ANAとマイルのパパじゃない

マイレージ、ポイント、クレジットカード、ハワイ、飛行機なんかについての陸マイラーブログ

2017年2月のマイル 来たるべき改悪に備えよ

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 ANAJALSQDL
前月保有 1,398,928 447,880 0 26,005
今月獲得 97,099 3,666 120,300  
今月利用 ▲323,000      
今月保有 1,173,027 451,546 120,300 26,005

 

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2017年2月末時点での保有マイルです。ANAマイレージが(ファミリーマイル含めて)1,173,027マイル。JALが451,546マイル。シンガポール航空が120,300マイル。デルタが26,005マイルです。今月からマイル実数のみを掲載し、その他のポイントの掲載はなしにしています。

 

貯めるだけ貯めて使わない人

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必要にして充分なANAマイルを保有できているので、以前やっていたTポイントルート大開放のような無茶はせず、じっくりと貯める月になりました。特筆すべきはシンガポール航空のKrisFlyerマイルを貯め始めたことですかね。虎視眈々とA380のスイートクラスを狙っています。

 

A380はいずれこの世から消える運命ですから、急がねばなりません。

 

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エミレーツのファーストクラス狙いで貯めたJALマイルの方も、既に充分な数字になっているんですが、こちらはまだ特典交換の予定すら立っていません。そもそも、エミレーツのファーストクラスって2名分取れるんですかね……。そこらへんを全く考えずに貯めてしまったので、上手く使いきることができないような気がしてきました。

 

今後の予定

2016年5月に、今年の分のハワイビジネスクラス特典航空券を発券したことをお伝えしました。

 


上記記事の画像では、往路も復路も2月と表示されているんですが、実は本日、2017年2月28日に出発し、帰ってくるのは3月です。発券後に日付を変更したのです。というわけで、突然ですが、ハワイ旅行行ってきます。

 

その後も国内線、国際線問わず、たくさんの予定を入れています。また、昨年はほとんどが国内日帰り修行だったんですが、今年はSPGアメックスという強い味方を手に入れましたから、宿泊を伴うフライトもたくさんしたいと思っています。

 

最大の山場はやはりANAファーストクラスで行くニューヨークですかね。マイル特典なので修行ではないですが、「人生初」の連発が待っているのでとても楽しみです。

 

改悪の時は近付いている

突然ですが、今月はあまり良くないお話をしたいと思います。

 

昨今の陸マイラーブームはとどまるところを知りません。マイラーブログは雨後の筍のごとく、生まれては消え生まれては消えを繰り返しており、2017年から一気に増えた修行僧のおかげで、羽田-那覇線や新千歳-那覇線のプレミアム旅割28は、2ヶ月+14日前の技を駆使してすら、取るのが困難になっています。

 

こういったブームには必ず終わりが来ます。その引金となるのは、なんと言ってもソラチカ(ANA ToMe CARD PASMO JCB)の、メトロからANAマイルへの交換比率0.9倍が引き下げられることで間違いありません。恐らく「1ヶ月の交換上限20,000まで」はそのままで、倍率が0.6倍に引き下げられるでしょう。他のToMeカードが0.6倍ですから。

 

我々ユーザーから見た「他社ポイントからマイルへの交換」というものは、航空会社側から見ると「他社へのマイルの販売」ということに他なりません。我々陸マイラーがポイントをマイルに交換すると、その分だけ航空会社は売上があがるのです。

 

ここだけを見ると、「なんだ、陸マイラーって、売上に貢献してるんじゃないか」と思ってしまいますが、そこには他の複雑な要素も絡んできます。実際に有償で飛行機にたくさん乗ってくれる真の顧客が、不満を持つようになってしまうということが特に大きいです。

 

ソラチカの存在は、有償で乗っている優良顧客からすると、「あまり飛行機に乗らない底辺客に、格安でマイルを販売している」という風に捉えることができるのです。それによって特典航空券が取りにくくなるのもやはり彼らです。

 

航空会社は「売上は欲しい。しかし優良顧客にそっぽを向かれるのはまずい」と考えます。この2つのバランスが、今正に崩れつつあるわけですね。もはやポイントサイトとソラチカルートの併用は、知る人ぞ知るというレベルをとっくに超えていますから。

 

ANAのマイレージ部門分社化、それに続いた社長交代と、お膳立ては整っています。ソラチカ改悪の時は近いと覚悟しておいてください。今までがボーナスステージだったのです。ソラチカが生まれた2012年以前は、ポイントからマイルへの交換比率は0.5倍、あるいはそれをちょっと超えるくらいが関の山でした。JALは昔からずっと0.5倍程度です。

 

私自身はソラチカ誕生以前の2008年から陸マイラーをやっており、0.5倍時代を経験していますから、「たとえ改悪があったとしても、やはり現金化するよりマイルを貯める方がお得だ。陸マイラーをやめる理由にはならない」という感覚ですが、ここ1~2年で陸マイラーを始めた人たちが、ソラチカ0.9倍の終了から受けるインパクトは計り知れません。ブームは終わるでしょう。

 

マイルの価値というものに着目すれば、たとえ0.5倍であっても、充分にお得な使い方ができます。それは忘れないでおいてください。

 


また、もうひとつの改悪リスクとして、アメリカン・エキスプレス・メンバーシップリワードの交換倍率が浮上しています。現在、アメックスリワードポイントはほとんどの航空会社に対して0.8倍の交換比率となっており、ANAだけが年間8万マイルまでというキャップ(上限)が設けられている代わりに、1倍の交換比率を維持しています。

 

ここにもメスが入るでしょう。ANAも0.8倍で横並びになることを覚悟しておいてください。アメックスゴールド祭りのツケが回ってくるのです。

 

2月のブログ運営

各所で話題になりましたが、WELQに端を発したキュレーションサイト問題により、Googleの検索順位に大きな変動がありました。具体的に言うと、「公式サイト系が強くなり、個人ブログが弱くなった」という変動です。当ブログもこの影響をモロに受け、PVは激減しています。とはいえ、かろうじて今月も月間100万PVは維持できました。

 

PVが落ちることによる実害は決して小さくないんですが、精神的にはそれほどのショックは受けていません。要するに順位が落ちたのは、私の記事が他より劣っていただけのこと。内容で公式サイトをも凌ぐように、頑張ればいいだけの話です。

 

このブログには、WELQにあったような、嘘や誇張、読者の不利益になるような低品質な内容は元々書いていませんし、今後も書かないという自負もあります。検索順位の変動に一喜一憂し、SEOに意識を向けるより、検索者のニーズに応えることだけを考えていれば、最後はいい結果がついてくる、と信じてやる以外に方法はありません。頑張ります。

 

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