こんにちは、寄稿者のモッシュです。僕は現在30代なかばという年齢層ですが、趣味の一つとしてゴルフがあります。それまで父の付き合いで気まぐれに練習場に行く程度の初心者だった僕が、ゴルフに本格的にはまったきっかけは、実は5年前にプレイしたハワイでの体験だったんです。本当に気持ちがよくて、「また絶対にここに来たい」、この気持ちがゴルフへの原動力となりました。
どんなスポーツでもそうですが、ゴルフも同様に人を選ぶと思います。ただひとつ言えることは、「ゴルフにちょっと興味あるな~」以上の方には、ぜひハワイでのゴルフを体験してもらいたいということです。そして現在進行形でゴルファーの人は、ぜひゴルフのためにハワイの旅行を計画してもらいたいということです。
今回はそのお手伝いになればと思います。
日本語だけでOKな予約方法は主に2つ
ちなみにハワイ・オアフ島には約35のゴルフコースがあると言われています。その内、クラブ会員専用のプライベートコース(ex.ワイアラエカントリークラブ)や軍関係者専用(!) のミリタリーコースを除いた約20のコースが観光客が予約できるパブリックコースだと考えていいでしょう。
僕はあまり英語が得意ではないので、これまでのゴルフ場の予約は徹底的に英語を避け、日本語だけで済む方法で行いました。そのいくつかの方法を紹介します。全然怖くないですよ!
1. 予約代行サービスを使う(超かんたん)
ハワイは本当に便利ですね。日本人だけに向けた、日本人が経営している、日本語の代行サービスサイトがいくつもあるんです。僕がもっともおすすめする予約方法は、この予約代行サービスを使うことです。
いくつかあるサイトのうち、僕はKATO GOLF TOURSを使いました。
最も簡単なのはオンライン予約することです。ページを見てもらえればわかりますが、全て日本語でとても見やすいページになっています。
その他にもタチバナエンタープライズや、アロハゴルフなどがありますが、競争が起こっているからなのでしょう、どのサイトも非常に見やすいのでフィーリングの合ったサービスを使うので良いと思います。個人的には取り扱いコースの多いKATO GOLF TOURSかタチバナエンタープライズがいいかな、と思いました。
どのサイトが安い?
結論を言うとケースバイケースです。
上記おすすめの2つから選ぶとすると、価格は若干KATO GOLF TOURSが安い傾向にあります。例えば名門コースのひとつ「カポレイゴルフクラブ(送迎あり)」の場合、KATOは185ドル、タチバナは195ドルでした。ただ料金Web非公開でフォーム問い合わせのコースがあったり、期間限定の割り引きをしていたりするので(結構頻繁に)、正確にどちらが安いとは分かりません。時期と人数によっても違います。
行きたいゴルフ場に目星がついたらそれぞれ比較することをお勧めします。
車の有無によって予約が変わる
予約は「送迎あり」と「スタート予約のみ」の2つです。送迎ありは宿泊ホテルまで専用車で迎えに来てくれるサービスです。基本は他の予約者と乗り合いです。その代わり、送迎費はおおよそ一人20ドルくらいなので、かなり良心的な価格と言えるでしょう。オアフ島西側にあるコースにタクシーで行こうとしたら、下手したら往復200ドルくらいしますから。
逆にレンタカーを持ってる人は実質予約代行である「スタート予約のみ」で依頼しましょう。ちなみに、アメリカのゴルフ場はオリジナルサイトに価格が記載されていない場合がほとんどなので、比較しようがないのですが、「スタート予約のみ」は電話代行のみなので、マージンは殆ど取られていないような印象です。
直前の予約は電話がおすすめ
直前の予約、例えばハワイ滞在中に「あ。明後日行きたい」さらに「午後から行けるかな?」という場合には、直接の電話を強く推奨します。というより、ウェブ経由だとレスポンスが遅く間に合わないんですね。
僕の場合、2日後のラウンドをウェブ経由で予約したのですが、1日経ってもレスポンスがなかったので(※平日)、直接電話連絡をしました。そうしたらウェブと同価格ですんなり予約ができました。
口頭でクレジットカード番号を伝え、チャージはKATO GOLF TOURSからされます。ゴルフ場では、名前と時間のみ伝えたらそのままラウンドがスタート。非常にスムーズでした。口頭でカード番号を伝えることや、聞いた値段と引き落とされた値段が違うリスクを感じる方もいるかもしれません。その際には事前のWeb予約か、この後に紹介する2つ目の方法が良いと思います。
ちなみに電話予約できたからか、ウェブ経由の予約のレスポンスは最後まで来ることはありませんでした(笑)。
話は逸れますが、僕はレンタカーでゴルフ場に向かいました。これがまた気持ちいいんですね。ハワイのフリーハイウェイは5車線、6車線ととても道幅が広く、ゆるやかにカーブする道は運転が楽しく、移り変わる景色を楽しむことができます。パールハーバーなんかも遠目に見ることができますよ。おすすめです。
2. アメリカン・エキスプレス 海外旅行デスクを使う(カード保有者は超おすすめ)
このブログを見ている人は陸マイラーの方やハワイ好きの方が多いでしょうから、アメリカン・エキスプレス・カードを保有している人も多いんじゃないでしょうか。そんな人にはカード特典を使うことをお勧めします。せっかく海外旅行に強いアメックスだから、特典をたっぷり使いたいですしね!
