前回は私の“旅のしおり”の作り方をご紹介しましたが、今回は、超ベタなところからあまり知られていないところまで、ハワイのおすすめスポットを少し詳しく解説しながら、1日コースの旅程をいくつかご紹介します。
ただ、レンタカーを借りない人だと、ほとんど実現不可能なコースばかりです。すいません。ハワイでの運転は決して難しくありませんから、2回目3回目のハワイでは是非レンタカーに挑戦してみてください。オプショナルツアーでは見ることができない、ハワイの別の一面を見ることもできますよ。
レンタカーに関する記事は以下のリンクにまとめてあります。
また、スマホから見るとわかりにくいですが、今回も地名や店名にはGoogle Mapへのリンクが張ってあります。
初日(到着日)におすすめのコース
到着日
20:00 羽田空港到着
22:55 NH186出発(7時間45分)
11:40 ホノルル到着
12:40 レンタカー借り出し
13:30 Nico's Pier 38でポケボウル
15:30 Kona Bay Hawaiiでアロハシャツ
16:00 ホテルチェックイン
16:30 Yard Houseでビール
18:30 高橋果実店
羽田発ならホノルルに到着するのはお昼。着いてすぐさまレンタカーを借り出し、ワイキキに向かう途中にあるNico's Pier38でポケボウルを食べるのがおすすめです。それからヒルトンの近くにあるKona Bay Hawaiiでアロハシャツを一着買い、現地で着心地の良さを味わうというのもいいですね。 レディースのアロハチュニックもあります。
ホテルチェックイン後はワイキキビーチウォークにあるスポーツバー『Yard House』で、「ハーフヤード」のビールを飲みましょう。フォトジェニックなハーフヤードグラスでビールを飲めば、SNSへの写真アップもはかどります。
高橋果実店でマンゴーアイスを食べて、一日目が終わり。最高の初日ですね。
到着日
18:35 成田空港到着
21:35 NH182出発
10:10 ホノルル到着
11:10 レンタカー借り出し
12:30 Aiea Bowlでオックステールスープ
14:00 Waikele Premium Outletsで買い物
15:00 ワイケレ出発 ホテルへ
16:00 ホテルチェックイン
17:40 Me BBQでコリアン弁当
18:10 ホテル着
成田発だと到着が早い時間になります。ホテルチェックインまでかなり時間がある場合が多いですから、ワイケレプレミアム・アウトレットで下着を買い込んでおくというのはどうでしょう。その道すがら、ボウリング場Aiea Bowlの『Alley Restaurant』でパクチーたっぷりのオックステールスープを食すのがおすすめです。ここのボウリング場はオールドハワイの雰囲気をかなり感じられます。
ホテルチェックイン後はワイキキの良心『Me BBQ』でコリアン弁当を。愛想はゼロですが値段と味はおすすめできます。その場で食べてもいいですが、部屋に持ち帰ってビールで流し込むのもいいですね。
野生の海ガメ大上陸 ノースショアコース
ノースショアコース
07:00 ホテルで軽めの朝食
09:30 出発
10:00 Hawaiian Sign Galleryで看板作り
10:30 サインギャラリー出発 ハレイワへ
10:45 Giovanni's Shrimp Truckでガーリックシュリンプ
11:30 Patagonia、Surfn' sea、Clark Little Gallery
12:00 パパイロアビーチで海ガメ観察
15:30 パパイロア出発 東海岸ルートでホノルルへ
18:00 Bac Namで蟹カレー
21:00 ホテル着
ノースショアに行く途中、ワヒアワという街に『Hawaiian Sign Gallery』という工房があります。ここの看板がお土産として超おすすめです。
文字と大体のデザインを伝えれば、こんな感じの手作りの看板を、日系人のハリスさん(日本語はほぼ通じません)が作ってくれるのです。旅行の2日目あたりにオーダーすれば、帰国日までには制作してくれて、デリバリー料金を払えばホテルまで直接ハリスさんが届けてくれます。
お値段はこの写真のもので70ドルくらい。デリバリー代は17ドルです(もしかしたら値上がりしているかもしれませんので参考まで)。
重要な追記:ハワイアンサインギャラリー店主のハリスさんが2016年12月16日にお亡くなりになりました。残念でなりません……。
オアフ島のガーリックシュリンプを食べ尽くした私が、最も愛しているGiovanni'sも超超おすすめです。カフクとハレイワの2店舗がありますが、Sign Galleryから近いのはハレイワ店。カフク店の方が清潔なので、そちらもおすすめです。 ハレイワ店はお昼に大混雑するので、開店直後の10時半~12時までが狙い目です。私の場合、昼食とおやつでハレイワ店とカフク店をはしごすることもあります(笑)。
