ANAとマイルのパパじゃない

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ユナイテッド航空マイレージプラスがまさかの大改善

「とにかくめんどくさいことは一切やりたくない。ポイントサイトなんてめんどくさい。クレジットカードで日々決済するだけで勝手に貯まるマイルで飛行機に乗りたい」という人に人気のユナイテッド航空マイレージプラスからビッグニュースが入り、陸マイラー界隈が騒然としてます。

 

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ユナイテッド航空マイレージプラス会員に向けたメールから引用。
マイレージプラスではこの度、提携パートナーのANAを利用する日本国内線の特典航空券の引き換えに必要なマイルを大幅に引き下げました。2015年6月2日より、飛行距離が800マイル以下の国内線の区間は片道につき5,000マイル飛行距離が801マイル以上の区間については片道につき8,000マイルで特典航空券とお引き換えいただけます。
東京からご出発の場合、800マイルを超える区間は沖縄(那覇・石垣・宮古)のみとなり、ほとんどの区間は5,000マイルで特典航空券のご利用が可能です。
 
ついこの前まで片道1万マイルという大改悪で地に落ちていたUAの評価が180度変わりましたね。
 

ANA国内線特典航空券はUAマイルを使った方がお得に

ANAマイルを使ったANA国内線特典航空券の場合、ローシーズンこそ同条件の片道5,000マイルですが、レギュラーシーズンは6,000マイル、ハイシーズンは7,500マイル必要です。これに対してユナイテッドは通年で片道5,000マイルとなるため、沖縄路線を除くほとんどの国内線特典航空券は、UAマイルを使ってANAの特典を取るほうが断然お得という形になりました。

UAマイレージプラスはクレジットカード決済がマイル還元率常時1.5%となり、マイル有効期限がないため、長期に渡りこつこつと貯めている人が多い印象があります。
 

ANAマイラーにも影響があるかもしれない

今後はUAマイラーによる国内線特典航空券の取得が一気に増加することが予想され、ANAマイラーとしては国内線特典が 少し取りにくくなるかもしれません
 
しかし当面、わざわざ貯めるところをANAマイルからUAマイルに乗り換えるまでの話ではありません。ポイントサイトからの移行が事実上封じられているも同然のユナイテッド航空マイレージプラスの場合、結局のところクレジットカード決済でマイルを貯めるしかなく、ANAのように大量に貯めることは不可能だからです。
 

ポイントサイトからUAマイルへの交換はレートが悪い 

PeX100万ポイントをマイルに移行したとき、ユナイテッドのマイレージプラスとANAマイルではどれだけの差が出るか見てみましょう。
 

PeX→UAマイル 22,500マイル

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PeX→ANAマイル 90,000マイル

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現金価値にして10万円相当の100万PeXは、ANAに交換すれば90,000マイル。しかしユナイテッドマイレージプラスに交換すると、たったの22,500マイルにしかなりません。このレートで交換をするなら、PeXから銀行振込で10万円に現金化した方がいいのは明白です。だからUAマイルの場合は、ポイントサイトは使わず、カード決済で貯めるしかないのです。

 
しかし還元率1.5%のマイレージプラスセゾンカードを駆使しても、年間20万マイル貯めるには、なんと1,300万円ものカード決済が必要になってきます。
 
それに対して、ANAマイラーであれば1円もお金をかけずに、1回も飛行機に乗らずに、年間20万マイルを達成することは決して不可能ではありません。
 
クレジットカードではUAマイルを貯め、ポイントサイトではANAマイルを貯めるという戦略は少しいいかもしれませんね。
 

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