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ザ・リッツ・カールトン京都宿泊記 優雅すぎる鴨川ビュー

ザ・リッツ・カールトン京都

 

2017年8月某日、鴨川沿いにあるザ・リッツ・カールトン京都に宿泊してきました。高層ビルにある都会的なラグジュアリーホテルとは一線を画す、京都らしいラグジュアリーを見せてくれるホテルです。

 

思わぬ客室アップグレードもあり、本当に優雅なひとときが過ごせました。しかしお金は食事にしか使っていません。ポイントで、無料宿泊してきました。

 

ザ・リッツ・カールトン京都の立地

 

ザ・リッツ・カールトン京都は、京都駅からは烏丸線と東西線を乗継いで20分程度、タクシーなら15分程度のところにあり、二条大橋に近い鴨川に面していて眺めが最高です。また2014年開業のため、設備も新しくてとてもキレイなんですよね。

 

ただでさえ「リッツ!」ということでテンションあがっていましたが、さらに「京都!」「鴨川!」「できたて!」ということで、期待度マックスで訪問しました。

 

ちなみに私、ザ・リッツ・カールトンは京都の他に大阪でしか宿泊したことがないため、他と比べてどう、ということはあまり比較できません。それでも「これは京都だけの特別な雰囲気なんだろうな」と思うところがとても多かったです。スペシャル感にあふれてるんですよねー。

 

まずは写真で振り返ってみたいと思います。

 

ザ・リッツ・カールトン京都の外観と館内

ザ・リッツ・カールトン京都外観

 

外観はこんな感じ。京都は建築物に関して高さの制限が厳しいので、地上5階地下2階の低層となっています。

 

屋根付きの廊下

水の流れ

人力車

 

屋根付きのアプローチを渡ってエントランスへ。灯籠のあたりには水が流れていてラグジュアリーかつ爽やかな雰囲気です。渡り廊下の手前には人力車が止まっていました。これは手配すれば乗せてもらえるんでしょうね。

 

外廊下から見た建物

 

左の建物と、右の石垣の間は地下2階まで掘り下げられており、地下まで自然光が入ります。

 

盆栽

 

エントランスを抜けると巨大な盆栽(?)。翌日同じところを通ったら、5人がかりで手入れがされていました。これは手間がかかりますね。外国人の方も見入っていました。

 

地下への階段

 

館内の階段で、地下1階から地下2階を見下ろしたところです。正面に自然光が入っているので、地下の圧迫感がなく、爽やかです。

 

ピエール・エルメ・パリのマカロン

 

レセプションまでの間には京都初出店となる『ピエール・エルメ・パリ』がありました。調子に乗ってイスパハンとか買って部屋で食べちゃいました(笑)。

 

ザ・リッツ・カールトン京都の客室

私が予約していたのは「デラックス」という名前の、いわゆるスタンダードルーム。鴨川とは逆サイドの部屋なので、眺望は望めないんですが、なんと「ラグジュアリー」という部屋に当日アップグレードされました。SPGゴールド会員だとこういうことがあるのでやめられません。ザ・リッツ・カールトン京都の134室のうち、ラグジュアリーは鴨川に面した55室の部屋です。部屋番号は330でした。

 

ザ・リッツ・カールトン京都では、フロントのチェックインというものがありません。エントランスからいきなり客室に案内され、部屋の中でチェックインというスタイルでした。着物を着たフロントスタッフがいろいろな説明をしてくれるので、思わず「仲居さん」と言いたくなるような雰囲気です。ホスピタリティはさすがリッツ!という感じでした。

 

まずは客室全体がわかりやすい動画からご覧ください。

 


ザ・リッツ・カールトン京都 330

 

50平米ほどあり、準スタンダードルームとしては充分すぎる広さです。動画でよくわからない部分は写真で補足しておきます。

 

バスルーム

Aspreyのアメニティ

 