そして最大のクライマックスはパパイロアビーチ。私もこよなく愛している海ガメの聖地です。お昼過ぎを狙ってください。上陸の確率が高いです。
お昼にガーリックシュリンプを食べているため、口臭はすごいことになっているはずです。おしゃれなショップにはもう入れません(笑)。
パパイロアビーチからロングドライブで東海岸の美しい風景を堪能し、蟹カレーが絶品のベトナムレストラン『Bac Nam』まで直行しましょう。ここなら口臭があったって大丈夫。海帰りの気楽な格好でも大丈夫。気取らず食べられます。BYOB*1なので、お酒を飲む人は近くのガソリンスタンド併設のスーパーでビールを買いましょう。
ノースショアで時間が遅くなってしまった場合は、東海岸回りではなく、オアフ島の真ん中を突っ切るH2で帰ってきてもいいです。
実弾射撃でヒャッハー! ガンシューティングコース
ガンシューティングコース
07:30 徒歩で出発
08:00 Hau Tree Lanaiで朝食
09:15 Hau Tree Lanai出発 ホテルへ
11:00 ホテル出発 車でDiamond Head Market & Grillへ スコーンなど買う
11:50 ココヘッドガンクラブで実弾射撃 おやつにスコーン
15:00 ガンクラブ出発(15時で閉場となる)
15:20 Baileys Antiquesで買い物
15:50 アラモアナセンターで買い物
17:00 アラモアナセンターに車を置いたまま徒歩で出発
17:10 Kickin Kajunでエビとカニ
19:00 出発 徒歩でアラモアナセンターへ 車でホテルへ
オアフ島の朝食No.1とも言える、『Hau Tree Lanai』でエッグベネディクトを食べましょう。ちなみにここは、朝食といえども予約が必須です。ワイキキビーチからは少し距離がありますが、朝の散歩も気持ちいいですよ。 ホテルに戻ったら改めて車で出発し、『Diamond Head Market & Grill』で、有名なブルーベリーチーズクリームスコーンをお持ち帰りします。
実弾射撃って、なかなかやったことある人いないですよね? やっても室内射撃場がせいぜいじゃないですか? ココヘッドガンクラブでは400mレンジでライフルの精密射撃ができます。AK-47も、M-16も、コルトパイソンも撃てます。貴重な体験ですから、一度はやってみてほしいですね。予約必須で、ちょっとお値段も高いですが。
ここは米軍やホノルルの警察もプライベートで練習に来る場所です。自分たちの写真撮影はもちろんOKですが、隣のブースの人物は写さないようにしてください。怒られちゃいます。
ココヘッドから戻ったら、アロハシャツやアンティークのお店『Baileys』を冷やかし、アラモアナセンターでお買い物。車はアラモアナセンターの駐車場に置きっぱなしのまま、徒歩で『Kickin Kajun』へ。ルイジアナスタイルのケイジャン料理を食べます。海老や蟹を手づかみで食べるんです。これ、結構盛り上がりますよ。ただし、服が汚れるかもしれないので、ラフな格好が必須です。ここもBYOBです。
早い時間にホテルに戻ってくるので、カラカウア通りでお買い物もいいですし、金曜日ならヒルトン前の花火を見にいってもいいでしょう。体力もほとんど使わずに済むコースです。
絶景に次ぐ絶景 カイルア1日コース
カイルアとラニカイトレイルコース
08:00 出発
08:30 ヌアヌパリ展望台
09:00 Boot'S & Kimo's 到着
10:00 Kalapawai Marketで軽いテイクアウトと飲み物
10:30 ラニカイトレイル→11:00 山頂→11:30下山
カエレプルDr.の右側、カイオレナDr.の右側は駐車可能
12:00 カイルアビーチ、ラニカイビーチ
16:30 Whole Foodsでフルーツなど買い物
17:30 カイルア出発 東海岸を通ってワイキキへ
18:30 ホテル着
19:00 出発
19:30 義経で和食
カイルアに行くなら、パリ・ハイウェイを側道に出るとたどり着くヌアヌパリ展望台を絶対に外さないでください。ここはオアフ島No.1と言っていい絶景ポイントです。
パンケーキのド定番『Boot's and Kimo's』でマカダミアナッツソース・パンケーキを。結構重たいので食べ過ぎ注意です。また、ここは現金しか使えないので注意。
トイレルに備えて『Kalapawai Market』でテイクアウトのサンドイッチや水を買っておきます。特に、水は重たいでしょうが、1人2本以上は持っていかないと途中でぶっ倒れる可能性があります。20代の人なら苦もなく登れると思いますが、普段運動不足の30代以上の人は要注意。結構きついです。しかし登り切ればそこには絶景が……。
