最終更新日:2017年4月21日
2015年7月のハワイ旅行記もまだ全部書き終わっていない今日、7月29日に、来年の分のANA特典航空券を発券しました。
他の路線、他の時期、他の搭乗クラスならここまで急いで発券する必要もないんですが、「人気のホノルル線、夏休みに入る7月後半、席数の少ないビジネスクラス」と三重苦が揃っていますから、特典航空券開放タイミングとなる355日前には発券してしまわないと、ライバルに取られてしまうのです。
今回は実際にANAのマイル特典航空券を予約・発券するまでの手順を、詳しく解説したいと思います。初めてマイルを特典航空券に交換するという人の参考になれば幸いです。
注意
この記事を書いた後、ANA国際線特典航空券のシステムが若干変更され、エコノミーとビジネスクラスの取得方法が統一されました。当記事の画像は、2015年7月当時の古いシステムのものとなっています。それほど大きな違いはありませんが、新しいシステムでの発券手順は以下のリンクの画像を参照してください。
ホノルル線Cクラスは355日前の朝9時が勝負
まずはANAのトップページから、「国際線航空券」のタブに行き、「特典航空券予約」をクリック。2015年4月から予約システムが変わったことにより、特典航空券開放タイミングは355日前の朝9時きっかりになり、とても楽になりました。以前は355日前の深夜1〜2時くらいの間という非常にアバウトな感じだったので、深夜に長時間ウェブに張り付く必要があって大変だったんですよ。
2015年7月29日の355日後は2016年7月18日(月)です。この計算は、スマホの日数計算アプリがあると便利です。
狙うのはエコノミークラスではなく、ビジネスクラスなので、「その他クラス・旅程」をクリック。エコノミーを狙う人は、この画面のまま、日付と人数だけを選択します。
往復同日の弾丸旅程で往路を確実に押さえる
往路、復路ともに日付を選択し、人数も選択します。往復ともに2016年7月18日という、日帰りツアーのような無茶苦茶な旅程ですが、これがミソです。あえてこうするんです。これ以上先の日付はまだ開放されていないわけですから。
ANA特典航空券は、往路だけ確定させるということができません。必ず往復ともに日付を確定しないと発券できないんです。なので、あえて日帰りツアーのような無茶な発券をして往路を確定させ、後から復路の日付を変更します。
(今回、私はこの特典航空券では乗らず、スカイコインで航空券を買う予定なので、写真では「会員本人は搭乗しない」にチェックマークを入れていますが、通常は入れません。今回の2人分の特典は妻と母が使う予定です)
2016年7月18日往路の空席がありました。この操作をしている時点で時刻は8:58。開放2分前でまだ誰も手を付けられない時間なので、当然ながら、羽田も成田もビジネスクラスに空席があります。往路は羽田のビジネスクラスを選択しました。
緊急事態発生! 消えた羽田便を探せ!
ここで大問題発生。復路には成田だけが表示され、何度やっても羽田が出てきません! パニックです(笑)。
復路はどうせ後で変更するので、羽田だろうと成田だろうと、別にどちらでも構わないんですが、ANAの予約システムがそれを許してくれません。往路の到着と復路のフライト時間が近すぎて「ご指定の旅程は、乗り継ぎができないフライトが含まれているため、ご利用いただけません。フライト条件を指定し直してください」と出てしまい、発券できないんです。往路が遅い羽田発だからこそ起きてしまう問題です。逆に言うと、往路を成田に決めているのであれば、復路の同日予約は羽田成田どちらでもOKなので選択肢の幅が広くなります。
時刻は9:06。グズグズしていたら、ライバルに往路を取られてしまいます。
即座にANAのデスクに電話しました。WEBからの特典航空券発券なら手数料はかからないんですが、電話でやると一人2,160円の手数料がかかってしまいます。が、背に腹はかえられません。こんなことでケチって、特典航空券が押さえられなかったら目も当てられませんから。
ANAデスクのオペレーターの方が、素早く往復ともに2016年7月18日の羽田/ホノルルを押さえてくれて、事無きを得ました。最初に「本当に往復ともに同じ日付でよろしいですか?」と聞かれましたが、「復路は後で変更します。WEBから後日変更できますよね?」と伝えると、向こうも慣れたものですから、すぐに狙いを理解していただけました。
また、「WEBから発券しようとしたんですが、復路の羽田が出てこないんです。これは何故ですか? この日付に羽田の設定がないんでしょうか」と尋ねたところ、どうやらシステムのバグらしいということが発覚し、「上に報告を上げます」ということになりました。やっぱりバグですよ! まだこのシステム、信用できません。
ANAのデスクは頼りになる
システムのバグということで、電話での発券手数料も免除されました。ラッキー。「復路変更の際に、また羽田が表示されないようでしたら、お電話ください」とも言われました。とりあえずこれで安心です。
今回のシステム変更で唯一良かった点は、ファミリーマイルを合算しての特典航空券発券でも、WEBから予約の変更が利くようになったことですね。以前のシステムでは、ファミリーマイルを合算すると、それ以降、電話での変更しかできなくなるため非常に不便でした。
来年7月のハワイCクラス往路が確定
発券後の「予約確認」で出てくる画面です。2016年7月18日、往復ともにビジネスクラスで2名、しっかり予約できています。燃油サーチャージと空港税等で2名分44,840円を支払いましたが、以前と比べればだいぶ安くなりましたねー。原油高の時は泣けてくるくらい高かったです。
発券後、わざわざ同じ日付で空席情報を確認してみました。
Cクラス羽田発ホノルル行きはもう空席待ちになってますね。ANAマイレージクラブ平会員に開放されていた特典ビジネスクラスのたった2席は、私によって押さえられてしまった、ということになります。上級会員、特にダイヤモンド会員の人たちに対しては、まだ何席か空きが表示されるはずですが。
試しに復路ももう一度見てみました。
やっぱり羽田が表示されません。本来ならここも、「空席待ち」と表示されなくてはいけないんですけど。夜にもう一度確認したら表示されていました。バグを潰したんですかね。よくわかりません。
復路を確定させるまでが遠足です
往路は完全に確定させたものの、まだ安心はできません。復路を狙った日付に変更できなければ、最悪の場合、この発券自体をキャンセルして、キャンセル手数料6,000マイルをドブに捨てることになります(キャンセルは1人3,000マイル)。
復路変更編は以下の記事になります。