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ANAとマイルのパパじゃない

マイレージ、ポイント、クレジットカード、ハワイ、飛行機なんかについての陸マイラーブログ

【いきなり!JGC修行-3】 タイの入国審査で優しそうな女性係官が豹変……

JAL JGC修行 旅行 ラウンジ

機内から見たタイの大地

 

ノープランで始めてしまったJGC修行。ひとつ気掛かりなことがありました。それは入国審査です。

 

今回はタイに15時頃到着して、その夜の24時40分にトンボ返りするという旅程です。これ、どう考えても怪しいですよね。私が入国審査官だったら、絶対すんなりとは通しませんよ。一体何しに我が国に来たんだと。運び屋か? テロリストか? となりますよ。

 

そんな不安を抱えてのタイ到着です。今回かなり長めですが、お付き合いください。

 

ある意味エクストリームな滞在

予め、ひとつ謝っておかねばならないことがあります。「タイ旅行記面白そう。どんなところに行ったんだろう?」と期待されている方も、もしかしたらいらっしゃるかもしれません。ごめんなさい! どこにも行ってません! スワンナプーム空港の敷地から一歩も出ていないんです(笑)。

 

何を言ってるんだおまえは……という話ですが、小心者なので……。その代わりに空港を満喫してきました。私だけが楽しい旅行記ですすいません。

 

SFC修行でOKAタッチ*1を繰り返してるうちに思ったんですよね。「なんか自分、観光とかわりとどうでもいいかもしれない。飛行機に乗るのと、見るのと、空港をぶらぶらするのが好きなんだ……」と。むしろこの方が修行らしいじゃないかと。

 

そんな私にスワンナプーム空港はぴったりでした。広いんですよねー。敷地面積は成田空港の3倍もあるそうです。

 

スワンナプーム空港に到着 

入国審査に向かう道

 

関係ありませんが、往路便のお隣は、水色のきれいな帽子をかぶった若い女性でした。「やっぱりビジネスクラスに乗るには、ちゃんとおしゃれにしてなきゃいけないんだなー」と思ったんですが、トンボ返りの復路便でもお見かけしたので、「えっ! 修行僧!?」と驚きました。真相はわかりません。

 

これから長い長い通路をひたすら歩き、入国審査に向かいます。

 

恐怖の入国審査

機内でせっかくもらったプレミアムレーン利用券でしたが、場所がよくわからずに、普通の入国審査の方にたどり着いてしまったようです。思えばこれが失敗だったのかも。

 

入国目的を尋ねられたらどう答えればいいのかと、ずっとビクビクしていました。なので、ズラッと並んでいる出入国管理局係官の中でも、ひときわ笑顔で優しそうな若い女性係官のブースに行きました。

 

パスポートと入国カードを手渡すと、にっこり微笑んでくれまして、「ほっ……。大丈夫そうだ」と思ったんですが、入国カードをじっくりあらためていくうちに、だんだん審査官の表情が険しくなってきます。以下、英語です。緊迫した雰囲気です。

 

「……。あなたはいつ帰るんですか?」

「明日です」

「日付は明日だけど、今晩よね?」

「はい」

「入国の目的は?」

「ええと……。んー。ポイントです。JALのポイントのため」

「はぁ?」

「ただ飛行機に乗るためです。今晩すぐ日本に帰ります」

「仕事?」

「いいえ、仕事ではありません」

「誰かと会うの?」

「いいえ、誰とも会いません」

「タイに来たのは何回目?」

「はじめてです……」

「ふう……。ちょっと待ってね」(警備員を呼び始める)

 

ここで屈強な、おそらくは従軍経験がありそうな警備員がやってきます。

 

「(こわいよー。ここで別室送りにされて、荷物を全部あらためられて、なぜか荷物の中から身に覚えのない白い粉が発見されて(空港職員たちがみんなグル)、通訳も付けてもらえないまま形ばかりの尋問が行なわれて即収監。裁判でもなぜか通訳なくて何が起きてるのかもわからないまま終身刑になって、同房の凶悪犯罪者から苛烈ないじめを受けてタイで朽ち果てるんだおれは……。日本から家族が捜索に来てもなぜか裁判や収監の事実自体が隠蔽されてて行方不明者として処理されるんだ……。さようなら日本……)」(思考時間0.2秒

 

警備員がですね、またジロジロと上から下まで舐めるような目付きでこっちを見てくるんですよね……。もう冷や汗が止まりませんよ。

 

