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デルタ航空のニッポン500ボーナスマイル・キャンペーンが2018年3月まで継続! 修行僧は絶対に取りこぼすな!

デルタ航空

 

2017年3月31日までという期限が設けられていた「ニッポン500ボーナスマイル・キャンペーン」。期間がさらに1年間延び、2018年3月31日までとなりました。修行で何度も飛行機に乗る人たちにとっては、全く何の苦労もなく、最大20,000マイルが手に入るチャンスです。

 

他の航空会社を利用するのに、なぜかデルタのマイルがもらえるという不思議なキャンペーン、ニッポン500ボーナスマイルを解説します。

 

ニッポン500ボーナスマイルって何?

ニッポン500ボーナスマイル・キャンペーンは、単純に、日本の国内線に乗ると、1区間につきデルタ航空スカイマイルを500マイルもらえるというもの。経営統合されたノースウェスト航空時代の2005年頃から毎年毎年「今年で終わるだろう」と予測されつつ、「まさかの継続!」と言われ続けている謎の大盤振る舞いです(笑)。

 

以下、公式ページから引用

 

すべての日本国内線で、1フライトにつき500スカイマイル・ボーナスマイルをご獲得いただけます。JAL(日本航空)、ANA(全日空)、スカイマークなど日本国内線であれば、航空会社、路線、クラスは問いません!

旅行期間:2017年4月01日〜2018年3月31日

対象となるフライト:日本国内定期路線(すべての航空会社・運賃・クラス)

ボーナスマイル獲得:片道フライトにつき500スカイマイル・ボーナスマイル。期間中、スカイマイル・メダリオン会員の方は、お一人様最大40フライト分(合計20,000ボーナスマイル)まで、スカイマイル一般会員の方は、お一人様最大10フライト分(合計5,000ボーナスマイル)までのボーナスマイルをご獲得いただけます。

*このキャンペーンは、デルタ航空が独自に行うものであり、日本国内線を運航する他社との提携によるものではありません。

 

ニッポン500ボーナスマイル・キャンペーン

 

「なんで他の航空会社を使ってるのに、無関係のデルタがマイルをくれるんだよ!?」という、なんとも意味不明なこのキャンペーン。くれると言うのだから、素直にもらっておきましょう。デルタスカイマイルには有効期限がありませんから、当面乗る予定がなくても、失効してしまう心配はありません。

 

特に、SFC修行やJGC修行(特に回数修行)をする人たちは、少なからず国内線を利用するはずです。上限にはあっという間に到達しますから、必ずこのキャンペーンを利用しましょう。

 

通常の上限は10区間分、5,000マイルまでですが、後述するシルバーメダリオン以上の上級会員資格を持っていると、40区間分、20,000マイルまでもらうことができます。太っ腹すぎますね(笑)。

 

区間というのは離陸から着陸までのことです。つまり、羽田から石垣島まで、那覇経由で乗継ぎをした場合は、羽田-那覇で1区間、那覇-石垣島で1区間、片道合計2区間ということになります。往復ともに那覇乗継ぎすれば、4区間です。

 

ニッポン500ボーナスマイルの参加方法

基本の流れは以下。搭乗から2ヶ月以内に送る必要があります。

 

  1. デルタ航空スカイマイルに入会
  2. LCC含め、どの航空会社でもいいので、日本国内線の搭乗券(半券)を保管しておく。
  3. デルタ航空から500ボーナスマイル加算申請フォーム(PDF)をプリントアウト。
  4. 必要事項を記入し、搭乗券(半券)のコピーを貼付して、郵送するか、FAXで送る。(03-3505-2721 または 03-3505-2751)

 

デルタスカイマイルに入会するとき、WEBからだとエラーが出て、うまくできなかったという話もたまに聞きます。その場合は電話しちゃいましょう。それでも入会できます。

 

搭乗券は、なんと特典航空券でもOKです。 郵送先は香港なので、無視していいでしょう。FAX一択です。

 

「スマホの2次元バーコードでいつも乗っているから、搭乗券なんてもらったことないよ」という人は、ANAの場合「保安検査証」、JALの場合「ご搭乗案内」でも代用が可能です。保安検査の時に、スマホをピッとかざすと出てくる紙です。これですね。

 

ANAの保安検査証とJALのご搭乗案内

 

保安検査場ではなく搭乗口でピッとやったときにもらえる、ご搭乗案内でも大丈夫です。ただし、紙の搭乗券を発券した場合は、これらの紙では代用不可で、搭乗券(コピー)そのものを貼付する必要があります。

 

ANAのご搭乗案内

 

関係ありませんが、ANAのご搭乗案内は本当はピンク色なんですが、これ、スキャンすると色やロゴが失われるようになってるんですねー。ANA側の不正搭乗防止のためでしょうか。

 

ニッポン500ボーナスマイル・キャンペーン加算申請フォーム

 

加算申請フォームPDFの上半分です。下半分には搭乗券のコピーを貼付する場所があります。

 

スカイマイル会員番号や、敬称のチェックマーク、姓名、電話番号、メールアドレスは毎回同じことを手書きで記入するのが面倒なので、PDFファイルに直接書き込んで、保存しておきましょう。無料のAcrobat Readerでもこういった書き込みは可能です。一回だけ手書きで書いておいて、コピーするのでももちろんいいですが。

 

国内線のフライトについての必要事項を記入する際は、必ず全てを英数字(ローマ字)で書いてください。たとえば出発地を「羽田」などと書くとアウトです。3レターコードで「HND」と書くか、「Haneda」と書く必要があります。「全日空」もダメです。「ANA」と書きます。

