旅行は、意識した時から実質始まっている。みなさんもそうですよね? こんにちは。寄稿者のモッシュです。レンタルWi-Fi比較に引き続き寄稿させていただきました。今回も実際のハワイ旅行にダイレクトに役立つ情報をお伝えします。テーマはハワイ本です。
どの旅行もガイド本を買った時から旅行が始まります。僕はハワイ本を旅行のたびに何冊も買っています。
ネットにも有益な情報が落ちているにはいますが、ブログでの情報収集はあんまり効率がよくない気がします。「うちの○○君(旦那のブログ上での愛称)とチビ○○君がうんたら~」みたいな内容が多く、情報を拾うという意味ではちょっと苦労しました。なので、実体験からハワイ関連本で情報収集するのは、情報量、時間短縮の2つの観点から、いい手段だと思ってます。*1
なにより、本を買った時から実質ハワイ旅行が始まりますからね! 僕としては気になった数冊を気前よく購入することをおすすめします。
僕の情報整理術
整理術というほど大げさなものではないのですが、これまでのハワイ旅行の旅程で実際にとっても役に立った方法をシェアしたいと思います。
1. ガシガシ書き込み、ガシガシ折ってく
本の扱い方は人によって千差万別だと思います。カバーをかける、折り目を絶対つけないなど大切に扱う人から、コーヒーこぼしちゃっても気にしない人まで。
僕のおすすめとしては、普段大切に扱う人でも、ハワイ本に関しては「ぐりぐり印つけまくり」の「ドッグイヤー作りまくり」が情報として取り出しやすくなるな、と思いました。雑誌でも単行本でも、どんな本でもです。
一冊の情報量は結構多いですし、本を何冊も買うようになると、どこに何が書いてあるか余計に分からなくなるんですよ。
だから、一冊をひと通り楽しく読んだ後は、いかに情報に早くアクセスするかを重視すると良いと思います。当然何冊かは現地に持って行くと思います。せっかくハワイにいるのに、本とにらめっこじゃもったいないですもんね。じっくり読むのは出発前まで、現地では必要な情報を光速で取り出すのみ! これです。
2. 地図に落としこむ
ハワイ本をガシガシ書き込んでいくと、大体行きたいところが絞れてくると思います。そうするとどうでしょう、結構場所が散り散りになっていませんか? ハワイはワイキキ周辺以外にも、カイルア、ハレイワ、アラモアナ、ワード、カイムキ、カハラ、カカアコなどなど。またワイキキ周辺だけだとしても、エリアは全て徒歩で回れる圏内だと思いますが路地も入り組んでいるので、やはり地図に落としこんでおくと楽です。
現地で目的地を入力してスマホの地図アプリで探すのも悪くないですが、情報が点どまりです。あらかじめ書き込んでおくことにより、点と点が線で結ばり動く経路まで決められます。地点A→B→C→Dと動けば効率的なのに、A→D→B→Cと動いてしまうのは本当によくあることなんです……(特に方向音痴の僕にとって)。
また全体の土地勘もぼんやりと掴めてくるので、ブラタモリ的に歩いて些細な発見も楽しめると思います。
3. グーグルマイマップへ落とし込む(オプション)
わが家の場合は大半のムックに付属する、切り離せる大きめの地図に直接書き込んでいますが、Googleマイマップへ落とし込んでいくのもありだと思います。
単発で調べたり、今いる地点と目的地の経路を検索したりするなら、通常のグーグルマップでも十分です。一方、グーグルマイマップならオリジナルのスポットをどんどん登録でき、登録した場所・お店にメモも残していけるので、一度作ってしまうと非常に有用です。
公開してシェアもできるので、友だちと別行動して後で合流するときも便利ですし、ハワイに行くたびにひとつのマップにみんなが書き込んでいくとか夢が膨らむと思います。
次に僕が購入したすべての本を紹介し、実際に役に立った度を☆で評価していきます。「☆☆☆」が最高点。重視するポイントは、情報量の多さ、写真の多さ、文章のおもしろさの3つです。
THIS IS GUIDE BOOK IN HAWAII (2013年11月出版)
情報量:☆☆☆
写真の多さ:☆☆☆
文章のおもしろさ:☆☆☆
お役立ち度:☆☆☆
僕のベストオブハワイ本がこの本です。2013年出版ですが、情報はまだまだフレッシュです。情報量、写真、文章ともすべて最高点なんですが、何といっても写真がすばらしい!ハワイ旅行とは関係なく、写真からハワイの雰囲気を感じたくてページをめくってしまうほどです。
写真のパワーは本当にすごくて、食べ物は“とても”おいしそうに、雑貨や服は“とても”かわいく、景色は“とても”美しく撮影されていて、「自分もこの場所に行きたい!」と思わせてくれました。
TIN CAN MAILMANに行った時には、「写真の人が実在した!」という感覚にまでなってしまいましたw
