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東京ディズニーシー・ホテルミラコスタ 予約からチェックインまで注意点まとめ

最終更新日:2017年6月13日

ホテルミラコスタ ロビー

 

2017年5月某日、東京ディズニーシー・ホテルミラコスタに宿泊してきました。世の中には1年365日パークに通うというブログもあったりします。私自身はディズニーにあまり興味がある方ではないんですが、そうであるからこそお伝えできることがあるように思います。

 

今回はマイルとも飛行機とも特に関係ありませんが、ホテルミラコスタの魅力と、知っておくべき注意点を、初めてミラコスタに泊まろうと思っている人向けに解説したいと思います。

 

マイル&ホテルと相性のいい趣味

陸マイラーとホテル修行はとても相性がいいことは皆さんご存知かと思います。マイルの貯め方を覚え、飛行機代が無料になったり、航空会社上級会員になったりすると、今度は「いつもより少し豪華なホテルに泊まりたいな」「ホテルの上級会員って、飛行機の上級会員とどう違うんだろう?」と興味が広がっていくんですよね。

 

こうして私もホテル上級会員の入り口、SPGアメックスの発行に至ったわけです。さらにもうひとつ、このマイル&ホテル趣味と、とても相性のいいものがあります。それがディズニー。

 

私も例に漏れずTwitterで多くのマイラーの皆さんと繋がっていますが、タイムラインを見渡すと、ディズニー好きの方やディズニーブログをやっている方がたくさんいらっしゃいます。「マイル & ホテル & ディズニー」がひとつのジャンルとして成立するんじゃないかと思うレベルです。

 

ホテルミラコスタとは

パーク内から見るミラコスタ

 

東京ディズニーシーに併設されているホテルミラコスタは、世界初のインパークホテルとして有名です。パークと別に建てられているのではなく、パークの一部として、パーク内に建設されています。

 

そのため、ディズニーシーの景観の一部として溶け込むように、イタリアの街並みを忠実に再現してあり、オリエンタルランド直営のディズニーホテルの中でも別格の感があります。

 

私は最初、ミラコスタのポルトフィーノ側の壁の一部を見て「なんだ、この窓、ただの絵じゃん。だまし絵じゃん」と手抜きを疑ってしまったんですが、これはそうではなくて、現地でも同じように壁に窓のだまし絵を描いてあるんだそうですね。いやすごい。そこまで忠実にやるかという感じです。

 

日本人に限らず、世界中のディズニーファンが、このインパークホテルに一度は泊まってみたいと思うのは当然ですよね。そのため、予約争奪戦は想像以上に熾烈です。

 

ホテルミラコスタの予約はどうすべきか

ホテル宿泊のみの予約の場合、ネット予約開始時期は5ヶ月前の同一日11:00から。しかし恐ろしいことに、この方法で土日の予約を取るのはほぼ不可能です。さらに早く予約が出来る、『バケーションパッケージ』だと、6ヶ月前の同一日11:00からとなっています。 

 

ミラコスタは特に人気が高く、あっという間に予約が埋まるので、バケーションパッケージで6ヶ月前に予約するのが基本だと思われます。バケーションパッケージというのは、ホテル宿泊と、シーとランド、2パークの行き来が可能なチケット、ファストパス、食事、ショーの予約などがパッケージされている旅行商品です。お好みに合わせて、必要なオプションを選ぶような感覚ですね。

 

私が予約をしたのは宿泊日の約4ヶ月前。いや、知らなかったんですよ。そんなに予約争奪戦が熾烈だとは。そのため、人気のある部屋はほぼ満室。残っているのはとんでもない値段のスイートだけでした。妻の誕生日でしたから、ちょっと奮発してみました。

 

バケーションパッケージは「特別な日を大切な人と祝う2DAYS」というもの。内容は、ディズニーランド&ディズニーシーの2日間共通チケット、1日目レストランまたはルームサービスでのディナー一食、ディナー後のスパークリングワインとケーキのルームサービス、2日目朝食、2日目ショー鑑賞券2名分2枚、ファストパス2名分4枚、モノレールフリーきっぷ2枚、オリジナルグッズ引換券2枚、フリードリンク券2枚、チケットホルダー引換券2枚、となっていました。

