ANAとマイルのパパじゃない

マイレージ、ポイント、クレジットカード、ハワイ、飛行機なんかについての陸マイラーブログ

ハワイ旅行記2 ようやく投入された新機材B787-8のビジネスクラスに搭乗

羽田-ホノルルの機窓から見た太平洋

 

私、妻、母、義妹という変則メンバーとともに、特典航空券によるANA ビジネスクラスで行く2016年夏のハワイ。いよいよ搭乗です。今回は羽田便で、待ちに待ったB787-8でのフライトだったんですが、テンションがおかしなことになっていて、肝心の搭乗レポート用の写真撮影が全くできていないということに、帰ってきてから気付きました(笑)。

 

2015年までは地獄だったANAホノルル線Cクラス

長らくANAのホノルル線はB767-300という古い機材が使われ続けていて、多くのジェットセッターから「地獄シート」と揶揄されてきました。ビジネスクラスなのに、ろくに眠れないんですよ……。

 

儲からないリゾート路線の機材更新はできるだけ後回しにして、儲かるビジネス路線にリソースを投入するというのはANAの経営判断として至極真っ当です。

 

ですが、他社は次々とこの路線にフルフラット機材を投入する中、ANAだけが地獄シートを継続していたので、もう我慢も限界! という状況だったんですよね。この辺のお話は、昨年さんざん書き尽くしました。

 

そして2019年からは、ファーストクラスを擁するエアバスA380の投入が決定し、そこまでの繋ぎとして、2016年4月から、まずは羽田を皮切りにB787-8が使用されることになったんです。

 

いやー、本当に長かった。フルフラットまでの道のりはまだまだ遠いですが、B787のビジネスクレードルでも、地獄シートよりは圧倒的に快適です。

 

B787-8の機内とフルフラット考

ホノルル線B787-8の機内

 

どこを見てもへたりの全くないピカピカの機材ですねー。ところで、フルフラットが本当に必要な路線って、どこだと思われますか?

 

航空会社のドル箱路線であるとか、長距離であるとかは、ユーザーにしてみればあまり関係ないんですよね。最も重要なことは、その便が何時発で、現地着が何時であるかってことだと思うんです。

 

B787-8のモニター

 

たとえフライト時間が8時間9時間程度であっても、朝発や昼発の便なら、フルフラットである必要はないんじゃないかと私は思っています。これに対してホノルル線は飛行時間こそ6~7時間と短いものの、夜発の現地早朝着ばかり。機内でしっかり寝られないと、体がもたないんですよね。

 

これがもしも深夜発で夜着とかだったら、現地についてすぐホテルで眠ればいいわけですけど、そうはいかないわけですから。ホノルル線こそ、フルフラットが必要な路線だと思うのです。

 

B787-8の電子シェード

 

B787になって嬉しいのはこの窓ですよね。縦長になって、外がとてもよく見えるようになりました。また、電子シェードの使い勝手も抜群です。B787で唯一気に入らないのは、GPS信号が拾えないところだけ。これは電子シェードがGPSの電波を通さなくなっているからです。以前、JGC修行でバンコクに行ったとき、同様にB787だったんですが、その時に気付きました。GPSロガーマニアとしては非常に残念です。

 

本来は機内エンターテインメントや、リモコン、椅子のリクライニング、USB端子やサイドポケットの使い勝手などを写真とともにご紹介するはずだったんですが、ラウンジでさんざん飲んで、酔っ払っていたため、前述の通り全然写真がありません。SFC修行とDIA修行を通して、ずっと搭乗記はろくなものが書けた試しがないんですよね。これが酒飲みのダメなところです(笑)。

 

機内食は和食をチョイス

機内食で出されたシャンパン

 

シートベルト着用のサインが消えて、すぐに機内食のサービスが始まりました。SFC&DIA修行でかなりの回数、国内線プレミアムクラスに乗り、やはり機内での最初の一杯はスパークリングワインが気分だなと常々思っていて、今回もそうしたんですが、さすがは国際線ビジネスクラス。いわゆるスパークリングワインではなく、ちゃんとしたシャンパンなんですねー。シャンパーニュ・カナール・デュシェーヌ・キュヴェ・レオニー・ブリュット。

 

銘柄言われても何がなんだかよくわかりませんけど、本物のシャンパンだー! というだけで気分がアガります。でも、どのアルコールを頼んでも、最初のおつまみがあられというのはどうなんでしょうね。あられとシャンパンって、合うんですか? よくわかりません。

 

羽田-ホノルル線機内食 洋食

羽田-ホノルル線機内食 和食

 

妻は洋食を、私は和食をチョイス。正直に申し上げて、食べたという記憶があまりありません(笑)。これを食べている時点で既に意識は朦朧としており、後から聞いたところによると、「食べ終わった直後から死んだように眠っていた」そうです。トイレに立つことすら一度もなく、そのまま現地着まで爆睡です。

 

私の機内レビューはいつもこんな感じになってしまうんですよねー。マイラーブログとしては失格ですけど、ハワイ旅行者としてはこれが正解なんだと思います。機内ではしっかり寝て、現地ではシャキッと目覚める。これがハワイ旅行を思いっきり楽しむ秘訣ですから。

 

羽田-ホノルルの機窓から見た太平洋

 

そんなこんなで7時間。気付けば窓の外にはこんな光景が広がっていました。いつも思います。こんな景色は、飛行機からじゃなければ絶対見られないんだよなと。飛行機、最高ですよね。マイル貯めててよかった。

 

ですが、喜んでいられたのもハワイ到着の数十分前、この時まででした……。続きます。

 

 

関連記事