著者の二人はハワイ本業界では有名な方で、そのお二人の信頼できる主観の集まりなので、情報もテキストもおもしろかったです。特に内野亮さんはBS12 トゥエルビで放送している「ハワイに恋して」に”まことちゃん”としてレギュラー出演し、テレビでもたくさんのスポットを紹介しています(ハワイに恋しても面白くて毎回録画して見てます)。単行本サイズなので持ち運びもしやすいので、行きの機内に持ち込んで読み込むのもありですね!(逆に寝不足→時差に注意ですね)
参考にして実際に行った場所
- Arantino at the Kahala(イタリアンレストラン/カハラ)
- Boots & Kimo’s(パンケーキ&オムレツ/カイルア)
- Morton’s The Steakhouse(ステーキハウス/アラモアナ)
- THE HUMAN IMAGINATION(ストリートファッション/ダウンタウン)
- Leonard’s(マラサダドーナツ/カパフル)
- OLIVER(カジュアルファッション/カイルア)
- Pioneer Saloon(プレート/モンサラット通り)
- ROBERTA OAKS(レディースカジュアル/ダウンタウン)
- TIN CAN MAILMAN(雑貨/ダウンタウン)
- V-Lounge(ピッツェリア/アラモアナ)
- You Chun Korean Restaurant(中華/アラモアナ)
POPEYE 2013年5月号 - HAWAII GUIDE FOR CITY BOYS(2013年4月出版)
情報量:☆☆☆
写真の多さ:☆☆
文章のおもしろさ:☆☆☆
お役立ち度:☆☆☆
バックナンバーはレアではないので、難なく入手できるはずです。
マガジンハウス社のファッション&カルチャー誌のポパイです。20~30代男性をターゲットにした雑誌で、テーマはシティーボーイ。シティーボーイ的な解釈でハワイを紹介しています。こちらも2013年発行ですが情報の鮮度は高いです。
見やすいか見にくいかで言うと、多分後者! 地図も載ってるけどイラストチックなので、どこに何があるか全然分かんねえ! でもとにかく情報量が多いです。そして深い。掲載店全てのアドレスもフォローしてるので、自分で地図やGoogleマップに落とし込めば問題ないでしょう。というか、そうするべきです。
また僕がポパイを最もお勧めしたい理由は、やっぱりファッションなんですね。スナップで紹介されている服は日本で販売されているものなので、現地での直接の買い物には役立ちません。でも、「リゾート地でリゾート着を着ることの重要さ」は伝わると思います。存分に。
ハワイに行ったのなら、リゾート着を着ましょう。日本と同じ格好してても意味がないですよ、とすら思います。男性なら日本じゃ着ることがはばかれるくらい派手なアロハ、そして丈の短いサーフショーツがオススメです。女性は少なくともレギンスと腕レギンスは脱ぎ去りましょう。気分が全然変わるはずです。これほんと。
参考にして実際に行った場所
- Diamond Head Trail(トレイル/ダイアモンドヘッド)
- FISHER HAWAII(文具店/カカアコ)
- GOODWILL STORE(スリフトストア/カイムキ)
- GREENROOM HAWAII(アート/ワイキキ)
- KICKS/HI(スニーカー/アラモアナ)
- Matsumoto Shave Ice(かき氷/ハレイワ)
- Nico’s Pier 38(魚介プレート/ピア38)
- Olive Boutique(レディースカジュアル/カイルア)
- The Original Pancake House(パンケーキ&オムレツ/アラモアナ)
ハワイスタイル特別編集 ハワイ本オアフ最新2016(2015年4月出版)
情報量:☆☆☆
写真の多さ:☆☆☆
文章のおもしろさ:☆
お役立ち度:☆☆☆
ハワイ関係のムック本は数多く発刊されていますが、個人的にオススメなのが詍出版社のエイムックシリーズです。
前の2つの本ほどお洒落な本ではない、いわゆる普通の観光ガイド本ですが、その中でも圧倒的に見やすいです。上二つの本と違い、アクティビティ系の情報がかなり多く掲載されています。情報量は多い中にも、ページごとにテーマが決められていて、写真も大きく全ページカラーで、見ていて楽しく何度もめくっていました。実は2014年版を購入して良かったので、今回の旅行でもリピートしたという本です。
また付録している地図も非常に便利で、我が家ではこの付録の地図にすべて書き込んで現地でも使っていました。
参考にして実際に行った場所
- Flip Flop Workshop(ビーチサンダル/ワイキキ)
- James After Beach Club(カジュアルファッション/モンサラット通り)
- Koa Pancake House(パンケーキ&オムレツ/ワヒアワ)
- SoHa Living(雑貨/カハラモール)
