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ANAとマイルのパパじゃない

マイレージ、ポイント、クレジットカード、ハワイ、飛行機なんかについての陸マイラーブログ

【改悪】エアカナダ・アエロプラン 特典航空券必要マイル数が大幅アップ

エアライン ニュース 改悪

一部に大激震が走っているニュースです。エアカナダ・アエロプランの特典航空券必要マイル数が大幅増加となり、特においしかった日本発着のタイ、シンガポール、ベトナムへのビジネスクラス特典航空券が壊滅的打撃を受けました。

 

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2015年12月14日発券分までは従来通りですが、12月15日以降に発券すると、改悪後のマイル数が適用されます。今現在アエロプランのマイルを保有している人は、12月14日までに何としても特典航空券を発券しなくてはなりません。

 

非常に魅力的だったエアカナダ・アエロプラン

日本発着のエアカナダ就航都市はバンクーバー、カルガリー、トロントくらいしかなく、知らない人は「じゃあなんでそんな不便な航空会社のマイルなんか貯めるの?」と思ってしまうかもしれません。違うんです。日本人にとって、エアカナダのマイルはエアカナダに乗るために使うのではなく、スターアライアンス加盟航空会社便に乗るために使うのが正解だったんです。

 

たとえばエアカナダのマイルを使って、ANAの羽田ーシンガポール線ビジネスクラス特典航空券を取る場合、必要マイル数は3万マイルでした。それに対して、ANAのマイルでANAの羽田-シンガポール線ビジネスクラスを取るには、倍の6万マイルが必要です。エアカナダなら、ANAのマイルの半分で済んでしまうんですね。

 

エアカナダがどういうつもりだったのかよくわかりませんが、なぜか日本発着の東南アジア路線は、必要マイル数が異常に少なく、非常に狙い目でした。

 

必要マイル数の増加は予想のはるか上だった

そのため、いつか改悪が来るだろうなということは、多くのマイラーが感じていたことでしたが、その予想をはるかに上回る大改悪となりました。

 

エアカナダのゾーン制で、日本はアジア1というカテゴリだったんですが、同じアジア1の中には中国、香港、マカオ、北朝鮮、シンガポール、韓国、タイ、台湾、ベトナムが含まれており、これらは全てビジネスクラスが3万マイルで済んでいました。ゾーン設定がそもそもおかしな感じですが。

 

 

2015年12月15日からは同じアジア1であっても、ビジネスクラスは8万マイルが必要になってしまいました。実に2.66倍にもなる大改悪です。なんと、お隣の韓国に行くのでさえ8万マイルです。ついでにシンガポール、タイ、ベトナムはアジア2にゾーンが変更となり、ファーストクラスの必要マイルがさらに上乗せされています。

 

日本発着 シンガポール・タイ・ベトナム
搭乗クラス変更前 変更後
エコノミー 20,000 40,000
ビジネス 30,000 80,000
ファースト 50,000 130,000

 

また、アエロプランでANA国内線の特典航空券を取る場合、変更前は20,000マイルだったのが、変更後は40,000マイルとなります。もうアエロプランで国内線を取るのはどう考えても割に合いませんね。ANAマイルだったらハワイに行けてしまうマイル数です。

 

SPGを使った錬金術も当然封じられることに

ホテルチェーン版マイレージとも言える、スターウッドプリファードゲスト(SPG)のスターポイントは、各航空会社のマイレージプログラムに移行率1倍で交換ができます。

 

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エアカナダもそのひとつであり、SPGポイントを直接購入してエアカナダ・アエロプランに交換することによって、日本発着東南アジア路線のビジネスクラス特典航空券を取得すると、航空券を購入するより大幅に安く済んでいたんですよね。なんでもかんでも無料で済ます陸マイラーにはあまり縁がない方法ですが、普段から飛行機に乗りホテルを利用する人たちの間ではよく知られた方法でした。これも使えなくなるということになります。

 

コールセンターまで終了

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aircanada.com - エア・カナダでのアエロプラン取り扱いについて

 

泣きっ面に蜂といった感がありますが、アエロプランの東京コールセンターは2015年10月30日をもって業務終了となり、以降はカナダ本社のコールセンターに電話をしないといけなくなりました。もちろん日本語は通じません。

 

WEB上から特典航空券の予約等は今まで通りできますが、スターアライアンス御用達の予約システム『Altia』では、途中降機を含んだりゾーンを行ったり来たりするような複雑な旅程はほとんど組めません。その場合はどうしてもコールセンターでの予約が必要になってきます。英語、もしくはフランス語に自信がある人じゃないと使えません。

 

元々アエロプランのコールセンターは「電話がとてもつながりにくい」「対応がずさん」と評判が悪かった部分もあるんですが、あるとないとでは大違いですよね。必要マイル数の増加と、コールセンターの撤退という2つの改悪により、日本人にとっては事実上アエロプランは完全に終了の感があります。

 

改悪に備えよ

今回の改悪で、直接的に打撃を受ける陸マイラーは少ないと思われますが、世界的なこの流れは止まりそうにありません。2015年現在、バブルとも言えるANA陸マイラー界にも何らかの改悪が来ることは覚悟しておく必要があります。

 

その筆頭候補はソラチカですよね。0.9倍という移行率は誰がどう考えても時代の流れに逆行してます。空を飛んでマイルを貯めている人より、ポイントサイトの裏ワザを使ってマイルを貯めている陸マイラーの方が、圧倒的に獲得マイルが多いという状況は明らかに異常です。

 

「貯められるうちに貯める」ということももちろんですが、ソラチカ改悪後をにらんで、手広くマイル獲得手段を考えておくことが重要です。

 

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