アメックスには『ゴルフ・デスク』という、ゴルフ場予約専門のサービスがあります。が、僕がお勧めしたいのはそちらではありません。というのも、ウェブ上で予約するゴルフ・デスクは入力するフォームが多く、そして一度で完結しないのではっきり言って面倒くさいんですよね。
ゴルフ・デスクはぶっちゃけめんどくさい。
僕がお勧めしたいのは、「海外旅行先での日本語サポート」です。グローバル・ホットラインとも言われているサービスです。これはアメックス・グリーンカードまたはANAアメリカン・エキスプレス・カード(ブルー)から利用可能です。個人的にアメックスで一番好きで、有効活用できているカード特典です。
もう一度整理しておきましょう。アメリカン・エキスプレス・カードの『ゴルフ・デスク』の方はめんどくさい上に、ANAアメリカン・エキスプレス・カード(ブルー)は対象外。しかし、『海外旅行先の日本語サポート』の方は、ゴールドじゃなくてもOKなんです!
アメックス公式サイトには「海外旅行先でのレストランのご予約や医療機関のご紹介などに、24時間日本語でお応えします。」と記載されていますが、これゴルフ場予約にも使えるんですね。しかもアメリカ国内間の通話料も無料ですからね。最高。以下実際のやりとり。
私「こんにちは。ゴルフ場の予約をおねがいしたいのですが」
ア「ゴルフ場のご予約ですね。かしこまりました。(以下本人確認のやりとり) それではご希望をお聞かせいただけますか?」
私「3月10日、9時前後のスタートで、カポレイ・ゴルフコースを希望します。もし難しければ前後1時間ずれても大丈夫です。それでも難しければ3月11日、12日の同条件で調べていただけますか?また2サム希望(2人のみでラウンドすること)なので、それが難しければコースを変えたいので、その際はご連絡いただけますか?」
ア「かしこまりました。(復唱) それでは予約が取れ次第ご連絡差し上げます。ありがとうございました」
(およそ10分後)
ア「〇〇さま、ご希望の3月10日9時スタートで予約が取れました。価格は〇〇ドルとなります。現地デスクで直接お支払いください。この度はご利用ありがとうございました。ぜひ楽しいゴルフの時間をお過ごしくださいね」
完璧です。これ以上の対応は地球上のどこにもないんじゃないでしょうか。複数の日時の要望や、折り返しの希望も受け付けてくれて、しかも予約確定までの時間も非常に短いです。そして最後の一言も嬉しいじゃないですか。これも旅の思い出の一つですよね。5年ほど前のことですけど、未だに鮮明に覚えてますもん。
アメックスのグローバル・ホットラインを使う場合は個人予約になりますので、当然送迎はありません。実質レンタカー利用者かつアメックスホルダー限定ですね。
とは言え、もし現在アメックスを保有してなかったら、ハワイに行く際は3つの理由から作っちゃてもいいのかなと思います。
ハワイ旅行にアメックスをお勧めする3つの理由
1つ目は上に書いたグローバル・ホットラインです。無料でレストランからゴルフ場まで予約代行してもらえます。通話料も無料です。僕は経験してないですが、医者にかからなきゃいけなくなった時には大きなサポートになると思います。
2つ目は海外旅行保険です。詳しくは省略しますが、アメックスは死亡保険・傷害保険の他に、現地でのケガや病気にも適用される傷害・疾病保険があり、また万一の時に現地へ家族を呼び寄せる費用を負担する救援者費用も保証されます。クレジットカードの海外旅行傷害保険についてはANAパパのこちらに詳しいです。
3つ目は、アメックスは陸マイラー的においしいということです。個人的には陸マイラーをやっていてアメックスを保有したことがない人はモグリだと思ってしまうほどです(笑)。 タイミングを見極めれば、4~5万マイル相当のポイントが獲得でき、アメックスゴールドカードでもほとんどの場合が初年度無料です。4万マイルあればハワイへ行けてしまいます。
つまり、ハワイ旅行を決めた時にアメックスゴールドを申し込めば、得することは数多くあれど、損することはひとつもなく、完全にノーリスクと言っていいのです。
