら(キャンセル手数料はかかりますが)初めに確保した方をキャンセルするという事も起きるはずだからです。固定式のANAではそういうことは滅多にありません。

 

JALの改悪内容

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JALマイレージバンク - JAL国際線特典航空券

 

今回の改悪では、特典開放と同時の330日前~90日前にキャンセル待ちをおこなった場合、出発の82日前までにキャンセルが出ないと、問答無用で予約が取り消しとなります。せっかくキャンセル待ち順位が1位だったとしても、開放枠が増える前にリセットされてしまうんですね。

 

ここから再度キャンセル待ちを申し込むと、7日間ごとに予約取り消しがおこなわれるようになり、何度も何度もアタックをかける必要が出てきました。その都度キャンセル待ち順位がリセットされてしまいます。

 

従来は、最も早い時期からキャンセル待ちの予約を入れていた人が圧倒的に有利だったのに、これがめちゃめちゃになってしまったということです。これではいくらフレキシブルに開放が行なわれたとしても、特典席にありつけるかどうかの予測は全然立たないことになります。

 

また、今回の目に見える改悪の裏では、近い将来JALがフレキシブル開放自体をやめて、ANAと同じ開放枠固定方式をこっそりと導入する可能性も否定できません。

 

まとめ

仕事で頻繁に飛行機に乗る空マイラー(?)は、「1年も先の予定など立てられない」という人が多いと思われます。今回の制度変更はそういった人たちを直撃する改悪と言えるでしょう。取れるかどうかわからないキャンセル待ちが敬遠されるようになると、ますますキャンセルは出づらくなります。特に人気路線においては、JALもANAと同様、特典航空券が取りづらい状況が加速すると思われます。

 

2015年11月17日追記

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この改悪に対してはクレームが相当あったようで、11月中旬に方針が撤回されました。「改悪→撤回」という流れは非常に珍しいケースです。

 

それにしても、11月17日現在、同じページ内で上部には「キャンセル待ちは82日前で取り消します」というお知らせがあり、下部では「やっぱりそれはやめます」というお知らせが書かれているのは異様です。JALの慌てぶりが窺えますね。

 

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*1:国内線においては「特選フライト」という名前で、空席がある限り何席でも特典として開放するという便が設定されていますが、時間帯に難があるなど、特別な措置です。