最終更新日:2017年10月1日
Amebaでお馴染みのサイバーエージェントが運営する、新進気鋭のポイントサイト、『ドットマネー』のポイント交換先に、2015年12月3日より、メトロポイントが追加されました。これにより、ソラチカルート周辺に若干の変化が起こっています。
今回は、「クレディセゾンの永久不滅ポイントをANAマイルに交換する」「ちょびリッチをお得にANAマイルに交換する」という2点を解説し、ドットマネーを使った新たなソラチカルートをご紹介します。
- 永久不滅ポイントの基本
- 永久不滅ポイントのANAマイルへの交換はどう変わったか
- 2016年1月4日までは増量キャンペーン
- ドットマネーのおかげで、ちょびリッチの弱点が払拭された
- ドットマネーの今後は
- まとめ
- 関連記事
永久不滅ポイントの基本
永久不滅ポイントは、セゾンカードとUCカードの決済利用によって貯まるポイントです。全てのセゾンカードとUCカードが該当するわけではないので、ご自分の使っているカードが、永久不滅ポイントの貯まるカードか、そうでないかは調べておいてください。
1,000円の決済で1ポイントが貯まり、有効期限がなく、その名の通り永久不滅で貯められるので、「よくわからずに発行して、陸マイラーになる前に使っていたよ」という人も多いんじゃないでしょうか?
1ポイントの価値は5円。1,000円の決済で1ポイントですから、還元率は0.5%ですね。有効期限がないのは確かに魅力ですが、陸マイラーからすると、「この還元率ではお話にならない。貯める意味がない」とさえ思ってしまいます。
永久不滅ポイントのANAマイルへの交換はどう変わったか
従来から、永久不滅ポイントは、ANAマイルへ直接交換することができました。セゾンカードで100万円決済したときに得られる永久不滅ポイント、1,000ポイントがどうなるか見てみましょう。
この場合の交換レートは1ポイント→3マイル。100万のカード決済でたったの3,000マイル。なんとマイル還元率は0.3%になってしまいます。ANAカードでマイルを貯めれば、最低でもマイル還元率は1%、100万円で1万マイルになるわけですから、セゾンカードでANAマイルを貯めるのは正気の沙汰ではありません。
「でも陸マイラーになる前にセゾンカード使っていたから、結構ポイントが貯まっているんだよな……。この永久不滅ポイントどうしよう……」という人にとっては、今回のドットマネーとメトロポイントの交換ルート開通は渡りに船です。
12月3日からは、以下のルートで永久不滅ポイントをANAマイルに交換することができるようになり、少しマシになりました。ソラチカカードを保有していることが前提ですが。
永久不滅ポイント→ドットマネー→メトロポイント間は全て等価交換。最後のメトロポイント→ANAマイルの部分だけ、0.9倍の交換率になります。
しかし、元々、永久不滅ポイント自体が還元率0.5%なので、最終的なマイル還元率は0.45%にしかなりません。0.5×0.9=0.45という計算ですね。やはりこれでは、積極的に決済に使っていこうという感じにはなりません。あくまでも、「陸マイラーになる以前に貯まっていた永久不滅ポイントを少しだけお得にANAマイルにすることができる」というだけです。
ちなみにUCカードの「Tokyo Metro To Me CARD UC」だけは、ドットマネーを介さずに直接メトロポイントに交換できます。
2016年1月4日までは増量キャンペーン
永久不滅ポイントからドットマネーへの交換キャンペーンが1月4日まで行なわれています。初回に限り15%増量、2回目以降も期間内なら10%増量です。どう考えても損はないので、陸マイラーになる以前に、無意味に永久不滅ポイントをたくさん貯め込んでいた人は、期間内にさっさとドットマネーに交換してしまいましょう。初回に全て交換してしまって構わないと思います。
その後、じっくり考えて、ANAマイルにするもよし、現金化するもよしです。ただし、このキャンペーンでドットマネーに交換した増量分のマネー有効期限は、付与日の当月末までなので、それまでに決めてください。通常交換分のマネー有効期限は6ヶ月です。
また、永久不滅ポイントからドットマネーへの交換は、現状では2016年3月31日までの期間限定となっています。限定が解除されて、ずっと継続される可能性もありますが、大量に永久不滅ポイントを貯め込んでいる人は念のため3月末までに交換しておいた方がいいでしょう。
ドットマネーのおかげで、ちょびリッチの弱点が払拭された
今回のドットマネーとメトロポイントの交換ルート開通は、ちょびリッチを利用している人にとって、最も恩恵の大きいものとなっています。従来のちょびリッチの交換ルートを見てみましょう。よく見慣れたソラチカルートです。
最大のネックはちょびリッチ→PeX間でした。ハピタスやポイントタウンはPeXへ等価交換ができ、目減りはないんですが、ちょびリッチの場合はここで0.9倍になってしまっていたんですよね。メトロ→ANAでも0.9倍なので、0.9×0.9=0.81。
これを嫌って、ちょびリッチを敬遠する陸マイラーが多かったんですが、今回、PeXの代わりにドットマネーを経由することができるようになったので目減りはなくなりました。
また、2016年1月4日までは、ちょびリッチ→ドットマネー間で最大10%の増量キャンペーンが行なわれています。今後もこういったキャンペーンが、他のポイントとの交換でも頻繁に行なわれるようになると、PeXよりドットマネーを利用することが多くなるでしょう。
やっとちょびリッチの弱点が払拭されたと思ったところで、ちょびっと買取が終わってしまったのは残念でなりません。
ドットマネーの今後は
ドットマネーは手数料が無料なため、ポイントの中継基地としても、現金化の出口としても非常に優秀なポイントサイトです。今後はPeXに取って代わる存在になるかもしれません。
また、中継基地としてではなく、ドットマネー単体でポイントを稼ぐ方法もこれから増えていくものと思われます。現時点ではそれほど種類が多くありませんが、既にカード発行案件では他のサイトを凌駕する高還元のものが出てきています。データ入力や記事作成といったクラウドソーシング分野の案件も今後有望です。
友達紹介制度が存在しないため、陸マイラーの間で爆発的な人気になることは考えにくいですが、Amebaユーザーを元々たくさん抱えているので、友達紹介制度を設けないまま会員数をどんどん増やしていく可能性が高いです。
今後も増量キャンペーンが頻繁に行なわれていくようなら、積極的に使っていきたいサイトですね。
まとめ
ドットマネーの交換先にメトロポイントが追加されたため、ソラチカルートの中継地点として新たな利用法が生まれました。眠らせている永久不滅ポイントは、2016年3月31日までにドットマネーに交換しておくのがおすすめです。
ちょびリッチの交換ルートも今後はPeXではなくドットマネーを使いましょう。0.81倍だったマイル還元率が、0.9倍に上げられます。
追記:2017年10月1日より、PeXからメトロポイントへの交換で、手数料が無料となりました。
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