ANAダイヤモンド修行で、修行らしいエクストリームな修行をしてみたいと思い、人生初の1日4区間搭乗に挑戦してみました。気合いの入った修行僧にとって4レグくらいは朝飯前ですが、私にとっては未知の世界です。
今まで、修行を通してほとんど搭乗記を書いてきませんでしたが、今回は1日4レグ記念に書き残しておこうと思います。1レグ目はお馴染みの「羽田-那覇」です。
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1日4区間搭乗のために早朝から行動開始
修行においては「同一機材、同一クルーの便で折り返さないこと」という謎の自分ルールを設けているため、空港滞在時間はいつも少し長めに取っています。今回は4レグですから、必然的に朝が早くなってしまうんですよね。
7時50分発のNH463(羽田-那覇)に乗るために、前日は21時に寝て、朝4時には起床しました(笑)。空港に着いたのは7時頃。「そんなに早く起きる必要ないのでは……」という声が聞こえてきそうですが、私、いつも朝の活動開始2時間前には起きていないと動けないのです。
しかし空港に向かう道の爽やかなこと! この季節の早朝って最高ですね。起きるのは大変ですが、この爽やかさを味わうためなら頑張れる、と思いました。実を言うと空港までの高速道路で分岐を間違えてしまい、ものすごく焦っていたんですけどね(笑)。
羽田空港第2ターミナルANAラウンジ本館南
羽田2タミのANAラウンジは、ANA PREMIUM CHECK-IN直結の本館北と、ANA SUITE LOUNGE併設の本館南の2カ所があります。今回訪れたのは、搭乗ゲートに近かった本館南。基本的にいつも搭乗ゲートに近い側のラウンジに入りますが、これまで何度も入った結果、私は本館北の方が使いやすいなと感じるようになりました。やはり直結であることと、窓際席でPCが使いやすいのがその要因です。
でも本館南にも違った魅力はあります。なんとなくですが、調度品のビジネス臭が薄く、旅の気分を盛り上げてくれるような気がするんですよ。上の写真、よくないですか? 朝日が射し込んでいて、気分最高です。
ちなみにビールの泡は、例の泡ボタンを駆使してフォトジェニックに盛ってみました(笑)。泡ボタンの使い方は以下の記事を参照してみてください。この情報、意外に知らない方が多かったようで大好評です。
NH463 HND-OKA 07:50-10:30
第1区間は羽田-那覇。機材はB777-200。もう何度も乗っているのでホームの趣があります。落ち着きます。時間が長いので食事もゆっくりできますし。
座席は富士山がよく見える右側窓際の2Kです。冠雪が少なくなって、いよいよ夏だなという感じです。こんなところで季節感を感じられるのは飛行機ならではですよねー。
PREMIUM GOZENはスープ系でした。これ、がっくりくるんですよ……。ビールを飲むので、汁物は要らないんです。あとフルーツも要らない……。もっとお総菜的なものをたくさんちょうだい……。完全に酒飲み目線です。朝っぱらから酒のつまみ出されても他のお客さん困っちゃいますよね。すいません。
長時間フライトなのをいいことに、那覇線では焼酎を飲みます。おつまみとして、おかきをもらえますが、ポリポリやっているとすぐ食べ終わってしまいます。2つめをお願いするのがちょっと恥ずかしいので、今回は自宅からこっそりとおつまみを持っていきました(笑)。ジャルックス『ドライなっとう(梅)』です。
そう、JAL便に乗ると、アルコールのおつまみに出てくるやつです。これ美味しいんですよね! 普通にAmazon等で売ってます。
ただ、ANA便でこれ見よがしに食べるのは非常に勇気がいるので、CAさんに見つからないように、手品師のごとく手のひらで小袋を包み込むようにして食べました。ANAダイヤモンド修行中なのに、こっそりANAを裏切っている背徳感のせいで2倍美味しかったです(笑)。
