2016年1月1日~12月31日までの1年間で、15万プレミアムポイント(PP)を達成したため、正式サービスが始める4月を前に、2017年度ANA「ダイヤモンドサービス」メンバーのオリジナルネームタグとダイヤモンドキットが届きました。
ハワイ旅行中に届いていたため、受け取りが少し遅れてしまいました。今回はダイヤモンドサービスメンバーになると、いったいどんなものがもらえるのかをレビューしたいと思います。
2017年度ANA「ダイヤモンドサービス」メンバー限定選択式特典
毎年、ほんの少しずつ内容が変わるメンバー限定選択式特典は2017年度の場合、こんな感じでした。
2017年度 「ダイヤモンドサービス」メンバー限定 選択式特典・ネームタグのご案内|プレミアムメンバーサービス|ANAマイレージクラブ
- ANA SKY コインコース(+おまけ)
- アップグレードコース(+おまけ)
- ミシュラン星レストランコース(+おまけ)
- IHG・ANA・ホテルズグループ宿泊・お食事コース(+おまけ)
- ビジネス&トラベル・リビング・職人の技コース(+おまけ)
- 自然保護コース
- コンシェルジュコース
最初の5つのコースは共通して「国内線・国際線共通機内販売用クーポン 20,000円分(5,000円×4枚)」、もしくは「ANA SUITE LOUNGE ご利用券 6枚」のいずれかがおまけとしてもらえます。
ANA SUITE LOUGEご利用券は、仮にヤフオクに出品すると最低でも1枚5,000円程度になるので6枚綴りだと約30,000円の価値となります。クーポンを選択する人はいないでしょう。ただし、ANA SUITE LOUGEご利用券の換金、転売は公式には認められていません。あくまでもそれくらいの価値があるということで、実際にヤフオクに出品するのはやめておき、家族や友人に譲渡しましょう。
総合的に特典価値を円換算して損得を計算すると、ほとんどの人が、1の「ANA SKYコインコース」か、2のアップグレードコースの二択になると思います。
私は2016年の修行でアップグレードポイントを64ポイント入手していたこと、アップグレードポイント自体にさほど魅力を感じていなかったこと、2017年もダイヤ修行を決意していたこと、という3つの理由から、ノータイムで1のANA SKY コインコースを選択しました。60,000コイン+ANA SUITE LOUNGEご利用券6枚は大きいですよね。約9万円の価値がありますから。
「アップグレードポイントの有効活用は非常にハードルが高い」という事については、以下の記事に詳しく解説してあります。毎年修行をするような人にとっては、アップグレードコースを選択した方がお得になる可能性も秘めています。
ただ、3月13日時点では、まだSKYコインが付与されていません。これは4月くらいになるんでしょうかね。
3月上旬に届いた郵便物
今回届いたブツの写真を解説していきます。
左はダイヤモンドサービスの内容が書かれた冊子と、ダイヤモンドのステイタスカード、そしてANA SUITE LOUGEご利用券が入っていました。ヤマトのセキュリティパッケージなので、不在だと受け取れません。右は普通郵便。こちらにはオリジナルネームタグと特別ネームタグが入っていました。
ヤマトのセキュリティパッケージを開けると、この封筒が入っています。そんな大したものではないんですから、セキュリティパッケージではなく、この封筒を普通郵便で送ってくれた方が受け取りやすいんですけどね……。
封筒を開けると、「2017」の数字が入ったダイヤモンドステータスカードと、6枚綴りのANA SUITE LOUGEご利用券、ダイヤモンドサービスの内容が書かれた冊子、ANA SFCの入会案内等が入っています。ダイヤモンドサービスの冊子は、WEBと全く同じ内容が書かれているだけなので、実質的には全く意味ありません。私の場合は既にSFCにも入会しているため、左の冊子も意味がなかったですね。
ダイヤモンドステータスカードは、基本的には使うシーンがありません。海外空港のスターアライアンス系ラウンジに入室する際、必要になることがあったりなかったりというレベルなので、ほとんどコレクターズアイテムといった感じですね。
普通郵便で来た大きな封筒には、2つの箱が入っていました。大きな箱と、少し小ぶりの箱の2つです。
ネームタグは丈夫でずっしり
少し小ぶりな箱を開けると、中にはダイヤモンドサービスメンバーのオリジナルネームタグ。10万プレミアムポイント(PP)を達成した人だけが、希望すればもらえるものですが、しっかりと「2017」という数字が刻印されているため、翌年度には使えないなあというのが正直な感想です。
大きな箱の方には15万PPを達成した人だけがもらえる、ダイヤモンド型の特別ネームタグが入っていました。併せて、オリジナルバゲージタグ2つも入っています。
10万PPタグ(左)と、15万PPタグ(右)にストラップを装着して並べてみました。こう見ると、革の質感、というか表面加工がそれぞれ違っていますね。裏面には名前が刻印されています。
どちらも中に鉄板? 鉛板? が入っているらしく、手に持つとかなりずっしりとした重量感があります。ちょっとやそっとでは折れ曲がったりしない安心感のある造りです。
ちなみにこちらは今回送られてきたものではありませんが、べっこり折れ曲がってしまっているSFCネームタグです。
