ANAとマイルのパパじゃない

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ANAプレミアムメンバー事前サービスの特徴とブロンズ会員のメリット

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2016年4月2日頃だったと思いますが、ANA公式サイトにログインしたところ、背景の色が変わり、ブロンズ事前サービスが開始されたことに気付きました。ANAらしくない色なので、正直、「茶色ってどうなの……?」と思わなくもありませんが、ステータスが変わるのは嬉しいものですね。

 

ちなみにANA公式サイトの背景色は、ステータスがあがると、こんな感じに変化していきます。

 

  1. AMC会員→スカイブルー
  2. ANAカード会員→ブルーグレー
  3. ブロンズ会員→ブラウンゴールド
  4. プラチナ会員→セルリアンブルー
  5. SFC会員→コバルトブルー
  6. ダイヤモンド会員→ワインレッド

 

プレミアムメンバー事前サービスとは

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ブロンズに限らず、広くプレミアムメンバー事前サービス全般についてまとめておきます。

 

1月1日~12月31日までに、既定のプレミアムポイントを貯めると、翌年4月1日から、プレミアムメンバーサービスが始まります。本来であれば、来年まで待たねばならないのです。これを前倒しして、既定のプレミアムポイントに到達した2~3日後から開始されるのが「プレミアムメンバー事前サービス」です。

 

ただし、事前サービス提供開始は、どんなに早くても4月からです。1月中に修行を全て終えても、同一年の4月まで待たねば、事前サービスは始まりません。このため、3月いっぱいで修行を終える人が多いんですね。こうすると、事前サービスと翌年の本サービスとで、約2年間、フルにサービスを享受することができるわけです。

 

事前サービスの特徴

 

事前サービスの内容については上記リンクに詳細が載っていますが、重要な部分だけ抜き出しておきます。翌年4月からの本サービスとの違いは以下の部分です。

 

  • 座席クラスのアップグレードはできない
  • アップグレードポイントはもらえない
  • ダイアリーやカレンダー等のプレゼント系は(本サービスが始まる翌年までは)もらえない

 

これ以外に関しては、事前サービスと、翌年からの本サービスは同等です。ただし、ステータス到達の2~3日後からすぐに開始されるサービスと、2~3週間後にステータスカードが届いた時点から開始されるものがあります。

 

ステータス到達2~3日後からすぐに開始されるサービス

  • メンバー専用デスク
  • ANA SKYコインへの交換比率アップ
  • フライトボーナスマイル
  • 予約や空席待ち、特典航空券の優先

 

2~3週間後のステータスカード到着から開始されるサービス

  • ラウンジの利用
  • 国際線プレエコへのアップグレード
  • 優先カウンター、手荷物優先、手荷物許容量、専用保安検査場、優先搭乗等の空港関連サービス

 

ざっくり言うと、自宅で受けられるサービスは2~3日後から、フライト時に空港で受けられるサービスは2~3週間後のステータスカード到着から、という感じになります。

 

スマホアプリのおかげでステータスカード到着を待たずにサービス開始

2016年5月からは、スマホアプリ『ANAマイレージクラブ』がリリースされたため、従来はステータスカードの到着後から開始されるラウンジサービスと空港関連サービスが、ステータス反映後すぐに受けられるようになりました。 

 

ANAマイレージクラブ

ANAマイレージクラブ

  • ANA (All Nippon Airways)
  • 旅行
  • 無料

 

このアプリでは、現物のステータスカードの代わりに、デジタルステータスカードを表示することができます。現状、海外でこのデジタルカードが、スターアライアンスのステータスカードとしてちゃんと通用するのかどうか微妙ですが、少なくとも国内では問題なく利用できます。

 

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左が国内で利用できるデジタルカード。右が一応海外空港用となっています。上の写真ではプラチナステータスのカードとなっていますが、ブロンズのカードももちろんあります。ブロンズはそもそも利用できるサービス自体がほんの少ししかありませんが……。

 

ブロンズ事前サービスの内容は

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ブロンズって何のためにあるんだろうか、と考えると、出張で意図せず到達した人に対して、「もうちょっと頑張ってプラチナを目指しましょう」と、ANAが顧客の背中を押すためだけに存在している気がします。プラチナと比べて、サービス内容が天と地ほども違うんですよね。

 

平会員<ブロンズ<<<(巨壁)<<<プラチナ

 

こんな感じです。

 

  • ブロンズ専用デスク(平AMC会員とどれほどの差があるか不明)
  • ラウンジ利用にはマイル減算が必要(プラチナは無条件でラウンジ利用可)
  • 予約優先も平AMC会員に毛が生えた程度の差
  • 優先チェックインも国際線プレエコチェックインカウンターだけ
  • 手荷物許容量アップは国際線だけ
  • 専用保安検査場ナシ、優先搭乗ナシ、手荷物受け取り優先ナシ

 

平会員がブロンズ会員になって、辛うじて有り難いなと思うサービスは次の2つだけですね。

 

  1. フライトボーナスマイル 40%
  2. マイルからANA SKYコインへの交換率最大1.7倍

 

ただ、これすらも、プラチナに到達するまでのわずかな期間しか享受できませんから、ほとんど、あってもなくてもどうでもいいと言っていいでしょう。 ブロンズはあくまでもプラチナへの通過点にすぎません。

 

ブロンズ事前サービス開始後にやったこと

事前サービスのご提供前にご予約をされていた場合

国内線のご予約便でサービスをお受けいただくには、改めてANAマイレージクラブお客様番号(10桁)をご登録いただく必要があります。ご搭乗前にプレミアムメンバー専用デスクまでお電話ください。

プレミアムメンバー事前サービス|プレミアムメンバーサービス|ANAマイレージクラブ

 

私はブロンズ事前サービス開始前に、国内線と国際線の両方で予約を取っていたため、メンバー専用デスクに電話をして、ステータス変更を行なってもらいました。ブロンズデスクにその旨伝えると、あっという間に処理は完了します。

 

ブロンズの場合、これをやる意味がよくわかりませんが、やらないとフライトマイルの40%加算が行なわれようです。

 

最速解脱はブロンズ画面を見られない

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2016年同期生(?)のSFC修行僧である『理系マイラーとSFC修行』さんの場合、3月中に一気にプラチナまで到達しています。この場合、プレミアムメンバー事前サービスもいきなりプラチナから始まるため、あまり美しいとは言えないこの茶色画面が表示されないまま、修行が終わってしまうんですよね。

 

私のSFC修行ラストフライトは7月のハワイのため、ブロンズ情報に関してもブログネタにすることができました。ブロンズ事前サービス最大のメリットは、「ブログのネタにできる」。これに尽きます(笑)。

 

まとめ

ANAプレミアムメンバーサービスには、既定に到達した直後から始まる事前サービスというものがあります。4月までに修行を終えると、約2年間プレミアムメンバーサービスを受けられますから、ゴールを3月に設定しておくのが賢いやり方です。

 

ブロンズはあくまでもプラチナへの通過点にすぎません。平会員とそれほど変わらないサービスしか受けられませんから、ブロンズまで到達したなら、歯を食いしばってでもプラチナを目指すべきと言えるでしょう。そしてANA スーパーフライヤーズカードを発行すれば、カード年会費を払い続ける限り、一生涯ANA上級会員のサービスを受けることができます。

 

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