「つーかハワイ考えたやつ、天才じゃね?」でお馴染みテラヤマです。参考になるかどうかわかりませんが、今回は2回に分けて、私の旅程の組み方と、実際に書き起こしたハワイ旅行の“旅のしおり”を公開したいと思います。
特典航空券取得直後に旅は始まっている
ハワイ特典航空券、それもビジネスクラスともなると、競争率はハンパではありません。旅行開始355日前、特典開放直後の往復同時発券が欠かせないことは既にお伝えしている通りです。今回は、特典航空券を発券できたという前提で話をすすめますね。
皆さん、旅のしおりって作ってますか? 旅慣れた風に「現地で何をするかは、現地で決めるわ~」というのも、もちろんアリです。現地では何もせず、のんびりとホテルステイを満喫するというのもいいでしょう。でも私はどっちもダメなんです。貧乏性なので、スケジュールをパンパンに詰め込んでおかないと気が済まないのです(笑)。
旅程を組み始めるのは特典航空券を発券した直後から。丸々1年かけて、じっくり組み上げるということをここ数年ずっと続けてきました。それ自体が楽しいからです。今年はさすがにSFC修行とブログ更新が忙しすぎてサボり気味ですけどね。
日程をEvernoteのノートに書き込む
私の場合は、旅程管理にEvernoteを使っています。妻との共有・同期もしやすいので、これを使っていますが、クラウドだったら何でもいいでしょう。
昨年のハワイ旅行(2015年7月13日~20日)を例にとって説明してみます。まずはノートの最初にこんな風に書きます。
05:58 日の出19:15 日の入クラゲは7月10~12日に発生
いきなり何のことかさっぱりわからないですよね(笑)。ハワイでは日の出日の入りの時間が重要です。これをWEBから調べて予め書いておくんです。日の出とともに活動を始め、サンセットディナーを楽しむために、日の入りの1時間前には夕食の場所にたどりついておくこと。これが肝心です。上の場合、7月なので日の出が早いですね。サンセットも遅く、19時ですから、18時までは外で目一杯遊ぶことができるということになります。
そしてクラゲ。ハワイでは満月の9日後~11日後の3日間にクラゲが大発生するんです。これ、覚えておいて損はないですよ。ちょっと日付がズレたり、たいして発生しないこともあるんですが、大抵この3日間はビーチに「クラゲ注意」という看板が立って、海に入れなくなります。
月齢カレンダーというものがありますから、世界時(グリニッヂ標準時)からマイナス10時間(ハワイ時間)を設定して月齢を調べ、クラゲが大発生する3日間をスケジュールに書いておきます。というより、まずは大発生日を調べておいて、それに当たらないような日程で特典航空券を取るのがベストでしょう。今回の例では、クラゲ発生日は旅程にかぶっていません。
1日ひとつのビッグイベントを決める
1日目 7月13日(月)
ハワイ到着日
2日目 7月14日(火)
西海岸の日
3日目 7月15日(水)
焼酎波花とノースショアの日
4日目 7月16日(木)
カイルア散策
5日目 7月17日(金)
ビショップミュージアムの日
6日目 7月18日(土)
ワイメアバレートレイルの日
7日目 7月19日(日)
帰国日
まずはその旅行で「これはやりたい!」というビッグイベントを決めます。2015年7月の私の場合、まずはハワイアン焼酎波花の購入ですね。それと、人生初の西海岸にも行ってみたいと思っていました。
土曜日には毎年必ずノースショアに訪れます。土曜日だけ食べられるフリフリチキンが出店するからです。それを軸として、一度も行ったことがなかったワイメアバレーを訪れることにしました。波花購入とフリフリチキンで都合2日間ノースショアに行くことになりますが、だいたいいつも2日間ノースショアというパターンが多いです。
これで大まかな旅程ができあがりです。
食べたいもの、食べたい店をリストアップ
上の記事でも書いたんですが、大事なことなのでもう一度言います。鉄則です。
旅行で最も大切なことは、素敵な場所で、美味しいものを、ちょうどお腹が減った時間に食べること。
そのためにはリサーチが必要です。しっかりと下調べをして、「この店で食べてみたいなー」というところを、片っ端からリストアップしていくのです。ハワイ旅行記を書いているブログを読み漁ってもいいですし、ガイドブックを斜め読みしてもいいでしょう。
「〇日間しかないのに、こんなに食べられるわけないよ」というくらい、たくさんリストアップしておきます。朝食候補、昼食候補、夕食候補と3つに分けて。Google Mapへのリンクも張って。
これを、それぞれの日に適宜配置していくことになります。移動ルートとビッグイベントの場所を考慮すると、必然的に行ける店は限られてきますよね。同様に、買物をしたい店、覗いてみたい店もリストアップしておき、適宜配置していきます。
スケジュールを組む順番
- 1日ひとつのビッグイベントを配置
- 食事する店、買物したい店を片っ端からリストアップ
- ビッグイベントに合わせて、地図とにらめっこしながら店を配置
- 途中で寄れそうな観光スポットを適宜配置
こういう順番で各日のスケジュールを組んでいきます。ビッグイベントと食事するところは曜日も気にしておきます。
たとえば先ほどの例で出した、ノースショアのフリフリチキンは土曜日しか出店しませんから、他の曜日に配置することはできません。KCCファーマーズマーケットも土曜日ですね。金曜日の夜だったらヒルトンの前で花火が見られますから、それを狙うなら金曜日は早めにワイキキに戻っている必要があるでしょう。また、ハナウマベイに行きたいなら、清掃で休業となる火曜日は避ける必要があります。
