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ANAとマイルのパパじゃない

マイレージ、ポイント、クレジットカード、ハワイ、飛行機なんかについての陸マイラーブログ

ANA株主優待券の相場高騰と戦う 優待取りクロス取引

ANA SFC修行には欠かすことのできない株主優待券(正確には株主優待番号)。2014年の一時期にはヤフオクで3,000円以下でも調達できていたんですが、2015年はANA株主優待券の相場が高騰しており、SFC修行のコストに大きな影響が出ています。

 

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私自身のSFC修行は2016年の予定ですが、全部で14枚の株主優待券を手に入れる必要があります。どうすれば低コストで手に入れられるのか? 今から既に考えておかなければなりません。

 

 

相場の推移を確認

2014年6月から2015年6月頃くらいの1年間は、ANA株主優待券はおおむね3,000円を下回っていました。運が良ければ2,500円程度の入手もあり得るという感じ。私自身、予算は高めに見積もって1枚3,500円と考えていました。

 

ところが、2015年7月に入ると一気に高騰。4,000円台に突入します。7月後半には5,000円台。そしてそれ以降、10月に至るまで5,000~5,500円で高止まっています。下の画像は9月末時点での落札価格。おいそれと14枚いっぺんに購入するのは躊躇してしまう高値安定っぷりです。

 

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2010~2011年頃には10,000円ほどもしていたので、それと比べれば充分に安いと言えますが、一度底値を知ってしまっているだけにきついですよね。14枚買ったときの値段で考えると、1枚3,500円なら49,000円。1枚5,500円なら77,000円。その差28,000円です。

 

また、金券ショップでの買取価格の変動も、当然ながらヤフオクとほぼ同じ動きをしています。下記リンク『空飛ぶ株優.com』さんのページ真ん中辺りに金券ショップでの買取相場のチャートが見られます。

 

 

ヤフオク狙いなら11月下旬か

ANAの株主優待券は、株主に対して年2回送付されます。

 

  • 発行基準日3月31日:5月中旬以降、株主宅に到着
  • 発行基準日9月30日:11月中旬以降、株主宅に到着

 

例年ですと、この到着日以降に優待券がだぶつき、相場が大きく崩れます。ただ、今年はどうも期待できない雰囲気があるんですよね……。

 

というのも、ゴールデンウィークやお盆など、株主優待券の需要が高まる時期を過ぎると毎年必ず起きていた、相場の落ち込みが今年は見られなかったからです。それどころか、お盆とシルバーウィークの2つの需要増を過ぎても、いまだに落ちる気配がありません。LCCの台頭で停滞が続くと見られていたANA株主優待券の相場ですが、複合的な要因により、需給バランスが大きく変化しているようです。

 

一応11月下旬のヤフオク相場は注視する必要がありますが、別の手も考えなくてはなりません。

 

株主になってしまえばいい

株主優待券を入手する方法は、なにもヤフオクや金券ショップだけではありません。正攻法でANAの株主になるという手もあります。私自身、株取引は未体験だったんですが、今回なんとかして株主優待券を低コストで入手したいという気持ちが勝り、挑戦してみました。

 

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ただし、実際に株主になるのは1日だけです。株主優待をもらえる権利は「○月○日の15時に株を保有している」ということが基準になるので、この日付のときだけ株主になり、翌日にはすぐ手放してしまうんです*1

 

たった1日とはいえ、株価は常に動いています。得をする可能性もあれば、大損をする可能性もあるので、「売り」と「買い」を同時に行ない、株価変動リスクをゼロにします。これにより、株主優待券1枚あたり、千円程度のコストで入手できるのが、「株主優待取りのクロス取引」です。 

 

株主優待取りの方法

  • カブドットコム証券、松井証券、SBI証券のいずれかで口座を開設。
  • 一般信用取引の「売り」と、現物買いを同時に行ない(クロス取引)、株価変動リスクをゼロにする。
  • 権利付最終日の翌日にポジションをクローズして、わずかな手数料で株主優待券だけを美味しくいただく。

 

単純化するとこんな感じなんですが、私のように、株取引が初めてだという場合は、覚えることが多く、少し苦戦するかもしれません。また、わずか1日で、リスクもゼロとはいえ、一時的に株を購入する必要があるので、それなりの軍資金も必要です。

 

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http://www.anahd.co.jp/investors/stock/benefit/

 

ANAの2015年9月末時点での株価は340円程度。1000株単位で買わないと株主優待はもらえないので、最低でも34万円、できれば数百万円の余剰資金が必要です。上の画像ではちょっとわかりにくいので、表にしてみます。

 

株式数買付資金優待券
1000株 34万円 1枚
2000株 64万円 2枚
3000株 102万円 3枚
4000株 136万円 4枚
5000株 170万円 4枚
6000株 204万円 5枚
7000株 238万円 5枚
8000株 272万円 6枚
9000株 306万円 6枚
10000株 340万円 7枚

 

4000株保有までは1000株毎に1枚ずつもらえるんですが、それ以上になってくると2000株毎に1枚となるので、資金が必要な割にはあんまりもらえないといった感じになってきます。1万株を超えると4000株毎に一枚とさらに効率が悪くなるので、優待取りだけが目的のクロス取引なら、4000株、もしくは10,000株までで止めておくのがいいでしょう。 (上記の表にある「買付資金」はあくまでも現物買いだけの金額です)

 

話がスライドしますが、この、「投資額と、貰える優待券の数は正比例しない」という事実は、実はANA株主優待券相場の高騰と密接な関係があります。総株数は一定ですから、4000株までの保有にとどめる個人投資家の比率が減り、数十万株を保有するような機関投資家の比率が高まると、株主優待券の発行枚数は減ってしまうからです。理論上、全ての株主が4000株以下しか保有していなかったとき、株主優待券の発行枚数は最大化します。

 

株主優待券相場高騰の一因は、株主構成の変化による優待券発行枚数の減少と、それに伴う需給バランスの変化にあると言えるわけですね。

 

ANA株主優待取りのチャンスは年2回

9月25日が、2015年内の株主優待取りにおける最後のチャンスでした。次は2016年3月28日(月)と2016年9月27日(火)です。実際に優待券が送られてくるのは、それぞれ5月中旬以降と11月中旬以降なので、実質的に2016年の修行に使えるのは3月(5月中旬送付)の方だけですね。

 

実践編は下記、関連記事を参照してください。

 

関連記事

*1:2015年9月末の権利付最終日は9月25日(金)でした。この日の15時までにANA株を保有していれば、市場が開く週明けに売っても株主優待券がもらえます。