先日、「プライオリティパスでユナイテッド航空のラウンジが使用不可に」という改悪ニュースがありました。プライオリティパスについてはやじり鳥さんのところが非常に詳しいです。
日本において、プライオリティパスを低コストで入手するには、楽天プレミアムカードの保有が鉄板です。年会費1万円+税で世界各国の空港ラウンジが利用できるため、ホルダーも増える一方だったと思われます。その多さが仇となって、ユナイテッドのラウンジが使用不可になるという事態になったと推測できるわけですが。
本来なら自社の優良顧客、上級会員だけに解放したいラウンジが、クレジットカードに年会費1万円を払っているだけの人たちに占拠されたら、顧客へのサービスクオリティが下がるのは避けられませんからね。
ラウンジに関するもうひとつの改悪ニュース
航空会社のラウンジ利用に関して、似たような改悪ニュースがありました。はてなブログでは珍しい、クレジットカード特化ブログの「クレジットカードの読み物」さんの記事です。時期的には、プライオリティパスによるユナイテッドの利用不可というニュースよりも少し前に行われた改悪です。
アメリカン・エキスプレス・プラチナカードに事実上付帯していたワンワールドの上級会員資格が終了とのことです。これにより、アメリカン・エキスプレス・プラチナカードホルダーなら今まではエコノミークラスでも利用できていたJALのラウンジが利用できなくなりました。JALのラウンジ、素晴らしいですよね〜。ANAよりもいいと思います。
ただ、アメリカン・エキスプレス・プラチナカードは、プライオリティパスとは事情が全く異なります。なんせ年会費13万円+税です。これだけの高額年会費を支払う人たち(将来優良顧客となり得る人たち)に対しても、「うちのアライアンスに乗ってない人にはラウンジ利用はさせないよ」という方針が取られたということになります。
この流れは、ANA SFCやJAL JGCに対しても少なからぬ影響があるのではないかと思われます。ニュースソースを失念しましたが、「ANAは上級会員資格を簡単に与え過ぎている」とスターアライアンスから睨まれているという話もありましたし。
航空会社ラウンジは一度使ってしまうとカードラウンジには戻れない
それにしても、一度航空会社の豪華なラウンジを経験してしまうと、空港ロビーの固い椅子や、カードラウンジの無料ソフトドリンクくらいでは我慢ならなくなってしまうんですよねえ。たとえ多少の混雑があってもです。自分も、毎年の旅行でのラウンジ利用はかなり楽しみにしていることの一つです。ビール飲み放題だし、食事も美味しいし。
写真は今年の2月末に行った成田のJALサクララウンジの様子です。酒飲みにはたまりません。