「ネームタグは付けるのが恥ずかしいので、送られてきてもそのまま死蔵している」という修行僧が多いようですが、私は「せっかくもらったものを付けないなんて!」と思ったので、すぐさま旅行の時に利用したんですね。そうしたら、リモワの外周に沿って押しつけられたらしく、このように曲がってしまいました(笑)。
SFCタグは基本的に、一度しかもらえないものです。それに対してダイヤモンドタグは、達成した年度ごとにもらえるものなので、丈夫な鉄板? 鉛板?を入れるなら、むしろSFCタグの方にこそ入れてほしかったなというのが正直な気持ちです。
これ、本当後悔しているんですよねえ……。SFCタグ、もう一回もらえないかな……。
ANAダイヤモンドサービスについて
2016年7月25日に10万PPを達成し、その後11月2日に15万PPを達成しました。7月から既に7ヶ月半が経過しており、ダイヤモンド事前サービスの多くを体験しています。それらについても触れておきます。
なんといっても国際線ANA SUITE LOUNGEが素晴らしい
成田と羽田にしかないANA SUITE LOUNGEの両方を経験してきたことは、当ブログでお伝えしました。
国内線ももちろんいいんですが、やはり国際線のANA SUITE LOUNGEは格別にいいですねー。特に、ビュッフェの内容が、ANA LOUNGEより豪華になっているのが最高です。さらに羽田の深夜便なら、DINING hも利用できますし。ダイヤモンドメンバーになると、今まで以上に海外に行きたくなってしまいます。
また、ANA SUITE LOUGEに常駐しているコンシェルジュさんも非常に頼りになります。何度助けてもらったかわかりません。
ダイヤモンドサービスデスクが素晴らしい
ダイヤモンドサービスデスクにはこの半年で何度も電話をかけました。アップグレードや、航空券の予約、キャンセル、よくわからないことの質問、等々。
一度も「なかなか繋がらないなあ」と思ったことがありませんし、要領を得ない回答だったことや、問題解決できなかったこともありません。飛行機の世界って、情報量が膨大で、イレギュラーなことも、ものすごく多いじゃないですか。電話オペレーターさんのスキルも相当高くないと、ダイヤモンドサービスメンバーの質問やお願い事には対応できませんよね。
唯一、深夜帯で海外のデスクに繋がってしまったときだけ、「公式ルール上は認められているはずなのに、オペレーターさんの知識不足のせいでアップグレードポイントの前借りが認められなかった」ということがありました。逆に言うと、国内デスクに繋がる限りは、そういったことはまず起こらないと言えると思います。
特典航空券の優先が素晴らしい
SFCを入手した時点で、国際線特典航空券の取りやすさが劇的に変わったということをお伝えしてあります。
ダイヤモンドメンバーになって以降、「SFCとダイヤの特典枠の違い」についてはまだしっかりとした検証ができていませんが、やはりダイヤはさらなる優遇があるという実感は得ています。ただ、平会員からSFC会員になったときのような劇的な変化とは言えません。さらに少し、取りやすくなったかな? という程度です。
国内線座席指定の優先が素晴らしい
早めに予約した国内線普通席の場合、まず間違いなく非常口座席やバルクヘッド席が座席指定できるようになりました。これ、足元が広くて本当楽チンなんですよねー。いつもいつもプレミアムクラスに乗れるわけではありませんから、座席指定の優先はとてもありがたいです。
非常口座席の場合、膝の上に置いておける手荷物のバッグに制限があり、ある程度の大きさ以上になると、コンパートメントに入れなくてはいけなくなりますから、一長一短といったところです。
手荷物受け取りの優先が素晴らしい
預け荷物がバゲージクレームに最速で出てくるというのも非常にありがたいサービスです。
写真は、国内線空港のバゲージクレームで、一番最初に出てきた私の荷物です。ダイヤモンドメンバーがたくさんいると、その中で最も早くに預けた人の荷物から出てくるようですが、何度も何度も一番乗りを経験しました。素早く次の行動に移れるので、特に早く家路につきたい帰りの便の時は助かります。
フライトマイルが意外と貯まる
陸マイラーのマイルの貯め方に比べたらわずかなものですが、やはりダイヤモンドともなると、フライトマイルの増加分もバカになりません。ただ、これはJALの方に軍配が上がりますね。JALダイヤモンドは、ANAダイヤモンド以上にフライトマイルが貯まります。
「マイルを貯めるには、ダイヤモンドになって飛びまくるのが一番」という言説は、「(ただし、時間と大金を使う限りにおいて)」という注釈が入りますが、完全な嘘とも言い切れないなと思いました。特に国際線に頻繁に乗る人は、かなりなフライトマイルを貯められるようになります。
まとめ
2016年SFC同期修行僧の、常軌を逸した暴走(笑)に当てられて、私自身もダイヤモンドサービスメンバーとなりましたが、後悔はありません。本当に素晴らしいサービスが受けられて、大満足です。その、証となるネームタグが届いたのはやはり嬉しかったですね。恥ずかしげもなく、スーツケースに付けてみたいと思います。
まだダイヤモンドサービスで、利用したことのないサービスがいくつかあるので、今後はそちらを狙っていきたいと思います。