ANAとマイルのパパじゃない

マイレージ、ポイント、クレジットカード、ハワイ、飛行機なんかについての陸マイラーブログ

ANA陸マイラーとしてのこれまでの歩みを振り返る

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自分のANAマイラーとしてのこれまでの歩みを振り返ってみたいと思います。私が陸マイラー生活を始めたのは2008年8月15日からでした(なぜそんなに細かい日付までわかるかというと、はてなグラフに記録がつけてあるからです)。
 
 

「毎年ハワイに行くなど造作もない」

海外通の知人から「君の生活行動を上手く利用して陸マイラーになれば、毎年夫婦でハワイに行くなど造作もない」と言われ、半信半疑でマイルの貯め方に関して調べ始めたのがきっかけです。まずは、JALより陸で貯まりやすいと聞いていたANAマイルに狙いを定めます。始めた当初はポイントサイトの重要性をよくわかっていなかったので、主にクレジットカード(ANA JCBゴールド)の利用と、楽天ポイントのマイル化に力を入れました。
 
当時はまだ楽天市場にもYahooショッピングにも「期間限定ポイント」という制度がなかったので、店舗10倍ポイントとお買い物マラソンを組み合わせると、大量マイルが生み出せていたんですよね。また、通常「楽天→ANAマイル」の移行率は0.5倍と半分に目減りしてしまいますが、ごくたまに等倍で交換ができるキャンペーンがあり、平均マイル還元率20%超になっていました。今では到底不可能なとんでもない還元率です。
 
 

目標はあっさり達成できた

「さすがに毎年ハワイは無理だろう。とりあえず、夫婦2人がハワイに行ける8万マイルを、最初の2年間で貯めきるのを目標にしよう」と始めたんですが、この目標に到達したのが同年の12月26日。陸マイラー生活からわずか4ヶ月後
 
始めてすぐにポイントサイトの重要性に気付き、そちらに軸足を移したからです。クレジットカードの決済や楽天での買い物だけではこんなに早く8万マイルも貯められるわけがありません。単純計算で800万円の決済が必要ですからね。
 

初めての特典航空券 

2009年1月19日に、初めての特典航空券取得に挑戦しました。9万マイル足らずしかありませんから、当然エコノミークラスです。「取りにくい取りにくい」と聞かされていましたが、エコノミークラスで、スターアライアンス提携航空会社を狙い、日付や曜日にこだわらなければ、さほど空席がないわけでもありませんでした。
 
往路2009年6月20日、復路6月26日がユナイテッド航空であっさり取れて、6泊8日のハワイ旅行が確定しました。つまり、陸マイラー生活開始から10ヶ月後には、もうマイルでハワイに行けたのです。これには正直驚きました。「マイルって、こんなに簡単に貯まるんだ!? 毎年ハワイなんて楽勝じゃないか!」と。
 
今回アップしてある写真は全て2009年6月、マイル特典旅行の際に自分が撮ったものです。ハワイ挙式(2004年)の時に宿泊したモアナサーフライダーに再び来ることができました。航空券代がタダなので、少しいいホテルに泊まれるのがマイル特典旅行のいいところです。
 
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最初の1年で30万マイル

2009年1月に8万6千マイル(当時はスターアライアンス提携会社で取ると割高だったんです)を投入して特典航空券を取得したため、手持ちマイルは当然ほぼゼロになりました。しかし、そこから2009年8月までの7ヶ月間で今度は21万マイルも貯まったんです。陸マイラー生活開始からちょうど1年、開始当初からの累計で言えば約30万マイルが貯まった計算です。
 
この頃よくやっていたのが、FX口座開設です。当時は1口座につき1〜2万マイル相当くらいのポイントが貰えましたし、取引条件なども今と比べるとゆるゆるだったので、完全に陸マイラーの狩り場になっていたんですよね。自分の場合、全部で11口座(!)も開設して荒稼ぎをしました。
 

毎年ビジネスクラスでハワイに行けるようになった

2009年8月には、ついにビジネスクラス特典航空券の取得に挑戦しました(ハワイ往復2名ビジネスクラスはレギュラーシーズンで13万マイルが必要です)。ビジネスクラス2席はさすがに簡単に取れるものではなく、355日前の解放日、PCにかじりついて、裏技も駆使して取りました。
 
以降は毎年、7~8月頃に、翌年6~9月頃のビジネスクラス特典航空券を取り続けています。グラフを見ていただくとわかるんですが、定期的に13万マイル減算されていても、それを上回るペースでマイルを獲得しており、じりじりと右肩上がりで増えています。しかし、マイラー生活4年となる2012年8月を境に、少しずつではありますが、ジリ貧に陥っていくんですね。
 
これには複合的な要因があります。
 
  • 「初回限定」案件をあらかたやり尽くしてしまった
  • 稼ぎ場だったいくつものサイトで改悪の嵐が吹き荒れた
  • 「年間13万マイル稼げれば自分には充分」というモチベーションの急激な低下
  • 各種ポイントの無計画なマイル化により、有効期限切れ寸前のマイルが発生した(期限切れを防ぐため、行きたくもないグアム旅行に無理矢理行きました)

 

最強カード、ソラチカの登場

しかし、モチベーションの低下によりマイル情報をあまり貪欲に収集していなかったこの時期に、実は不遇の陸マイラー界に、救世主が現れていました。皆さんご存知のソラチカ(ANA ToMe PASMO JCBカード)です。2012年3月1日から発行が始まったソラチカにより、今まではマイル化の際に半分に目減りしていた各種ポイントが、0.9倍でマイル移行できるようになったからです。

 

もしもこのソラチカが2008年から存在していたとしたら、私の初年度の獲得マイルは、軽く40万マイルを超えていたはずです。

 

自分の場合は情報収集を怠っていたためかなり出遅れましたが、ソラチカの登場以降、マイラーブログ界隈では「1円もお金を使わずに年間216,000マイル獲得」が当たり前の状態となりました。ソラチカで扱うメトロポイントは、毎月の交換上限が20,000ポイント。これをANAマイルに移行すると毎月18,000マイルとなります。年間で18,000×12=216,000という計算です。

 

 

ポイントを制するものはマイルを制する

結局陸マイラー初年度に気付いた「ポイントが一番重要」という基本に戻ったわけです。還元率最強クレジットカードなどいくら探しても無駄。カード決済だけで216,000マイル貯めるには、2千万円以上のお金を使わなくてはなりません。そんな大金を使える人なら、そもそもマイルなんて貯める必要もないですからね。

 

ようやく自分も遅れを取り戻し、年間30万マイル獲得のサイクルに再び乗り始めたところです。そのノウハウは、これからもブログで逐一ご紹介していきたいと思います。是非皆さんも、マイルを貯めてハワイに行ってみてください。やろうと思えば1年で充分可能です。Good Luck!!

 

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