全国ANAラウンジ巡りで行ってまいりました中部国際空港(通称セントレア)。ここに来るのはJGCのバンコク修行以来。あの思い出深き(というかビビりまくっていた)初の海外一人旅では、ハイテンションと緊張が入り交じり、何がなんだかわからない精神状態でした。その時入ったラウンジはJAL国際線サクララウンジ。今回は国内線ラウンジです。
空港巡りをしていて思いましたが、やはり国際線がたくさん飛ぶ空港はテンションが爆上がりしますね。行き交う人に漂う高揚感がまるで違います。今回は気持ちを落ち着けて、じっくりとセントレアを堪能してきました。
中部国際空港到着
2016年8月9日、鹿児島09:55発のANA352便で、11:10に中部空港に到着。ハワイ旅行では「ビーチホッピング」という言葉がありますが、さながらこれはラウンジホッピングですね。1日に何個もラウンジを巡ります。
ちょっと写真がわかりにくいですが、吹き抜けに複葉機の模型(?)が吊されてあったり、飛行機大好き感が漂う作り。
かと思えば特設コーナーなのか、プラレールが子供達の熱い視線を集めていたり。「飛行機関係なくね?」という言葉が出かかりますが、よーく見ると、模型ビルの上空に申し訳程度にデフォルメ飛行機が飛んでいます。
上階には名古屋の名店が揃っています。以前から、羽田空港に用もないのによく行っていたのでわかります。空港に行くこと自体が楽しめる作りになっていますね。今回は千寿本店謹製「めいふつ 天むす」を買い、ラウンジに持ち込みました。
名古屋っぽさ全開の『矢場とんのカレー』は例によって値段を見て「うっ……」となってしまったので買ってません(笑)。
中部国際空港セントレアエアラインラウンジのデータ
- ラウンジ種別 ANA LOUNGE SERVICE
- ラウンジ所有者 共用ラウンジ
- 施設 1部屋 65席(全席禁煙)
- 位置 3階 国内線出発フロア
- 営業時間 6:00~最終便出発まで
- サービス内容 ソフトドリンク、アルコール類、新聞、雑誌、プリンター
中部空港は入って左が国際線、右が国内線です。国内線保安検査所を抜けるとすぐ右手にセントレア エアラインラウンジがあります。
写真を見て「ん?」となりませんか? 一見すると、入り口のカラーや作りはJALサクララウンジの雰囲気が漂っています。さらに、ANAとJALのロゴが並んでるんですよね。そう、ここはANAラウンジではなく、ANA JAL共用のラウンジなんです。というか、ここに来るまでリサーチ不足でそのことについてわかっていなかったので、着いてギョッとしました。「しまったー。ANAラウンジを全て回る旅だったのに、関係ないとこ来ちゃった」となりました(笑)。
共用とは言っても、原則としてANAのチケット+JALの上級会員資格とか、JALのチケット+ANAの上級会員資格というクロス状態では入れません。あくまでも、チケットと上級会員資格が揃っていないとダメです。もしかしたら運用がいい加減で入れてしまうこともあるかもしれませんが。
エアラインラウンジの目の前から2~8の搭乗口への通路を眺めたところ。奥が2で、手前が8。左手には9~10の搭乗口があります。
中部国際空港セントレアエアラインラウンジの内部
ふっつう~~~。見事なまでの普通さ加減でした(笑)。真ん中に大きく正方形の広間があり、そこに整然と椅子が並べられているだけ。壁際にカウンター状の席が少しあります。この時はほぼ貸切状態でしたが、混雑したら、これは居心地悪いだろうなというのが想像できます。それほど広くもありません。
ラウンジは寛ぎの空間であるべきと思うので、やはりある程度、仕切りだと意識させない仕切りを配置して、パーソナル空間をうまく確保してほしいものです。これでは、電車の車内と大差ありません。航空会社のラウンジというより、カードラウンジの雰囲気です。
壁際の席に陣取り、ドリンクコーナーを見てみたところ。ドリンクコーナーも、古き良き(?)時代の高速道路パーキングエリアを思わせる雰囲気です。一言で言うと、「昭和」。
ドリンクコーナーにはソフトドリンクサーバーと、ビール&ハイボールのサーバーがあります。これは泡ボタンがないタイプのサーバーですね。泡ボタンに関しては以下の記事を参照のこと。
唯一ここがエアラインラウンジだと感じられるのは、ビールの銘柄がサントリープレミアムモルツであることくらいでした。他に、サントリーの角瓶も置いてあります。コーヒーマシンもあります。
先ほど買った千寿の天むすをつまみにプレミアムモルツを。サーバーから注げる角ハイボールもいっときました。おつまみは写真の梅味おかきと、チョコレートがありました。
特筆すべき点として、ここは無料Wi-Fiを謳っているんですが、速度が遅すぎて使い物にならなかったことが挙げられます。普段ANAラウンジの高速Wi-Fiに慣れていると面食らいます。
まとめ
中部国際空港国内線 セントレア エアラインラウンジは、昭和の香り漂う、あまり居心地のよくないラウンジでした。ANAとJAL共用ですので、運営は空港がやっているんでしょうが、いわゆる「カードラウンジ」でも最近は居心地の良いところがたくさんありますから、もうちょっと頑張らないと、航空会社上級会員の満足度は低下してしまうと思いました。
次回は那覇空港 ANA SUITE LOUNGEをお届けします。