朝っぱらから飲んでいるので、もう沖縄に着く頃には「お布団敷いて……。今すぐ…ここに……」という感じになります。居酒屋ANA、やめられません。本当にアルコールだけ飲んでいると潰れてしまうので、水もいっしょにたくさん飲むんですけどね。こうすると意外と1日いけちゃいます。
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那覇空港で出発口C(保安検査所)を探索
国内線ANA SUITE LOUGEは羽田、伊丹、那覇の3空港にしかありません。ダイヤモンド会員になったあかつきには、ぜひ入ってみたいと思っています。でも私、ちょっと勘違いしていたんですよね。那覇のANA SUITE LOUNGEには、通常の保安検査所を通り、制限区域内にある免税店の横を通り抜けた後でしか、入れないと思っていたのです。
そんなわけはありませんでした。『マイルミチ』のためたろうさんがラウンジレポートをされているので、中の様子をご覧になりたい方は上記リンクを参照してください。私、これを読んですら場所がよくわからなかったので、改めて入り口までの行き方を探索することにしてみました。入り口までというところが悲しいですが。
まずは那覇空港出発ロビーのフロアマップです。今回、大きめの画像をアップしてありますので、PCからご覧の方はブラウザを最大化してクリックすると拡大画像が見られます。
左側、出発口Aの方はJAL陣営なので関係なし。通常、ANA利用者は出発口Bを使います。マップ右手のところですね。さらに右に、出発口Cがあります。
これが出発口B。一番左の列「B-1」というところが、優先保安検査所の列ですね。上級会員、またはプレミアムクラス搭乗者が通れるようになっていますが、出発時刻が近付いている人もこちらに案内されることがあります。しかし時間帯のせいか、全然人がいませんね。出発口Bを左手に見ながら、さらに奥の方(先ほどのマップの右側)に進んでいくと出発口Cにたどり着くんですが……。
出発口Bより先は、なんとなく建物の構造のせいで「行ってはいけない場所」みたいな雰囲気がぷんぷん漂ってるんですよ。なんでだろう。霊障? よくわかりませんが(笑)、ほとんどの人がこの出発口Bより先には歩いて行きません。不思議な現象です。
ここ実は、少し離れた国際線ターミナルと連結され、一体化される予定なんですよね。図の赤い部分です。手狭だったターミナルが大きくなり、搭乗口も増え、第2滑走路もできるんだそうです。2020年完成予定。ANAラウンジから、いわゆる「工事ビュー」しか見えないのはこのせいなのでしょうか。
奥にある出発口Cにたどり着きました。このガラーンとしただだっ広い空間(笑)。だーれもいません。しかも保安検査の人が、後ろ手に手を組んで仁王立ち。今か今かと客を待ってます。ものすごく先に進みづらいです(笑)。
左手に少し変った入り口らしきものが見えます。これがANA SUITE LOUNGE直結の、優先保安検査所入り口ですね。ANAダイヤモンドメンバーは、正面の仁王立ち係官の熱視線を受けつつ、こちらに入ることになります。
もう少し近寄ってみた写真がこれ。真っ正面に燦然と輝くDiamondの文字。これは扉ではなく、右が自動ドアになっています。いつか入ってみたいものです。
せっかくここまで来たのだからと、出発口Cで保安検査を受けることにしました。なんとなく一番左のレーンに進んだんですが、なぜか右隣のレーンの保安検査官の人が「こっち! 実はこっちも空いてますよ! 素早く通過できますよ!」的に、猛アピールしてくるので笑ってしまいました。いや、見ればわかりますよ。客、私しかいないんだから。どこから入っても同じじゃないですか。あまりにも人が来なさすぎて、お客さんに飢えてるんだろうなと思いました(笑)。お仕事ご苦労様です。
出発口Cは、常に空いているようなので、ANA利用者にはおすすめです。
次はNH2158便、那覇-成田です。羽田から出発したのに、成田に戻るのです。2016年ANA SFC&DIA修行では初となる成田。国際線でしか利用したことがないので、ちょっとドキドキです。