ちょっと~~~。他にもJGC修行で日帰りしてた人、今年はたくさん来てたでしょ? あなた方、今日配属されたばかり? 新人? 新人なの? JALの上級会員になりたいだけなんですよこっちは。キャンペーンがあって、FOPがたくさんもらえるんですよ。別にタイが目的じゃないんですよ。「むしゃくしゃしていた。誰でもよかった」みたいなことなんですよ~~~。あ、今のナシ。ねえ見て。私の目を見て! これが嘘言ってる人間の目!? 違うでしょ? どこまでも澄んだ、美しき輝きをたたえたる善人の目でしょ? 通してくださいよ~~~~。

 

といった内容を伝える英語力があるわけでもなく、ただただ冷や汗をかきながら、引きつった笑顔を浮かべることしかできません。

 

結果的に、10分ほどここで押し問答となり、Don't touch me! 的な雰囲気の後、なんとか別室送りは免れて、入国審査を通過できました。もうぐったりです。3日分くらいの体力と精神力を奪われました。

 

もうやだ……。怖いのやだ……。と、幼児退行しましたよね。でもここからが本当の地獄だ! 問題は、2回目の訪タイ時です。2週間後に再びこの入国審査があるのです。ますます怪しいですよね。「おまえ、2週間前にも来たばかりで、また日帰りか! 本当の入国目的は一体何なんだ!?」ってことになりますよ。タイは2014年にクーデターが起きて、現在は落ち着いているとはいえ、軍事政権じゃないですか? 拘束されると本当に厄介だなと思います。

 

空港内を散策

この日のバンコクの気温は34度で、ものすごく蒸し暑かったのも確かですが、それとは別の理由で汗だくになってしまったため、しばらくは空港ロビーで動けなくなってしまいました。

 

巨大なピア

 

ちょっと外にも出てみたんですが、暑くていられませんでしたね。写真の遠くに見えている変な建物群は、ウィングというか、ピアというか、搭乗口が連なっているところです。ものすごい大きさですね。

 

4F出発ロビー

 

こちらは4Fの出発ロビー。こちらも、とてつもない広さです。アメフトができそう。にも関わらず、全体の設計ミスなのか、人の往来が非常にしにくい作りでした。特に到着ロビーの方は最悪です。「なんでこんなにでかい空港なのに、人が最も多く集まる到着ロビーの通路がこんなに狭いの?」と首をひねりました。

 

夕暮れ時のスワンナプーム空港

 

建物から一歩外に出ると、喫煙所がたくさんあります。空港散策で涼んで、外でタバコを吸って、また空港に入って、と繰り返しているうちに、あっという間に夕暮れ時。同じ夕日なのに、日本で見るのとはまた違った趣を感じるのが不思議でした。

 

Lee Cafeでタイ料理を食べた

空港内にあった『Lee Cafe』という、中華料理とタイ料理の両方が食べられるお店の前を通り過ぎたとき、匂いに思いっきり惹き付けられました。後で調べたら、バンコク市内に何店舗もある人気チェーン店らしいですね。華人の経営なんでしょうか? 従業員さんは全員タイ人っぽかったですけど。

 

別にサービスの質を求められるようなお店ではなく、気軽なファミレスみたいなとこなんですけど、いちいちあったかいんですよねえ……。親切で優しい。入国審査の緊張でガチガチになっていた中、このお店の従業員さんたちには本当癒やされました。多分タイはどこでもこんな感じなんでしょうね。空港から出てないのでわかりません。

 

Lee Cafeの海老ビーフン

 

メニューの中でもひときわ目を引いた、海老ビーフンを食べました。これ、むちゃくちゃ美味しかったですね。同じモノをもう一皿食べたいくらいでした。220タイバーツなので、日本円で730円くらい。一緒に注文した春巻きは全然美味しくなかったので失敗。

 

シンハー

 

ビールはもちろんシンハーを飲みました。ちょっと大きめの500ml瓶で出てきます。ビールを飲み、美味しいビーフンを食べ、あたたかい笑顔に癒やされて、「なんか、タイ、いいかも。修行じゃなく、ちゃんと観光でもう一度来たいかも」と思いました。

 

さて、実質的にタイ旅行はこれで終了です。「えええええええ!?」って感じですよね。すいません(笑)。

 

免税店をぶらぶらひやかす

帰りのフライトは24時40分ですが、JALのチェックインカウンターは19時半にはオープンするという情報を出発ロビーで入手していたので、オープンと同時にさっさと出国してしまうことにしました。帰りはしっかりプレミアムレーンを利用したので、出国審査も即座に終わります。

 

制限エリアの免税店

ROLEX

 

