毎年ハワイに行くANAマイラーとしては非常に悔しい記事がありました。
競争激化するハワイ フルフラット初導入のJAL、成田便選ぶ人も
JALのハワイ路線のビジネスクラスに初めて、フルフラットシートを導入した。
「破綻があって、機材もジャンボ機が退役し、縮小傾向が続いていました。ハード面でサービスも遅れていました。ホノルル線はどうしてもリゾート路線なので、古い機材で大量輸送、という勝手なイメージがわれわれの中にありました」
ANAホノルル線は機材が古すぎる
本当、毎回思うんですよ。「フルフラットでハワイに行けたらどんなに快適だろう……」って。ANAの今の機材、オンボロB767-300ERでも寝れなくもないんですけど。やっぱり足が下がってると熟睡はできないんですよねー。シートのファブリックはへたれにへたれてるし、モニターはガタついてるし……。下の写真はANAのハワイ路線で使われてる機材です。
東京発着のホノルル線は現在、ANA、JAL、ユナイテッド、デルタ、大韓、チャイナエアライン、ハワイアンの7社が就航しています。そのうちフルフラットシートを導入していないのは、ANA、チャイナ、ハワイアンの3社のみ。完全に出遅れています。
そもそもホノルル線はANA本体ではなく、子会社のエアージャパンが運航していますし、どうもANAはいまだに「古い機材で大量輸送」という旧来のイメージのまま、ハワイを侮ってる感が否めません。
ハワイは人気路線だけど儲からない
先日、ANAのサイトで「ご意見・ご要望」を書き込むフォームから「JALがホノルル路線にフルフラットを導入したのにANAはいまだにオンボロ機材で悔しいです……」と恨み言を送っておきました(笑)。すぐに真摯な返信があったんですけど、要約すると「わかっちゃいるんだけど、先立つものが……」という感じの、苦しい胸の内をわかってくれよ的な内容だったです(笑)。
ビジネス需要の高い、儲かる路線に最新機材を投入するのは企業の経営判断として当然。ハワイはお金のないエコノミー客が主ですからね。
でも近い将来、JALへの対抗策で機材更新するのは間違いないですよね。ここをほったらかすと、ANAのイメージダウンは避けられません。新規路線の開拓ばかりではなく、人気路線のテコ入れも是非頑張ってもらいたいものです。