 

フリードリンク券で園内のカップ式ソフトドリンクが無料でいくらでも飲めたり、モノレールも乗り放題だったり、グッズがもらえるなど、パッケージ内容は特典盛りだくさんですが、客室だけの予約と比べると、果たしてこれで元はとれるのだろうか? という感は否めません。かなり高くつくという印象です。

 

バケーションパッケージ予約者は、オプションとしてレストラン予約等を入れておくこともできます。これは現地で支払いです。

 

ホテルミラコスタのルームカテゴリー

ミラコスタから見るメディテレーニアンハーバー

 

ミラコスタは、部屋の位置で大きく3つに分けられており、その2つのエリアにまたがるスペチアーレ・ルーム&スイートがあります。

 

  • トスカーナ・サイド
    パーク側でなく、エントランスの方に面しているため、パーク内の景色が見られません。

  • ヴェネツィア・サイド
    運河がある「パラッツォ・カナル」に面しており、ゴンドラの運航が見られます。

  • ポルト・パラディーゾ・サイド
    正にインパーク。メディテレーニアンハーバーが見られます。眺望によってさらに3つに分けられています。

    • パーシャルビュー
      建物や壁に視界を遮られています。
    • ピアッツァビュー
      広場や街並みが見られます。
    • ハーバービュー
      港の全景が見られるので、ショーを部屋から見るなら最低でもこの部屋です。

  • スペチアーレ・ルーム&スイート
    位置的にはヴェネツィア・サイドとポルト・パラディーゾ・サイドにまたがっており、ワンランク上の部屋です。ポルト・パラディーゾ・サイドなら、ショーも上階からしっかり見られます。また、ホテル内のラウンジが利用でき、チェックインもラウンジでできます。パーク外に海も見えるため、本物のオーシャンビューでもあります。

 

トスカーナ・サイドはパーク内が全く見られないので、「ミラコスタに来た!」という感覚が満喫しづらいと思います。狙うなら、ヴェネツィア・サイドか、ポルト・パラディーゾ・サイドですね。さらに奮発してスペチアーレ・ルーム&スイートなら、眺望は最高になり、テラスがある部屋もあります。

 

お値段は、3エリアの普通の部屋が、一泊5万~6万円程度。スペチアーレ・ルーム&スイートは一泊7万~50万円となっています。かなり高く感じますが、バケーションパッケージだと、さらに高くなります。これはあくまでも宿泊のみの場合の値段ですから。

 

私はスペチアーレ・ルーム&スイートの、テラスがある部屋(1泊10万円程度)を狙っていたんですが、4ヶ月前では時既に遅し。もう残っていたのは最も高い「イル・マニーフィコ・スイート」(199平米)という部屋と、その次に高い「ミラコスタ・スイート」(87平米)という部屋だけでした。当然ながらミラコスタ・スイートを選択。それでもバケーションパッケージは目玉が飛び出るくらいの値段となりました。ちょっとした海外旅行レベルです……。

 

宿泊前の疑問点はホテルスタッフの丁寧な説明で解消

ハッピー15エントリー専用エントランスへ向かう道

 

旅行代理店でパッケージツアーを予約したときと同じように、宿泊の1週間程度前に、バケーションパッケージの書類等が郵便で送られてきます。でもこの時点でもいろいろと疑問に思っていたことがありました。

 

通常のホテルと違って、パークで遊ぶことと、ホテル宿泊の手続きがどう連携してるのかよくわからなかったんですよね。

 

  • ミラコスタまで車で行くつもりだけど、駐車場はどこになるんだろう?
    →ディズニーシーの駐車場ではなく、ミラコスタの専用駐車場に駐車します。入り口が全く違うんですが、パッケージの冊子にアクセスマップが入っていました。駐車料金は1泊2,000円。2泊目以降は1,000円でした。

  • 宿泊者は開園15分前に入園できるみたいだけど、チェックイン当日も可能なのか?
    →ミラコスタに宿泊の場合は、チェックイン当日も開園15分前にディズニーシーに限り入園できます。バケーションパッケージの予約確認書とパークチケットを見せれば大丈夫。ミラコスタ以外に宿泊の場合、2日目の朝しか15分前に入園できません。

