2015年12月3日より、ドットマネーの交換先にメトロポイントが追加されて以降、陸マイラーの必須中継サイトとしては「PeXではなくドットマネーを使う」というのがセオリーになっていました。PeXは交換時に毎回50円分のポイントが手数料として徴収されるのに対して、ドットマネーは全ての交換先に対して手数料が無料だったからです。
しかし、2017年10月1日より、PeXにおいても、メトロポイントへの交換が手数料無料となりました。これは恒久措置のようです。画像にも「ずっと」の文字がありますね。
これにより、ANAマイルへの交換に関しては、ドットマネールートとPeXルート、どちらを使っても損はなくなります。
それでもドットマネー優位は変わらない
今回の措置によってPeX→メトロポイントは手数料ゼロになりましたが、いまだに手数料がかかる交換先も残っています。nanaco、waon、Tポイント、銀行振込等は10月1日以降も無料とはなりません。
陸マイラーの場合、メトロポイント以外への交換は必要ないですから、ANAマイルを貯めるという意味においてはドットマネーとPeXはほぼ同等になったと言っていいと思います。
しかしそれでもなお、ドットマネーが優位であることに変わりはありません。ドットマネーの場合、各種ポイントサイトからドットマネーに交換する際、1~3%程度の増量キャンペーンが頻繁に行なわれるからですね。下図の青い矢印の部分で増量が行なわれます。
さすがにメトロポイントへの交換が増量されたことはありませんが、nanacoやAmazonギフト券等への、出口に対する交換でも、増量キャンペーンが定期的に行なわれています。つまり、ドットマネーは、入ってくるときと、出ていくときの、両方で増量されることが多いのです。これはPeXにはない大きな強みです。引き続きドットマネーの利用は必須でしょう。
ドットマネー独占となってしまうと、競争原理が働かなくなるため、我々陸マイラーにとっては将来的な不安がありました。この不安が多少払拭されたことは素直に喜びたいところです。
ANA VISAのボーナスポイントでも損がなくなる
ANAマイルを貯めるための決済カードとしては、ANA VISA ワイドゴールドカードの利用が現実的且つ最も高還元率となります。ANA VISAワイドゴールドなら、年会費9,500円で、マイル還元率1.72%が可能です。
ANAダイナースプレミアムはマイル還元率2%と、全ANAカード中で最も還元率が高くなりますが、年会費は155,000円(税抜)。これはサラリーマンの平均収入から考えると非現実的です。
ANA VISAの最高還元率1.72%を実現させるために重要なことは、ANA VISAカードのボーナスポイントを、直接ANAマイルに交換するのではなく、PeXを経由して交換していくことです。この辺の話は以下の記事に詳しく解説してあります。
ANA VISAカードのボーナスポイントはPeXを経由しなくてはいけなかったわけですから、ここでも手数料無料の恩恵が受けられるわけですね。
ポイントタウンとECナビが使いやすくなる
現状、当ブログがおすすめしているポイントサイトは全部で6つ。以下の記事に各サイトの詳しい解説があります。
- ちょびリッチ
- ハピタス
- ポイントタウン
- モッピー
- ポイントインカム
- PONEY
上記6サイトのうち、唯一ポイントタウンだけがドットマネーへの交換が不可能で、ANAマイルを貯めるためにはPeXへの交換が必須でした。今後はここで手数料がかからなくなるわけで、ポイントタウンの弱点の一つが克服されたと言っていいと思います。
また、当ブログの推奨6ポイントサイトではご紹介していませんが、ECナビの地位が向上しました。
ECナビもポイントタウンと同じく、ドットマネーへの交換ができず、PeXしかメトロポイントへの交換ルートがありません。推奨6ポイントサイトと比較すると、案件の還元額還元率が若干弱い印象がありますが、特筆すべき点としてモニター案件を有していることが挙げられます。「サイトを横断する商品モニターで大量のANAマイレージを貯める方法とは」で詳しく説明してありますから、モニター案件をよくやる人は、ECナビへの登録をおすすめします。
ECナビの運営会社と、PeXの運営会社は実は同一です。ECナビへの登録はよろしければこちらからどうぞ。
まとめ
PeXからメトロポイントへの交換手数料が無料になったことで、ドットマネーの圧倒的優位という状況がやっと少し改善されました。独占が起こるとろくなことがありません。今後もPeXには是非頑張ってもらいたいところです。ソラチカへのルートは複数あるに越した事はありませんから。
ポイントタウンの弱点が克服され、新たに準推奨サイトとしてECナビが加わります。モニター案件をよくやる人は注目してみてください。