私の場合、パパイロアビーチで海ガメ観察するのが大好きなので、海ガメ上陸の可能性が高くなるお昼過ぎの時間帯が、干潮となる日付を選んでノースショアに行きます。曜日どころか、潮位まで気にしてるのです(笑)。
こういった、どうしても動かせないイベントから日付を割り振っていくことになります。
ハワイ旅程モデル
こうして出来上がった2015年夏ハワイ・旅のしおりが以下。ちょっと長いですが。
1日目 7月13日(月)到着日19:00 出発20:00 羽田空港到着22:55 NH186出発(7時間45分)11:40 ホノルル到着12:40 ダラーレンタカー借り出し13:30 Nico's Pier 38でポケボウル14:30 La Tour Cafeでマカロン(Nico'sから徒歩)15:30 Kona Bay Hawaiiでアロハシャツ16:00 Luana Waikikiにチェックイン16:30 Yard Houseでビール18:30 高橋果実店2日目 7月14日(火)西海岸の日07:00 ホテル出発07:30 アサヒグリルでオックステールスープ08:20 出発09:30 マカハ、ワイアナエ、マイリ、ナナクリをビーチホッピング12:30 アウラニ、アマアマでランチ13:30 出発14:00 Ewa Beach Parkアラモアナセンター? キックスハイ? Whole Foods?17:00 ホテル着17:40 ホテル出発18:00 レアレアトロリー・ディナーライン・EASTに乗る(少し早い時間に並ぶ?)18:37 12th Ave.到着19:00 12th Ave. Grillでディナー21:37 レアレアに乗る。30分後が終発22:00 ロイヤルハワイアンセンター22:15 ルアナ帰着3日目 7月15日(水)焼酎波花とノースショア08:00 ホテル出発09:00 出発10:00 Hawaiian Shochu Companyで波花を受け取り11:00 ジョバンニでガーリックシュリンプ18:00 デュー・ドロップ・インで中華(BYOB)4日目 7月16日(木)08:40 ホテル出発09:00 Ono Seafoodでポケボウルアンクルクレイズでシェイブアイス?kalapawai cafe&deli?タイムススーパーマッケットのプレートランチ?Whole Foodsで夕飯買う?Kona Brewing?5日目 7月17日(金)ビショップミュージアムの日08:10 ホテル出発08:30 Hau Tree Lanaiで朝食09:40 出発10:00 ビショップミュージアム着10:30 館内案内(日本語、30分)12:45 プラネタリウム(日本語、30分)13:15 出発もう一度ビショップ? ハワイ大学? 買い物?18:15 ザ・カハラのプルメリアビーチハウスでクラムベイク20:15 Whole Foodsでバナナとピーナッツバター6日目 7月18日(土)ワイメアバレートレイルの日08:30 ホテル出発09:30 Ray's Kiawe Broiled Chickenでフリフリチキンハレイワアートフェスティバルやってる。サーフンシーのちょっと先10:30 ワイメア・バレートレイルワイアルアベーカリーで軽食?18:00 バクナムで蟹カレー7日目 7月19日(日)帰国日11:30 ホテルチェックアウト 荷物置いておく12:00 Restaurant Suntoryでスペシャルランチ($13.5)(土日は12時から営業)15:50 ホテル出発16:30 ダニエル・K・イノウエ空港(ホノルル空港)到着17:10 空港内Kona Brewing18:50 NH185出発(8時間25分)8日目 7月20日(月)22:15 NH185羽田到着
これを「細かすぎる!」と思うか、「意外とおおざっぱだな」と思うかは人それぞれだと思うんですが、私としてはかなりおおざっぱに作っているつもりです。4日目なんか、何をするかろくに決めていませんしね。
とにかく重要なのは、絶対に動かすことができないイベントと、食事の場所から決めていくこと。その隙間を、時間と距離が許す限り、別な事で埋めていくということです。
実際現地ではスケジュール通りに消化できることはほとんどありませんし、途中で何か気になるものを見つけたら予定を変更することもしばしばです。でもおおざっぱにイベントと食事が決まっていれば、「さて、次は何をしよう」と迷うことなく楽しくすごせるんですよね。
ちなみにスマホから見ると分かりにくいですが、上の旅程では、店名や地名の部分にGoogle Mapへのリンクが張ってあります。スマホにGoogle Mapアプリがインストールしてあれば、タップで立ち上がりますから、そのまま使うこともできます。
また、食事の部分は色を緑に変えてあるので、何時に何を食べるかは一目瞭然となっています。
実際の2015年夏のハワイ旅行は以下のリンクにまとまっていますから、“旅のしおり”と対比しながら読んでもらえると、「なるほど」「ここは予定と違っているな」と思ってもらえるかもしれません。
次回は、私が今までに組んだスケジュールの中から、1回のハワイ旅行まるごとではなく、「こんなコースで1日遊べるよ」という1日単位のスケジュールをご紹介したいと思います。楽しい場所、美味しい店の参考にしていただくのもいいですし、「旅程考えるのめんどくさい!」という人であれば、1日コースをいろいろ組み合わせて使っていただくのもいいかもしれません。