第二次世界大戦時、トーチカとして使っていた所の屋根に登り、この絶景を見ながらサンドイッチを食べてください。ラニカイトレイルは少し入り口などがわかりにくいので、カズ旅さんの記事を参考に。ものすごくわかりやすく行き方を教えてくれます。
帰りはくたくたでしょうから、Whole Foodsでテイクアウトのデリを買ってホテルで食べるもよし。体力がまだ残っているなら、ワイキキビーチの端っこまで歩いて、ワイキキパークショア内の『義経』で和食はどうでしょう。ホッとすること間違いなしです。
体力温存&近場で安心 ハナウマベイコース
ハナウマベイコース
05:45 ホテル出発 徒歩
06:00 ロイヤルハワイアン Surf Lanaiで朝食
07:00 ホテル着
07:30 出発 Hanauma Bayへ
08:00 Hanauma Bayでシュノーケリング
11:00 出発
11:10 Halona Blow HoleとEternity Beach(Hālona Cove)
12:00 Kona Brewing Co.で軽くピザ
13:30 ワイキキ着
17:45 出発
18:00 Wolfgang's Steakhouse か Ruth's Chris Steakhouse でがっつりステーキ
19:45 Outrigger Reaf 前の堤防でヒルトン花火(金曜日のみ)
ロイヤルハワイアンやハレクラニは少し格式が高くて気後れしてしまうかもしれませんが、朝食ビュッフェならお気楽です。一人40ドル近くにもなりお高いですが、 「いつか泊まってやるぞ」と気合い入れていきましょう。
火山活動によってできた風光明媚なビーチ、ハナウマベイはワイキキから車で30分。あっという間にたどり着けます。
火曜日は清掃日でお休みなので避けてください。駐車場はすぐに埋まってしまうので、早い時間に行くことをおすすめ。それと、入場料が必要で、入る前にはビデオを見せられます。ビーチ前のセンターには有料レンタルのシュノーケリングセットや、有料ロッカーもあります。
ここでのシュノーケリングは安全で、いろんな魚が見られてとても楽しいです。マングースがビーチの後ろの林からちょろちょろ顔を出すのもかわいいですよー。その後は定番のハロナ潮吹き岩を見物。その横のエタニティビーチは崖から降りていくことが出来ます。
お昼は、ハワイ地ビールのKona Brewing Co.で軽くピザはどうでしょうか。ハナウマベイからすぐ近くにある、ココマリーナセンターというモール内にあります。目の前に停泊しているヨットを眺めながらの昼食は優雅な気分になれます。運転手じゃなければ、是非ここでWailua Wheatという地ビールを飲んでみてください。きっと感動するはずです。本当に美味しいですよ。
午後早めにワイキキに戻ったら、のんびりするもよし、ショッピングするもよし。ワイキキビーチでもう一泳ぎするもよし。
見つけにくいだけで、ワイキキビーチにも実は海ガメがたくさんいます。よーく水面を見てみてください。呼吸をしに水面に顔を出すのが見えますよ。シェラトンの高層階あたりに泊まると、海ガメが泳いでいるのがたくさん見つけられます。でも海に入っていると水面の反射があるため、全然気付けないんですよね。
ディナーは超有名高級ステーキ店『Wolfgang's Steakhouse』か、『Ruth's Chris Steakhouse』でがっつりいきましょう。どちらもおすすめですが、Ruthの方が少し落ち着けるかもしれません。Wolfgangは見渡す限り日本人ばかりです(笑)。どちらも予約が必須です。また、どちらもランチやハッピーアワー(ディナー前の時間)ではリーズナブルに食べられます。
金曜日の20時からはヒルトン前で花火が打ち上げられます。ヒルトンまで行ってもいいですが、アウトリガーリーフ前の堤防から見てもとてもキレイです。20分前くらいから堤防に陣取って待ちましょう。
カイルアやノースショア、ハナウマベイには自力で行こう
今回紹介したコースは、どれもオプショナルツアー料金なしで自力で行けるところばかりです。オプショナルツアーにお金をかけるなら、自力では絶対たどり着けないところを狙ってください。たとえば、セスナ機による遊覧飛行や、潜水艦ツアー、船に乗っていくサンドバー、ディナークルーズ、ホウェールウォッチング等々ですね。
また、レンタカーでいろいろなところを廻るなら、予定通りに動く必要はありません。途中で気になるところがあったら、どんどん車を降りて、自分の足で探索することをおすすめします。そうやって見つけた場所が、自分だけのハワイの思い出になるんですよね。
まだまだ、ハワイのおすすめスポットは山ほどあるんですが、今回はこの辺で。是非自分なりのハワイを発見してください。
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*1:Bring Your Own Bottleの略。ハワイはアルコール提供の免許が厳格なので、持ち込みOKの店がたくさんあります。