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【いきなり!JGC修行-2】 中部国際空港でJALサクララウンジを満喫

タイに向かう機内から

 

名古屋前泊から一夜明けての2日目。いよいよ本格的なJGC修行の始まりです。SFC修行の方ではOKA-SINタッチ*1のようなエクストリームな旅程を一切組んでいないため、どうも修行ブログとしてはあまりに平和すぎて、修行感ゼロというか、盛り上がりに欠けるな……という反省がありました。

 

「急なフライト遅延で次の便の乗継ぎに間に合わない!」みたいなトラブルや、「この2日間で一体何時間飛行機に乗ってるんだ……」みたいな、自分には起きてほしくないけど、他人事としては面白いという話が欲しいですよね(笑)。小心者なのでそういうのを避けてばかりいたんですが、JGC修行ではほんのちょっとだけ冒険っぽくなりました(私の中で)。

 

今回は、その前段階、中部国際空港のJAL サクララウンジと、搭乗した機材のことを中心にお届けします。

 

両替を忘れて無駄にドキドキする

10時25分のフライトですが、朝8時にはホテルを出ました。130m歩いてすぐ空港へ。コインロッカーにコートを預けて、ビジネスクラスチェックインカウンターに行き、手荷物のひとつを預けてチェックイン終了。保安検査も即座に終わり、出国したのがだいたい8時20分。ものすごいスピードです。ついさっきまでホテルにいたのに。

 

ここで両替するのを忘れていたことに気付き、少し焦りました。「やばい。制限エリアに両替所がなかったら一文無しでタイに着いちゃう」

 

外貨両替のTravelex

 

でも実際には、写真のように、制限エリアにも両替所は複数ありましたし、タイの空港に着いてからでも、すぐに両替は可能です。クレジットカードで現地キャッシングもできます。全然心配は要らないんですが、いちいちこういうところでビクビクしてしまう小心者です……。

 

サクララウンジを満喫

制限エリアに入ったあとは、即座にサクララウンジに向かいました。ここでまた一つ失敗に気付きます。保安検査を通る前、出発ロビーにクレジットカード(ゴールド)で入れる『プレミアムラウンジ セントレア』があったんですよね……。はしごしようと思っていたのに、すっかり舞い上がっていて忘れてしまいました。

 

セントレアでは、国内線の人も国際線の人も、同じカードラウンジを利用することになるんですが、ここはなんと、生ビールが無料で飲めるんです。これ結構すごいことですよ。次回は忘れずに寄ろうと思います。

 

サクララウンジに向かうエスカレーター

中部国際空港サクララウンジの入り口

 

ここがセントレアのサクララウンジ。先ほどの外貨両替の先にあるエスカレーターを降りたどんづまりにあります。この、中が全く見えない怪しい扉がいいですね。「限られた人しか入れませんよ」感を醸し出してて。知らなければ、ここが何なのかもわからない感じです。

 

マイルを貯めてビジネスクラスに乗れるようになってから、もう7年経ちますが、いまだにビジネスクラスやラウンジに慣れません。「どう考えても自分はここに居るべき階層の人間じゃないよなあ。8年前まではこんな世界があることすら知らずに生きてたんだなあ」という感慨があります。

 

中部国際空港サクララウンジの中

 

中はまずまずの広さですね。さすがに国際線サクララウンジは食べ物も充実してます。サラダ、サンドイッチ、おにぎり、キーマカレー、海老せんべいなどがありました。サンドイッチがいまいちでしたが、カレーはCoCo壱番屋とのコラボでとても美味しかったです。

 

ラウンジのサラダ

サンドイッチ

おにぎり

CoCo壱番屋とコラボのキーマカレー

ビールサーバー

 

生ビールは一番搾り、プレミアムモルツ、ハートランドがあり、ハイボールのサーバーまでありました。これだけあると、全部制覇したい気持ちになりますが、前日に飲み過ぎてしまい二日酔い気味だったので、ビール1杯だけにしておきました。二日酔い気味でも「今日はやめておこう」とはならないのが酒飲みです。

 

ちなみにラウンジ内にある喫煙所は地獄でした。狭くて煙くて。

 

身なりについて考えさせられた

気のせいかもしれませんが、ラウンジで周りを見渡すと、どうもJGC修行僧らしき人たちの姿がちらほら……。私自身もかなり浮いているので人のことは言えませんが、「この人、どう見ても仕事とか観光という雰囲気じゃないな……」という異質な存在が目につくんですよ(笑)。表現が難しいですけど、強いて言うなら、“普段着感”でしょうか。コンビニいてくるみたいな。

 

「旅慣れた人は荷物が少なくなる」とか、「旅慣れた人は服装も気負っていない」とか、たまに聞きますが、これはある一面においては当てはまりません。

 

プライベートでビジネスクラスに乗るような人たちは、意外と荷物多いですし、服装も高級感のあるカチッとした格好の方が多いです。

 

