空港関連で少し面白いニュースが入ってきました。秋葉原から船で羽田空港まで行く、運河クルーズの社会実験が行われるそうです。
羽田空港から都心部への船による移動の可能性を検証するため、国土交通省は9月に羽田空港と秋葉原を天王洲経由で結ぶ、社会実験を実施する。9月19日から26日までの8日間。
（中略）
国交省では、1930（昭和5）年竣工の万世橋たもとにある船着き場や、大型船が航行できない神田川などの橋梁群を見どころとしている。
一瞬、「ん？ これは将来的には本気の輸送手段として使うつもりなのかな？」と思ってしまいましたが、どうやらそうではなく、「普段は上から見下ろす川を、 船から見上げる逆の視点で楽しむ運河クルーズ」という観光需要の多さを計る実験のようです。
船の作りを見ると、羽田空港に到着した外国人観光客が、スーツケースを持ったまま乗れるようなものではありません。荷物を積めるスペースがありませんし。これが可能だったら、台湾人のオタクに大人気になった可能性ありますね。
しかし、運河の風景は本当に楽しそうです。今まで見たことのない世界ですよね。屋根なしの船で2時間40分も乗るのはちょっと辛そうな気もしますが。
羽田－秋葉原は予約殺到！
ちょっと乗ってみようかと思ったんですが、2015年8月26日現在、羽田ー秋葉原は既に完売でした。シルバーウィークですし、ニュースが流れた途端に予約がすぐに埋まってしまったようです。品川ー羽田と、秋葉原ー品川はまだ少し席がありました。とにかく秋葉原が人気なようです。万世橋を川から見たい人が多いんでしょうねー。
実は、船で羽田に行く方法は既にある
テレビで紹介されたことも何度もあるのでご存知の方も多いでしょうが、羽田空港へのクルーズ船は既にあります。
日曜日にだけ、横浜－羽田ーお台場を結んで航行しているんですよね。海上から迫力ある飛行機の写真が撮れるため、航空ファンに限らず、リタイア組の年配層からも非常に人気があります。日曜だけたった一往復の運行なので、羽田ー秋葉原の運河クルーズと同じく、旅行時の羽田への交通手段ではなくあくまでも遊覧船ですが。