空港制限エリアの免税店では定番ともいえるROLEXがあったので、ちょっとひやかしで覗いてみました。

 

店頭のショーケースにはピンクゴールドのデイトナが、うやうやしく3本展示してあります。目ン玉の飛び出る値段を見て乾いた笑いをもらすと、暇そうにしていた店員さんに話しかけられました。

 

まあ、どうせないだろうと高をくくって、「ステンレススティールのデイトナはないですよね、ハハッ」と(英語で)質問してみたところ、「ある」との回答。「えっ!?」と驚きました。ないんですよ、普通は。定価販売の免税店には。

 

「白だけでしょう? 黒はないですよね?」「1つだけ黒の在庫があります」「えっ!?」「お持ちします」「え、えええええ?(持ってきてとは頼んでない!)」

 

ROLEX コスモグラフ・デイトナ ステンレススティール黒

 

予想外の展開で、奥のストックから取り出されたステンレススティールのデイトナ黒。パチッという小気味いい音を立てたかと思うと、するするとされるがままに腕にはめられ……。入国審査の時とはまた違った冷や汗が流れました。「やっべえこれ、今更断れる雰囲気じゃない……」と。

 

結果、(やけくそで)買いました……。全く、毛ほどもそんな予定はなかったのに。清水の舞台で足がすべって転げ落ちる感じで。為替レートの関係で、タイの免税店で買っても日本の並行輸入店で買っても大した価格差はないのにも関わらず……。

 

後悔しても仕方ありません。もともと20年以上前からずっと欲しかったものですし、SFC修行&JGC修行の記念品!

 

正式なケース

店内保管用の粗末なケース

 

ひとつ感心したのは、あのよく見る緑色の正式なケースとは別に、店内保管用に使っているプラスチックの粗末なケースをくれたことです。一目で高価なものだとわかる正規のケースには入れずに、こちらに入れて肌身離さず持っていろと。万が一ショッパーごとケースが置き引き等にあっても、本体が無事ならダメージは最小限だということで。

 

購入しているのは外からも一目瞭然なので、よからぬことを考える者がいないとも限りませんしね。素直に言われたとおりにしておきました。

 

スワンナプーム空港サクララウンジ

スワンナプーム空港サクララウンジ

 

ドキドキしっぱなしの1日でしたが、ラウンジに入ると一気に緊張感から解放されます。スワンナプーム空港のサクララウンジは広くもなく狭くもなく、まずまずの大きさでした。私はいつものように、PCデスクっぽいところに陣取ります。充電しなきゃいけないものがたくさんありますから。

 

無駄に眺めのいい喫煙室

 

なぜか喫煙室が一番眺めがよくて、広々しています。ただ、換気が弱すぎて、大人数が吸い始めると煙くてたまりません。掃除に入ってきたタイ人従業員の人たちが顔をしかめるくらいの煙さです。

 

サラダ、おにぎり、寿司

カレー

フルーツとデザート

ビールとソフトドリンク

 

軽食は意外と充実していました。サラダ、おにぎり、寿司、カレー、デザート、フルーツ。ビールサーバーはなく、缶ビールですね。シンハーの生ビールが飲めたら最高だったのになと思いました。他に、ウォッカやウィスキーもあります。

 

カレーとシンハー

 

Lee Cafeでお腹いっぱい食べてしまったので、シンハーと、かなりスパイシーなポークカレーだけ少しいただきました。正直、他のものはあんまり美味しそうでもなかったですし。

 

一番人気のカップヌードル

 

このラウンジの食べ物で最も人気が高かったのは、実はカップヌードルでした。やたらみんな食べているのですごく気になりましたが、お腹がいっぱいだったため断念。

 

ラウンジでネットに繋ぎ、ビールを飲んだり、タバコを吸ったり、ぐだぐだしている間に、あっという間にフライトの時刻が近づいてきました。

 

搭乗

G5搭乗ゲートへの道

 

写真は空港でも最もターミナルビルから遠いG5ゲートへ向かう道。サクララウンジからもかなりの距離歩きます。SF映画のセットみたいでかっこいいですよね。

 

24時40分のフライト予定が少し遅延しました。時差があるため、日本時間で言うとほぼ深夜3時です。疲労も眠気も限界まできていましたが、「やはりこうじゃなくっちゃ、修行とは言えないよな」という謎の充実感に満たされてもいました(笑)。

 

ではまた次回、帰国編で。

 

 

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*1:OKAは那覇空港の3レターコード。OKAタッチは那覇空港に一瞬タッチしてすぐ戻る旅程のこと。