- WAIKIKI FARMERS MARKET at HYATT REGENCY WAIKIKI(ファーマーズマーケット/ワイキキ)
- WOWWOW HAWAIIAN LEMONADE(レモネード/ワヒアワ)
ハワイスタイル特別編集 ハワイ本 for ファミリー完全版(2015年11月出版)
情報量:☆☆
写真の多さ:☆☆
文章のおもしろさ:☆
お役立ち度:☆☆
姉妹本として「ハワイ本 for ファミリー完全版」も買いました。こちらはキッズにフォーカスした本ですが、その多くは上記の「ハワイ本オアフ最新2016」に掲載されてました。お店もそうですが、どちらかというと子連れ旅行のHow Toの方が役に立つ情報かなと思いました。
Hanako No.1105「3泊5日で理想のハワイ。やっぱりオアフ。」(2016年2月出版)
情報量:☆☆☆
写真の多さ:☆☆☆
文章のおもしろさ:☆☆
お役立ち度:☆☆
執筆している2016年3月時点で最新の本です。さすがマガジンハウスだけあって、写真が多くどれもおしゃれ。本をめくっただけで、「ここに行きたい!」と直感的に思える誌面です。他の本ではあまり見ないようなお店もたくさん載っていて、旅行直前に買ったにもかかわらず、ドッグイヤーと書き込みで本がクタクタになってしまいました……と言うくらい読みました。
ただ今回の旅では残念ながら一つも行けなかったので、次回のハワイ旅行の時にはHanako掲載の場所に行くことが多くなりそうです。
ここからは、買ったけれど上の本ほどは使わなかった本です。
本田直之のハワイを極める50の法則(2009年11月出版)
情報量:☆☆☆
写真の多さ:☆
文章のおもしろさ:☆☆☆
お役立ち度:☆☆☆
お役立ち度なら100点満点の本です。”ガイドブックには乗らない新ルールを直伝!”というサブタイトルは真実です。「食事の計画は出発前に立てておく」「行きの機内は眠りに徹し、帰りは寝てはいけない」「到着日の過ごし方が滞在成功の分かれ道」などは実際にかなり役に立ちました。他にも食事やビーチ、アロハシャツの選び方からラジオ局の紹介まで多岐にわたる、この本でしか読めない、ガイドブックには載ってない情報が満載です。
ただ2色印刷で写真がほとんどないテキスト主体の本なんですね。なので、一回読んだ後に本を手に取ることはなかったような気がします。初めてハワイに行く人には、本当にオススメできる本です。
ハワイお買いものBOOK(2014年9月出版)
情報量:☆☆
写真の多さ:☆☆
文章のおもしろさ:☆
お役立ち度:☆
装丁がきれいだったので買ってみました。女性向けの本で、男性がメインで訪れるようなお店はほとんど載っていませんでした。ということで、男性からしたらちょっと内容的に厳しかったです。きれいで丁寧な作りの本なのですが、1,800円と値段もちょっとお高めでした。女性は楽しめると思いますし、本棚を鮮やかにしてくれる本だと思うので、気になった方は一度手にとって見てはいかがでしょうか。
山下マヌーのランキン!ハワイ(2015年3月出版)
情報量:☆☆
写真の多さ:☆☆
文章のおもしろさ:☆
お役立ち度:☆
旅行コラムニストの山下マヌー氏による一冊。山下マヌー著作を置いていない書店はないほど、ハワイ本の第一人者。著書もたくさんあり色々な視点からのハワイを紹介してくれていて、僕が気になったのはランキング形式のこの本。「グッド・ビューレストランで食べたい!」「美味しいポケが食べたい!」など痒い所に手が届く情報を、莫大な体験と知識をもとにテーマごとにベスト3を紹介してくれています。
写真はすべて自身のiPhoneによる撮影。数多くの日本人が持っているiPhoneを持って行きさえすれば、マヌー氏と同じような写真が撮れますよ、といううまい戦略だと思いました。
ただ、個人的な意見になるんですが、ちょっと文章が僕には合いませんでしたね。こればっかりは相性なので良いも悪いもないのですが、確実にクセはあるテキストなので、書店で数ページを試し読みしてからの購入をお勧めします。
最後に
いかがでしたでしょうか? 十人十色の本の好みと相性があるので正解はないと思いますが、20代後半〜子持ち夫婦くらいの方にはある程度参考になるようなラインナップだと思います。書籍棚に無数にあるハワイ本から選ぶ手助けになっていれば嬉しいです。まあ、どれ読んでもだいたい楽しいので! 渡航3ヶ月前くらいから本を1冊用意してみてはいかがでしょう。それが旅の始まりの始まりになるはずです。
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*1:ちなみにネットでハワイの情報収集するなら、このANAパパが最高だと思いますよ。「キーワード:ハワイ」でブログ内検索するとざくざく欲しい情報が出てくると思います。