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【朗報】ANAホノルル線史上初のフルフラットシートがついに実現!!

最終更新日:2016年8月25日

 

2016年4月より、ANAの羽田-ホノルル線は機材がB787-8となり、以前とは比べものにならないくらい快適なシートになりました。私自身も今年の7月、B787-8のビジネスクレードルに乗り、快適さを満喫してきたばかりです。B787-8投入の経緯については以下の記事を参照してみてください。

 


ところが、機材変更したばかりの羽田-ホノルル線が、またしても変更になりました。2016年10月30日から、B787-9(246席仕様)が投入され、ついにANAのホノルル線史上初のフルフラットシートが実現するのです! コメント欄から情報をくださった「通りすがりのハワイ好き」さん、本当にありがとうございます。コメントをいただいていなかったら私では気づけませんでした。

 

10月29日以前と12月29日以降の機材

10月29日と12月29日の機材

 

往路10月29日の機材名に注目してください。B788と表記されています。これはB787-8のことですね。私も今年乗った240席仕様のもので、ビジネスクラスのシートはANA BUSINESS CRADLE。復路12月29日はなぜかくたびれたB767となっています。これについては後述しましょう。

 

ANA BUSINESS CRADLE

 

これが4月から投入されているB787-8のANA BUSINESS CRADLEですね。B767の地獄シートよりは快適ですが、フルフラットには遠く及びません。

 

B787-9投入時期は10月30日から

コメント欄からいただいた情報を元に、私の方でも正確な日付の裏取りを行ないました。2016年8月19日時点での羽田-ホノルル線で、B787-9が確定しているのは、2016年10月30日(日)~12月28日(水)までとなっています。

 

(記事の最後に追記してありますが、羽田ーホノルル線はその後2017年8月15日(水)までフルフラット機材B787-9が確定しています。その後もずっと継続の可能性が非常に高いです。)

 

2016年10月30日から12月28日までの機材

 

往路、復路とも、機材名は788ではなく、B787と表記されています。シートマップのリンクを確認すると……。

 

ANA公式サイトにあるB787-9(246席仕様)のシートマップ

B787-9(246席仕様)のシートマップ

 

やりました! ANA BUSINESS STAGGERED! 互い違いに座席が配置されているため、トイレのために席を立つとき、どの席からも隣の人に迷惑をかけずに通路に出られるという、いわゆる「全席通路側」ですね。

 

また、注目すべきは8列目の真ん中2席。ここだけパーティションが可動式のため、カップルでも会話がしやすいという造りになっています。これは欧米のドル箱路線で使われているフラッグシップ機B777-300ERにもない新機構です。

 

246席仕様のビジネスクラスは40席。プレミアムエコノミーはこの後ろに2列14席あります。上級会員なら、プレミアムエコノミーへの無償アップグレードを期待するという手もありますよね。特に今は機材変更が決定したばかりですから、プレミアムエコノミーの存在を知る人が少なく、満席になる可能性も低いと思われます。

 

B787-9のフルフラットシート

 

待望のフルフラットシートがこちら。全て夜便で、なおかつ現地の早朝に到着するホノルル線にとって、フルフラットで眠れるメリットは計り知れません。

 

B787-9のシート機能

 

大型テーブル、大型サイドテーブル、パソコン電源、収納スペース、USB端子、18インチタッチパネル式大型液晶ワイドスクリーン、Don't Disturbライト等、装備も完璧。

 

やっとANAのハワイ旅行が快適になります。いやー、本当に感無量。2019年のエアバスA380投入までは我慢するしかないとあきらめていましたが、やってくれました。ANAの英断に拍手したい気持ちです。

 

唯一残念なのは、この期間中の羽田-ホノルルのチケットを私が持っていないことです!  もうこれに乗るためだけに行くべきですかね!?  それくらいの気持ちです!

 

12月29日以降の機材はどうなるのか

ところで、2016年12月29日以降の羽田-ホノルル線機材は、なぜかおんぼろB767に逆戻りしていることは前述の通りです。これに関しては、恐らく「一時的な表示」に過ぎないと思っています。

 

4月にB787-8が導入された時も、やはり、ずっと先の機材はB767と表記されていたんですよね。しかし、再びおんぼろ機材に戻ることはなく、ずっとB787-8のまま運航が続けられています。恐らくこれと同様に、2019年のA380導入までは、羽田線はこのままB787-9の運航となると思われます。

 

しかし、こうなると成田-ホノルル線との差が異常に大きくなってしまいますよね。成田便ではいまだに悪評高いB767が使われています。「羽田は天国 成田は地獄」では洒落になりません。羽田便でのフルフラット導入からそれほど間をおかずに、成田便でもB787の固定化が進むのではないかな、とにらんでいます。勝手な推測ですが。

 

まとめ

他社のほとんどがホノルル線にフルフラットシートを導入しているなか、最後までおんぼろ地獄シートを貫いていたANAですが、ついに2016年、最新機材のフルフラットシート投入で汚名返上を狙うようです。2019年に控えるエアバスA380投入までのつなぎとして、B787-9はしっかり役目を果たしてくれるでしょう。

 

成田便にも早く投入してもらいたいものですね。

 

2016年8月25日追記

NH185とNH186の羽田-ホノルル線は、2016年12月29日までB787-9となっていましたが、その後期間が大幅に延長され、2017年8月15日まで、フルフラット機材B787-9が確定しています。今後、2019年のエアバスA380導入まで、羽田ーホノルル線はずっとB787-9での運航になると見ていいでしょう。

 

時期によって変わっていたり、まだ変わっていなかったりするのですが、成田ーホノルル線のNH184とNH183(成田2便のうち、時間が早いほう)もビジネスクレードルのB787-8に機材変更されています。これも恐らくずっと継続でしょう。

 

現状、2,016年中は同一路線にB767(おんぼろ)とB787-8(クレードル)とB787-9(フルフラット)の3つの機材が混在することになっており、当たり外れの差が尋常ではありません。近日中に成田便のB767の方も機材変更されるとは思うのですが、万が一ということもありますから、成田便NH182とNH181は避けておいた方がいいかもしれません。

 

 

ANA公式の発表はこちらをご覧ください。

 

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