注意! 2015年12月14日に、ちょびリッチの「ちょびっと買取」は終了したため、この方法は使えなくなりました
ネット通販といえばAmazonか楽天、そしてYahoo!ショッピング。特にポイントの貯まりやすさを優先して、楽天やYahoo!ショッピングを利用している人は多いと思います。確かに10店舗買い回りなどのマラソンはかなりの大量ポイントを生みますよね。
この2つの総合通販サイトで貯まるポイントは楽天ポイントとTポイント。どちらもANAマイルには直接交換できますが、JALマイルには交換できません。ANAマイラーにとっての大きなアドバンテージのひとつです。しかし、本当にこの2つのポイントは、ANAマイルに直接交換してしまっていいんでしょうか?
今回は、もっと高い交換率で、期間限定ポイントさえもANAマイルに交換する方法を解説します。
どちらもANAマイルへの直接交換レートは0.5倍
いつも大活躍のポイ探で調べると、交換ルートとして出てくるのはこの1つだけ。10,000楽天ポイントは、5,000ANAマイルとなります。Tポイントも同様。
半分に目減りしてしまうため、非常に損をしている気がします。ただし、マイル価値を2円以上にする使い方をすれば、この目減りは相殺が可能ですよね。できれば国際線ビジネスクラス特典航空券を取得することで、マイル価値を4円以上にしたいところです。そうすれば目減りは全く気になりません。
「いや、自分の場合は国際線ビジネスクラスを狙えるほどマイルが貯められない。どうしても国内線特典航空券を取らざるを得ない」という人の場合、マイル価値が1.5円程度になってしまう場合があるため、楽天&Tポイントのマイル化は躊躇せざるを得ません。
期間限定ポイントの問題もある
また、楽天もYahoo!ショッピングも、現在は期間限定ポイントという制度を導入しているため、これに関してはマイルへの交換ができません。
2012年頃までは期間限定ポイント制度は存在していなかったので、Yahoo!ショッピングでは還元率35%のTポイントが、そのまま全部ANAマイルに交換可能で、17.5%という破格のマイル還元率を誇っていました。古き良き時代の話です。
この「0.5倍という交換レートの低さ」「期間限定ポイント」という2つの問題があるため、楽天ポイントは楽天で、TポイントはYahoo!ショッピングでそのまま使ってしまうということになりがちなんですよね。
私自身、10万Tポイントを貯めたとき、ANAマイルに交換すべきか、それともヤフーでデジタル一眼レフを買うことにするか、さんざん悩んだ末にカメラを買ったということがありました。いまだにどちらが正解だったのかわからない、モヤモヤした気持ちが残っています。
アイデアというのは、複数の問題を一気に解決するものである
ところで、スーパーマリオの生みの親、宮本茂さんの有名な言葉に「アイデアというのは、複数の問題を一気に解決するものである」というのがあります。今回紹介する方法は、陸マイラーブログ『陸マイラー弁護士,空を飛ぶ』のrickbenflyerさんから教えていただいた、2つの問題を一気に解決する"アイデア"です。下記リンク先を読んでいただくのがいいんですが、当ブログでも重ねてご紹介します。
ポイントで商品券を購入すれば、期間限定ポイントの問題は解消される
楽天とYahoo!ショッピング、どちらでもいいので、ポイントを貯めている方の商品検索から「VJA」あるいは「VJAギフトカード」を検索します。Yahoo!ショッピングの方が安かったので、Tポイントを貯めこんでいる人はラッキーですね。
三井住友の商品券、額面1,000円のVJAギフトカードが1枚1,020円ほどで購入できます(楽天だと1枚1,100円くらいでした)。楽天でもYahoo!ショッピングでも、支払い方法は2種類しかありません。
- ポイント
- 銀行振込
つまり、クレジットカードでこの商品券を買うことはできないんですね。当たり前です。クレジットカードショッピング枠の現金化という、カード規約違反に手を貸すも同然になってしまいますから。
その代わりに、楽天ポイントや、Tポイントで買うことができるんです。もちろん他の多くの商品と同様、通常ポイントと期間限定ポイントの区別はありません。その両方を組み合わせて買うことができます。これで期間限定ポイントがマイル化できないという問題は解決しますね。
購入した商品券はちょびリッチの買取で再度ポイント化
当ブログのバイマイルの記事でも紹介した、ちょびリッチの買取システムを使って、商品券を買い取ってもらいます。
ちょびリッチの「ちょびっと買取」では、VJAギフトカードやJCBギフトカードを95%の高率で買い取ってくれます。
先ほどのYahoo!ショッピングでTポイントを使ってVJAギフトカードを10枚買ったと想定して、計算してみましょう。
- VJAギフトカード10枚(額面1万円)を、10,290Tポイント(送料込)で購入。
- 10枚全てを「ちょびっと買取」に出すと、19,000ちょびポイントになる。
- 19,000ちょびポイントをソラチカルートでマイル化すると7,650マイルに。
直接交換では10,000Tポイントは5,000マイルにしかなりませんでしたが、Tポイント→商品券→ちょびリッチ→ソラチカルートなら、送料など少し余計な経費はかかるものの、7,650マイルになりました。送料や商品券価格を考慮した交換レートで言うと、約0.74倍です。直接交換の0.5倍よりはずいぶんよくなりましたね。
まとめ
楽天ポイントやTポイントが抱える「0.5倍という交換レートの低さ」「期間限定ポイントは交換できない」という2つの問題は、この方法で同時に解消できます。楽天マラソンなどで大量の期間限定ポイントを獲得したときは、商品券を購入することで期間を無効化し、マイル価値を考慮しつつ、必要に応じてマイル化するなり、そのまま商品券として使うなりしましょう。