TPOに応じた服を揃えると、自然と荷物は増えますよね。ビジネスクラスに乗るに相応しく、なおかつ快適性のある服。現地でゆったりとくつろげる服。ディナーに相応しい服。アクティブに動くための服。もちろん靴やカバンもそれに応じて、いくつか持っていかなくてはいけないでしょう。

 

「いや、ずっと最初から最後までリラックスできる服にすればいいんじゃないの?」と思ってしまいますが、それでは本当の“快適”は得られません。

 

機内や、ホテルや、レストランで、そこに相応しい身なりでない人は、それなりの待遇しか受けられないからです。楽チンな格好しかしていなければ、不愉快な思いをすることもあるということです。

 

プライベートでビジネスクラスやファーストクラスに乗るような人たちは、そういうことをよーく知ってるんですよね。こうすることで、サービスを提供する側も、それを受ける自分自身も、そして周りの客も全員が快適に過ごせるんです。全てが上手く回ります。

 

というようなことを、『結局人生50歩100歩』のSUZUさんがおっしゃってました。完全に受け売りです(笑)。私はしがない陸マイラー修行僧ですから、周囲に不快感を与えないことで精一杯。いつの日か、ビジネスクラスに相応しい人間になりたいものです。

 

タイへの機材はB787-8

B787-8の機内

 

中部-バンコク便 JL737とJL738の機材はB787-8です。国内線で2回乗りましたが、やはり国際線機材はひと味違いますねー。わくわくします。

 

JAL SHELL FLAT NEO』と呼ばれるシートは、残念ながら180度フルフラットではなく、ちょっと斜めになるタイプです。背もたれが後ろに倒れず、足先が前に伸びつつ倒れるので、後ろの人に全く気を遣わずにシートを倒せるのが特徴です。もちろん電動。

 

大型マガジンラック、ペットボトルホルダー、小物収納スペース、USBコネクタ、AC電源と、必要なものは全て揃ってます。特にUSBが嬉しいですね。いつもANAホノルル線の古いB767しか乗っていないので、フライト中にiPhoneやiPadを充電できることに感激しました。

 

それと、窓の電子シェード! これ考えた人天才ですね。今までは開けっ放しのまま寝ちゃってる人がいると、CAさんがいちいちシェードを降ろして回っていたわけじゃないですか。この手間がなくなったのも素晴らしいし、何より見た目が最高ですよね。

 


B787 ドリームライナーの電子式シェード その2

 

動画は私が撮ったものではありません。ボタンを押しても瞬間的に色が変わるわけではなく、じんわりと変化していくことに私は気付かなくて、やたらと押しまくって「壊れてるのかな?」と思っていました(笑)。

 

ひとつ気になったのは、GPSの信号を全く拾えなかったことですね。これはB787の機体に特有の現象なんでしょうか? フライトの軌跡を記録しておきたくて、飛行中はいつも窓のそばにiPhoneを置き、GPSアプリをフル稼働させておくんですが、今回は全く記録できませんでした。

 

 機内食がかなり美味しかった

9つの小鉢

 

機内食は和食をチョイス。色とりどりの9つの小鉢が供されました。これはビールが進みます! 結構お腹もふくれましたし、これで終了かなと思ったらまだありました。

 

鯛の煮付けとふっくらご飯

 

こちらがメインでした。 鯛の煮付け。タイだけに。とても美味しかったです。ご飯もふっくらつやつやに炊けてる。どうやって機内でこのふっくら感を保ってるんでしょうね。右端の赤いのはコンニャクです。消しゴムかと思いました。んなわけない。

 

デザートはコーヒーゼリー

 

デザートは、ココナッツミルクのムースの下に、コーヒーゼリーが敷き詰められています。基本、お酒ばっかり飲んでデザートは断っちゃうことが多いんですが、写真に撮らなくてはという謎の義務感でいただきました。機内食は全体的にパーフェクトです! 文句なし。

 

あとは、iPadで本を読んだり、寝たり、本を読んだり、寝たりの繰り返しであっという間にタイに着きました。機内モニターで映画観るの、あんまり好きじゃないんですよね。

 

そうそう、離陸前に、CAさんからこんなものをもらいました。

 

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出入国審査が素早く済む、プレミアムレーンの利用券です。日本だと、ビジネスクラスでも出入国審査は同じ場所ですが、タイは違うんですね。ありがたい限り。でも、そのプレミアムレーンがどこかよくわからなくて、入国時は普通の場所に行ってしまいました(笑)。帰りの便の場合、このプレミアムレーン利用券はチェックインカウンターでもらえます。

 

それでは次回、タイ編でまた。

 

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*1:OKA-SINタッチとは、羽田→沖縄→成田→シンガポール→成田→沖縄→羽田という体力的にかなりきつい修行のことです。沖縄-成田間が乗継ぎ割引となるため、PP単価を抑えられるのが特徴。