  • ということは、どういう流れでチェックインするんだろう?
    →正解は、こんな感じでした。

    1. 開園1時間程度前にミラコスタ正面エントランスに直行するか、ミラコスタの駐車場に車をとめてエントランスに向かう。チェックインに時間がかかるので、余裕をもって行った方がいい。
    2. ミラコスタに入った瞬間、ベルボーイがスーツケースを預かってくれる。名前だけ告げておけば、客室の準備が整った段階で部屋に運んでおいてくれる。
    3. ミラコスタでプリチェックイン(朝7時からOK)。スイートに宿泊の場合は、2Fのレセプションではなく、5Fの専用ラウンジ「サローネ・デッラミーコ」でプリチェックインできる。椅子に座ってゆったりチェックインできるのでおすすめ。
    4. ミラコスタ正面エントランスを出て、右手にある「ハッピー15エントリー」専用エントランスから開園15分前に入園。パークで楽しむ。
    5. プリチェックインをした場合、客室に入れるのは16時半以降となるが、ラウンジで問い合わせるともっと早く入れることも多いらしい。私の場合ラウンジで待っていたら、15時には客室に入れた。パークの中から直接ミラコスタに入れる専用エントランスがある。

  • 2パーク共通チケットだけど、どうやってシーとランドを行き来するんだろう?
    →パークを出るときに手に透明スタンプを押されるので、その旨告げてチケットをかざせば、何度でも2パークを行き来できました。ディズニーリゾートライン(モノレール)を使って移動します。このきっぷもバケーションパッケージについています。

  • チェックアウトは12時だけど、パークで遊んでいる最中にチェックアウトの手続きするの面倒じゃない?
    →チェックイン時にクレジットカードを登録して申込書に記入しておくと、わざわざラウンジやレセプションに寄ってチェックアウトの手続きをする必要がなくなります。しかし結局、いったん部屋に戻って荷物を2Fロビーまで降ろし、預ける必要はあります。

 

全体的に、心配するようなことは全くなかったということです。ミラコスタに足を踏み入れた瞬間から、ベルボーイやレセプション、コンシェルジュ他のスタッフがあれこれと先回りして丁寧に説明をしてくれるので、「なるほど、そういうことだったのか」と唸りました。

 

また、皆さん本当にいい笑顔で親切に接してくれるんですよねー。こんなにも気持ちよい接客というのは、ちょっと他のホテルでは見られません。すごいです。パーク内のキャストさんたちと全く同じですね。廊下ですれ違うハウスキーピングの人たちからも、全員が誇りを持って夢の国を支えているという感じがしました。感動です。

 

まとめ

世界初のインパークホテル、ホテルミラコスタは6ヶ月前の予約が必須の超人気ホテルです。料金は決して安いとは言えませんが、さすがディズニー、こちらの期待を裏切りません。これは熱心なリピーターが増えるのもうなずけます。

 

実際に行くまでは勝手が分からず、どうしたものかと思案していましたが、余計な不安は一切不要。ホテルスタッフの素晴らしい接客と説明によって、WEB予約時の分かりづらさは全部解消されました。特に専用ラウンジ『サローネ・デッラミーコ』でのプリチェックイン時の丁寧な説明が印象に残っています。ラウンジはスペチアーレ・ルーム&スイート宿泊者しか利用できませんから、少し奮発してみるのをおすすめします。

 

以下の記事では、ホテルミラコスタ、ミラコスタ・スイートの部屋の内部を詳しくレポートしています。

 

 

バケーションパッケージと普通の宿泊予約との違いについては以下の記事にもう少し詳しく書いてあります。

 

 

また、この記事に「ミラコスタ」で検索して来た方々、当ブログは「マイルの貯め方」というものをテーマにしています。豪華ホテルに泊まるだけではなく、飛行機にタダで乗れるマイルを貯めてみませんか? 海外のディズニーにも無料で行けるようになりますよ。

 

年間30万以上の大量ANAマイルの貯め方とは 陸マイラーの現実を公開します』という記事を是非読んでみてください。目から鱗がぼろぼろ落ちる、とっておきのマイルの貯め方がわかるようになっています。

 

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