バスルームには和を感じさせるすのこが敷いてありました。滑らなくて使いやすいですね。アメニティは英国王室御用達のラグジュアリー宝飾ブランド『Asprey』のものでした。

 

トイレ

 

トイレはもちろんウォシュレット。人感センサーがついているので、ライトもトイレの蓋も水流しも操作の必要がありません。

 

お茶

 

ネスプレッソのコーヒーマシン、ネスレのティーマシンとともに、和を意識してお茶のセットもありました。この器等は、地元の若手陶芸家の作品だそうです。

 

ソファ

 

やたら大きなソファは大人の男性が寝ても余裕で足が余ります。クッションカバーは西陣織ですね。後で調べたら、西陣織老舗の『細尾』に特別に発注して作らせたものだとか。凝ってますねー。

 

窓際のテーブル

 

窓際のテーブルにはウェルカムフルーツ。この辺りの造りは、少し、昔ながらの日本的なホテルや旅館を思わせます。盆栽も置いてあって、とても落ち着きます。

 

ザ・リッツ・カールトン京都内レストラン『水暉』に行ってみた

水暉店内鮨コーナー

 

地下1階にある日本食レストラン『水暉』にも行ってみました。ここは会席、鮨、天ぷら、鉄板焼きの4つのコーナーに分かれています。私は鮨を予約しておきました。

 

鮨

 

江戸前鮨を京都で食すという贅沢。美味しかったです。

 

ピエール・エルメ・パリのデザート

 

私、普段は食事後もだらだらとお酒を飲むのでデザートを食べる習慣がないんですが、板前さんから「ザ・リッツ・カールトン京都のレストランは全てピエール・エルメ・パリのデザートが出ます。是非ご賞味ください」と言われたので素直に食べてみました。美味い……。

 

お値段はもちろん張りますが、とても満ち足りた気分になれるディナーでした。

 

ザ・リッツ・カールトン京都のプール

プール

 

地下2階にはジムとプールとスパがあります。プール良かったですよー。それほど大きくなく、時間帯によっては混み合ってしまうそうですが、私が訪れた15時頃はちょうど誰もいなくて貸切状態でした。水着は用意していなかったんですが、レンタルしてもらえます。ドライとスチームの2種類のサウナも併設されてます。

 

プール

 

地下ですが、ここも自然光が入るので圧迫感は全くありません。がしがし泳いだ後は、プール内で無料で提供されているボトルウォーターとアイスティーを飲みました。

 

ジム

 

利用していませんが、ジムも少し覗いてみました。だーれもいません(笑)。

 

ジムへの廊下

 

ジムに続く廊下には京都っぽいオブジェ。煌びやかなだけではない、和モダンな落ち着いたラグジュアリーという雰囲気がいろんなところで感じられます。

 

いかがでしたでしょうか? 一度はこんなところに泊まってみたい! と思わせる、素晴らしいホテルですよね。だがしかし! 当然のことながら客室料金は凶悪です(笑)。

 

ザ・リッツ・カールトン京都の宿泊料金

大満足だったザ・リッツ・カールトン京都ですが、気になる宿泊料金をちょっと見てみましょう。下の画像は2017年9月の宿泊料金表です。一番安い部屋の一泊宿泊料金だけが書かれています。

 

2017年9月のザ・リッツ・カールトン京都宿泊料金

 

小さくてちょっと見づらいですが、一番安い『デラックス』という部屋が68,600円。この表は、税金とサービス料が別なので、実際には税サ込みで83,719円になります。また、この最も安い部屋だと、鴨川とは逆サイドになってしまいます。「せっかくだし鴨川に面してる部屋がいい!」となると、ワンランク上の『ラグジュアリー』という部屋で、税サ込み107,639円です。一泊十万超え……。

 

涼しくて過ごしやすい10月となると、さらにガツンと料金がはねあがります。

 

2017年10月のザ・リッツ・カールトン京都宿泊料金

 