 

また、搭乗券に自分の名前が入っていない場合(ツアー等でたまにあります)もアウトです。

 

それにしても、いまどき郵送かFAXというのがアナログすぎて萎えますよね。家にFAX端末がある人ならいいですが、ない場合はインターネットFAXや、コンビ二のFAXを利用する必要があります。面倒ですが、タダで500マイルもらえるのだから仕方ありません。

 

20,000マイルを丸々もらうには

デルタ航空のマイレージプログラムである「スカイマイル」にも、ANAやJALと同じく上級会員資格があります。

  • シルバー メダリオン
  • ゴールド メダリオン
  • プラチナ メダリオン
  • ダイヤモンド メダリオン

 

このいずれかのステータスを保持している人は、ニッポン500ボーナスマイル・キャンペーンで、40区間分、20,000マイルまでもらうことができます。ANAやJALでダイヤモンド修行をするような人や、普段から国内出張の多い人だと、40区間というのは充分に到達可能な数字ですよね。

 

当然ながらスカイマイルの上級会員ステータスを得るには、何度も何度もデルタ航空に乗らなくてはいけません。たった2万マイルをもらうために、わざわざデルタ修行するのでは本末転倒ですよよね。

 

ひとつだけ抜け道があります。

 

デルタ スカイマイル アメリカン・エキスプレス・カードを発行すればいいんです。このカードを発行すれば、デルタ航空に一度も乗らなくても、即座に上級会員資格「シルバーメダリオン」になります。ただし、年会費は12,000円(税別)。しかもシルバーだと、デルタやスカイチームの航空会社ラウンジは利用できません。

 

スカイチームの航空会社をよく利用する人なら、年会費26,000円(税別)デルタ スカイマイル アメリカン・エキスプレス・ゴールド・カードを視野に入れてみてもいいかもしれません。こちらは、ただ発行するだけでゴールドメダリオンの会員資格となり、デルタやスカイチームのラウンジに入ることができるようになります。

 

スカイチームの上級会員になるには修行は一切必要ないのです。単にアメックスを保有するだけ。ここはANAのスターアライアンスや、JALのワンワールドと大きく違うところですね。

 

上級会員資格に興味がなく、20,000マイルが欲しいだけという場合、年会費12,000円を支払うのが、割に合うのかどうか、少し疑問です。そこらへんは、マイル価値を吟味して、おのおの判断してください。

 

デルタ スカイマイルアメックスのお得な発行方法

デルタアメックスを発行するには、ポイントサイト経由か、もしくはアメックス保有者からの紹介プログラムを利用するのがお得です。SPGアメックスを発行するときと同じですね。

 

 

現在ポイントサイト経由では、1,000円程度と微々たるポイントしかもらえませんので、知人のアメックスホルダーにお願いするのがいいでしょう。

 

どこ得チェック

 

デルタ スカイマイル アメリカン・エキスプレス・カードを紹介プログラムを利用して発行すると、無条件で5,000マイル、入会後3ヶ月以内に3万円以上の決済でさらに3,000マイルがもらえます。

 

ゴールドカードの方では、入会で無条件に8,000マイル、3ヶ月以内の10万円決済で10,000マイルがもらえます。

 

デルタのマイルはどう使う?

私自身も、2016年のANA・JAL修行でニッポン500ボーナスマイル・キャンペーンを利用し、20,000マイルをもらいました。

 

ニッポン500マイルが加算されたところ

 

こんな感じで、ずらりと40区間分、ニッポン500ボーナスマイル・キャンペーンの加算があり、アメックスの入会ボーナスもあって、合計26,000マイルほどが貯まっています。

 

デルタスカイマイル

 

しかし、正直、使い道に困るんですよね、これ(笑)。デルタは国際線特典航空券の必要マイルが異常に多く、ANAやJALと比較すると約2倍にもなってしまいます。なおかつ、スカイチームに加盟している日本の航空会社が存在しておらず、国内線の場合、提携先のスカイマークでしか使えません。使いづらい。しかも上級会員のみ。

 

デルタのお得な国際線特典航空券に関してはしーずざでいの、のりさんが考察されています。

 


私は2年連続でニッポン500ボーナスマイル・キャンペーンに乗れるので、合計4万マイル以上が貯まりますから、アジアあたりにはビジネスクラスで行けそうです。

 

できれば2人往復、ハワイビジネスクラス分貯まればいいんですが、必要マイルは大韓航空利用で24万マイル、デルタ利用だと28万マイルにもなります。あと11年ほどニッポン500ボーナスマイル・キャンペーンを続けてくれないと無理ですね。素直にアジア線で使うしかありません。

 

この他の使い道としては、JTBの国内パッケージツアー旅行券がありますが、これも上級会員のみが対象です。しかも交換比率は1:1。せっかく2万マイル貯めても2万円の旅行券ではがっかりですよね……。そもそも、マイルを貯めていたら航空券はタダというのが前提なわけですから、パッケージ旅行を買う意味がほとんどない。なかなか手強いマイルです(笑)。

 

まとめ

SFC・JGC修行僧御用達のニッポン500ボーナスマイル・キャンペーンが2018年3月末まで延長になりました。スカイマイルの使い道には少し難ありですが、それは後でじっくり考えればいいこと。もらえるものは、とりあえずもらっておきましょう。

 

特にJALで回数修行をする人なら、デルタ スカイマイル アメリカン・エキスプレス・カードを発行し20,000マイルをもらうのは容易いことです。年会費と天秤にかけて、カード発行も視野にいれてみてください。

 

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