午後からのトワイライトプレーが安くてオススメ
日本では前半9コースのあと昼食タイムを4~50分挟んで、後半9コースを行うというプレイスタイルが定番ですが、ハワイのほとんどのコースで昼食タイムを挟まない、18コース連続のスループレーがデフォルトです。なので、ご飯はカートの上で食べられるように、各自スパムおにぎりやサンドイッチ、チョコバーなど用意すると良いと思います。
また、ほとんどのコースで、フェアウェイカート乗り入れ可能です。日本の殆どのコースではフェアウェイカート不可なので、罪悪感も相まって、フェアウェイをカートで走る爽快感はかなりのものです(笑)。おかげでラウンドは非常にさくさく進み、4時間くらい(早ければ3時間半)で終了するので、午後からのプレイが十分可能なんですね。それをハワイ(アメリカ)ではトワイライトプレーというのですが、若干割引されるんです。
ゴルフ場にもよりますが、だいたい10~20ドルくらい安くなります。日没ホールアウトの確率が高い分だけ価格が抑えられます。日没は季節にもよるのですが、ハワイゴルフのラウンド時間はおおむね短いため、個人的には「ほぼ日没ホールアウトは起こらない」と結論づけています。朝からランチまでは妻や子どもとプールで過ごし、午後から父とゴルフ、夜ご飯は家族でディナー……。非常に贅沢に聞こえますが、実際にハワイでおこなった1日スケジュールです。良くないですか? 僕はすごく良いと思います。
ぜひハワイでのゴルフを経験してもらいたい
ハワイでの数あるアクティビティーの中で、ゴルフの費用は決して高くはありません。送迎付きで100ドルから始められます。だいたいハワイのオプショナルツアーは、半日コースなら100ドルスタートですから、ゴルフが特別高いわけではありません。
ゴルフは少し敷居が高く感じてしまうとは思いますが、色々なオプショナルツアーの中の選択肢の一つとして考えてもいいと思います。
ゴルフ経験者の方も、未経験者の方も、ハワイゴルフリピーターの方でも、きっと忘れられない思い出になる、そんな魅力がハワイでのゴルフには詰まっていると思います。
(おまけ)僕が実際に行ったコース
カポレイ・ゴルフコース(160~180ドル/人)
ハイウェイH1で西へ向かい、ワイキキから40分ほどで到着します(ちなみにワイキキへ向かう方向は出勤ラッシュですごいことに)。非常にラグジュアリーあふれる高級コースです。
クラブハウスからして超豪華!
コースレイアウトはひたすらに美しいです。いるだけで幸せな気持ちになります。ぶっちゃけプレイしない人でも、カートに乗ってのんびりお茶して過ごすだけでバカンスだと思います。
楽園だから鳥さんも歩いてます。
夕景も美しい……。ああ、もう今行きたい……。
コーラル・クリーク・ゴルフコース(100ドル前後/人)
こちらもハイウェイH1を使って30~40分ほど西に走らせると到着します。カポレイのご近所です。オアフの西側は栄えていない代わりにゴルフ場密度が高いんですね。
価格は安いですが、きちんと手入れされているきれいなコースでした。そして自然を活かしたワイルドなコースの趣でした。クラブハウスはカポレイに比べたら格は落ちますが、それでもグッズ類も豊富できちんとした施設でしたね。お得にプレイしたいならおすすめです。
帰路です。5車線は気持ちいいです。ちなみに右手にはパールハーバーが見えます。
ロイヤルクニア カントリークラブ(100ドル前後/人)
ロイヤルクニアも安めの価格帯のゴルフコースでした。上記2コースよりも少しワイキキ寄りで近いです。クラブハウスはちょっといいプレハブのようなレベル(笑)。でもスタッフのおじちゃんもおばちゃんもいい人で、アットホーム感がありますね。フェアウェイは広々としていて、死ぬほどボールを曲げてもボールを1個もなくしませんでした。初心者にはいいかも!
安くても景色はきれい。
空が落ちてきそうなほどの開放感です。奥に見えるのはパールハーバーです。
個人的には初めてのハワイゴルフなら、カポレイ・ゴルフコースやコオリナ・ゴルフクラブなどのハイクラスのコースをおすすめします。僕にとってはそれくらい感動的な体験でした。
ぜひどうぞ!