先ほどと基準を合わせて、「税サ込み、鴨川に面した部屋(ラグジュアリー)」で調べると、10月は最安料金の26日が143,519円。最も高い日で207,468円になります。ハハッ……。思わずミッキーになっちゃうすごい料金ですよね……。私が宿泊した8月は多分もっと安かったですが、それでも自腹でおいそれと泊まれる金額ではありません。

 

ということで、伝家の宝刀、SPGアメックスのスターポイントにご登場願いました。

 

ザ・リッツ・カールトン京都にスターポイントで無料宿泊してきました

SPGアメックスで貯めたスターポイントは、ザ・リッツ・カールトンで使えるマリオットリワードポイントに交換することが可能です。交換比率はまさかの1:3。

 

先ほどガツンと料金が跳ね上がった10月の宿泊に必要なリワードポイント数を見てみましょう。

 

2017年10月のザ・リッツ・カールトン京都無料宿泊に必要なポイント数

 

「ご利用いただけません」という日が増え、特に週末は全滅となりますが、平日なら、どの日も一律70,000リワードポイントで宿泊することができます。交換比率は1:3ですから、計算はこう。

 

70,000÷3=23,334

 

SPGからマリオットリワードへは1,000ポイント単位でしか交換できないので、24,000スターポイントがあれば、ザ・リッツ・カールトン京都に宿泊できるということになります。ただし、鴨川が見える部屋『ラグジュアリー』を指定することはできません。最低料金の『デラックス』しか予約できないんです。

 

その代わり、SPGアメックスを保有していると、SPGとマリオットとザ・リッツ・カールトンのゴールド会員になっていますから、私のように、当日にアップグレードされる可能性は残されます。これは運となります。

 

仮にですよ? 仮に、10月の比較的料金の高い日に、70,000リワードポイント(24,000スターポイント)を使ってデラックスを予約し、当日ラグジュアリーにアップグレードされるとすると、24,000スターポイントで、179,399円の部屋に泊まれるということになります。この場合、スターポイントの価値はこのように計算できます。

 

179,399÷24,000=7.47

 

1スターポイントの価値が7.47円まで跳ね上がりました。マイルを貯めてビジネスクラスに乗る場合、1マイルの価値は通常3~7円程度になりますから、それを上回るポイント価値の上昇が起こるんですね。

 

いやーこれはすごい。SPGアメックスを発行してスターポイントを貯めたら、是非ザ・リッツ・カールトンで使ってみてください。おトク度が桁違いです。私も、いまだ宿泊していない東京と沖縄のザ・リッツ・カールトンに絶対行ってみようと思っています。

 

SPGアメックスがないと始まらない

自腹で宿泊しようとしたら10万円以下ではまず泊まれないザ・リッツ・カールトン京都ですが、スターポイントを利用すれば、思いのほかおトクに泊まれます。必要になってくるのはSPGアメックスですね。このカードのことは、下の記事で「これでもか!」と詳しく解説してあります。興味を持たれた方は是非読んでみてください。

 

SPSアメックスは、SPGホテル、マリオットホテル、ザ・リッツ・カールトンホテルの全てでゴールド会員資格を得られる唯一無二の特別なクレジットカードです。このカードで貯まるポイント、「スターポイント」で、私はザ・リッツ・カールトン京都に宿泊してきました。これがなければ絶対無理です(笑)。

 

 

まとめ

富裕層御用達のラグジュアリーホテル、ザ・リッツ・カールトン京都に、富裕層でもなんでもない私が無料で宿泊してきました。その分、食事にお金をかけましたが、それでも本来かかるはずの宿泊料金に比べれば安いものです。実に優雅なひとときを過ごせました。

 

SPGアメックスで貯めたスターポイントは、現状ではザ・リッツ・カールトンで利用するのが最もポイント価値を高める事ができ、最もおトクとなります。2018年にはマリオットとリッツカールトン、SPGが完全統合される予定なので、このおトクを味わえるのは今だけかもしれません。できれば2018年以降も続いてほしいものですね……。

 

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