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【朗報】ついにANAホノルル線が羽田も成田も全便フルフラットに!

ANAホノルル線のフルフラットウォッチャーとして長らく活動してきました当ブログも、ついにその役目を終えるときが訪れました。

 

B787-9

 

2016年10月30日から、既に羽田-ホノルル線においてはフルフラット機材B787-9が使用されていましたが、このたび、2017年6月1日から、成田-ホノルル線2便のうち1便、続いて9月1日から残りの1便においてもフルフラット機材B787-9が使用されることになりました。これにより、ANAのホノルル線は、成田1日2便、羽田1日1便の計3便全てがフルフラット機材となります。

 

JALの後塵を拝し続けてきた、屈辱の歴史に終止符が打たれるのです。やったね!

 

ANAのプレスリリース

2017年1月19日発表のプレスリリースです。

 

2017年10月末までに、ビジネスクラスのフルフラットシート及びプレミアムエコノミーサービスを提供するアジア路線を8路線11便に拡大するほか(2017年3月末は7路線10便)、ホノルル線においても、2017年9月からは全ての便でビジネスクラスのフルフラットシート及びプレミアムエコノミーサービスの提供を開始いたします。 

 

2017年度 ANAグループ航空輸送事業計画を策定|プレスリリース|ANAグループ企業情報

 

機材変更スケジュールは以下。

2017年ANA機材変更スケジュール

 

順調に機材の更新が進み、東南アジア線においても多くの路線がB787-9のフルフラットになるようです。

 

今夏の成田ホノルル線は運命が分かれた

今回の成田-ホノルル線機材変更は、6月1日からと9月1日からの2段階となっています。「まだ5ヶ月も先の話か」と思われるかもしれませんが、特典航空券でビジネスクラスを押さえた人は、間違いなく355日前に発券していますから、突然のフルフラット導入に狂喜乱舞していると思われます(笑)。

 

2017年6月1日から
NH182 成田-ホノルル 21:35-09:55
NH181 ホノルル-成田 12:45-16:15
2017年9月1日から
NH184 成田-ホノルル 20:35-09:10
NH183 ホノルル-成田 11:25-14:40

 

今年の夏にNH182とNH181を押さえていた人は本当にラッキーですね。逆に、この夏NH184とNH183を押さえていた人にとっては非常に悔しい結果となってしまいました。といっても、こちらもフルフラットこそありませんが、機材はB787-8ですから、昨年までの地獄シートB767-300ERよりはずっとマシです。

 

フルフラットではない、B787-8の搭乗記はこちら。

 

 

B787-9の座席をおさらい

 

今回成田-ホノルル線に導入されるB787-9は、246席仕様です。246席仕様は、ビジネスクラスとプレミアムエコノミーの座席数が216席仕様より少なくなっており、その代わりにエコノミークラスが多くなっています。

 

B787-9のビジネスクラスシートマップ

 

左が今回成田ホノルル線に導入される246席仕様。翼のところまでがビジネスクラスで、その直後に2-3-2の2列のプレミアムエコノミー14席が配されています。ちなみに右の216席仕様は2-3-2の3列21席がプレミアムエコノミーです。

 

ANAの上級会員なら、「空席がある場合、対象運賃以外で搭乗の際にも、追加料金なく国際線プレミアムエコノミーにアップグレード」という特典がありますが、さすがにホノルル線では厳しそうです。

 

特にB787-9のエコノミークラスは全席3-3-3という凶悪な並びのため、カップルで座りたい人はプレミアムエコノミーに殺到すると思われます。これがANAホノルル線最大の弱点ですね。カップルでのエコノミークラス利用は、隣が空いたら天国。空かなかったら地獄です。

 

B787-9(246席仕様)ビジネスクラスのおすすめシート

B787-9、246席仕様、ANA BUSINESS STAGGEREDの座席指定に関しては2つの注意点があります。

 

  • 景色をよく見たいなら、テーブルではなく、座席が窓に隣接している席にした方がいい。
  • カップルで座るなら、パーティション可動式の8列目、11列目の中央席がいい。(緑色の逆三角形が描かれている席)

 

先ほどの座席画像で、紫色になっているところはテーブルです。当然ながら、テーブルではなく座席が窓に隣接している席の方が景色がよく見えますし、通路側にテーブルが配置されるため、人が通っても気になりません。

 

また、ANA BUSINESS STAGGEREDは完全にそれぞれの席が独立しているため、カップルで旅行するには向いていません。顔を合わせて話すことができませんから。しかし、B787-9に限っては、「パーティション可動式の座席」というものがあり、ここなら、真横の席と顔を合わせて話すことができるのです。ただし、当然ながら、窓からの景色は望めません。

 

またホノルル線に限った話で言うと、往復ともに、左側の窓の方が景色が楽しめます。といっても、往路は着陸時、復路は離陸時のわずかな時間にハワイ諸島が見られるだけですが。それ以外はずっと見渡す限り太平洋です。

 

ホノルル線フルフラットウォッチャーの苦難の歴史

 

我ながら実にしつこいですが(笑)、これでやっとこのシリーズも完結です。あとは2019年のA380導入を待つばかりですね。その時は、真っ先に「ファーストクラスでハワイ」の記事を書けるよう、今から特典航空券発券の素振りをしておきます!

 

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