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リニューアルしてめちゃめちゃキレイになった那覇空港JALサクララウンジに行ってきました

リニューアルした那覇空港サクララウンジ

 

JGC修行の要となる那覇空港。修行では空港ラウンジがひとつの楽しみとなりますが、2016年11月1日から、那覇のJALサクララウンジがリニューアル工事のため閉鎖されていたことをすでにお伝えしています。旧ラウンジがどんなだったかもレポートしていますので是非読んでみてください。

 


2017年2月28日からこちらがリニューアルオープンされ、私自身も訪問したので、少し遅くなりましたが、何がどう変わったのか、レポートしたいと思います。

 

はじめに

那覇空港JALサクララウンジに入るためには、以下のいずれかの条件を満たしていないといけません。

 

  • JALマイレージバンクでサファイア以上(サファイア、JGCプレミア、ダイヤモンド)のステイタスを獲得している。
  • JALファーストクラスの搭乗券を持っている。

 

クレジットカードのゴールドカードを持っていると入れるラウンジは、通称「カードラウンジ」と呼ばれています。那覇空港JALサクララウンジは「航空会社ラウンジ」であり、ゴールドカードでは入れないんです。入るためには、年に何度も何度も飛行機に乗って、JALの上級会員になるか、非常に高額なファーストクラスのチケットを手に入れないといけません。

 

その辺りの話は、以下の記事に詳しいです。

 

 

那覇空港JALサクララウンジの閉鎖期間は4ヶ月間だった

閉鎖期間は2016年11月1日から、2017年2月27日まで。約4ヶ月間。119日間閉鎖されていました。この期間にJGC修行で那覇空港に行った方は、かなりがっかりされたと思います。

 

閉鎖中に配布されたクーポン

 

閉鎖期間中はラウンジが使えない代わりに、空港内のレストラン等で使える1,000円分のクーポン券がもらえたんですよね。私もこちらのクーポン、数え切れないくらいもらいました。

 

有効期間が「2017年3月31日まで」と書かれてあったので、ラウンジのリニューアルオープンもてっきり4月からだとばかり思っていたんですが、工事が捗ったんでしょうか、意外と早い再開となりました。

 

天龍のイカスミソーメン

 

クーポンを使ってよく食べたのがこちら。那覇空港4Fにある沖縄料理屋『天龍』のイカスミソーメンチャンプルーです。定食だと1,190円。単品だと1,140円ですから、お釣りの出ないクーポンにはぴったりでした。美味しいんですよねーこれ。翌朝のトイレでギョッとしますが(笑)。

 

保安検査場一体型のJALサクララウンジ

5月の頭に、今年初めて那覇空港JALサクララウンジに訪問することができました。以前は昭和の雀荘といった雰囲気だったラウンジが、どんな風に変わったのか、私自身とても楽しみでした。

 

優先レーンの案内

優先レーンの奥に優先保安検査場

 

まずは入り口。JAL派にはお馴染みの保安検査場ですよね。「優先レーンは保安検査場右側A-6です」と書かれていますが、これをすぐ鵜呑みにしちゃいけません。写真の左奥に、何か赤い入り口が見えませんか?

 

ファーストクラスのチケットを持っているか、あるいはあなたのステータスがJMBダイヤモンド、もしくはJGCプレミアである場合、実はこちらが正しいルートです。A-6から入ってもラウンジには入れますが、せっかく一体型の入り口があるんですから、A-6は使わずに、ぐるっと左から回り込んで、奥を目指しましょう。サファイアや平JGCだと、残念ながらこの入り口は使えません。

 

ファースト専用保安検査場兼エントランス

 

はい、こちらがダイヤとJGPにとって正しいルートの入り口。中に入るとすぐに保安検査場となっており、そこからラウンジに直結しています。A-6で保安検査を受けてしまうと、他の一般客とともに歩く歩道の方にいったん出なくてはいけません。

 

那覇空港サクララウンジのレイアウト

 

この図だと、下からまっすぐ行くのが専用保安検査所ルート。右から曲がりくねっていくのが、歩く歩道ルートです。

 

那覇空港サクララウンジに潜入

歩道ルートの通路

 

こちらはラウンジ一体型の保安検査場からではなく、A-6検査場からいったん制限エリアに入り、動く歩道の前からラウンジに入った廊下です。非常に細く長く、限られた者だけが入ることのできる秘密空間的な雰囲気がありますね。

 

ラウンジ入り口

 

ラウンジに入ってすぐのところ。向かって左側には窓に面した席とダイニングっぽいところ、そして左奥にはドリンクコーナーがあります。向かって右側はワーク用っぽい席と、くつろげるソファ。

 

以前と比べると格段にキレイでくつろげる雰囲気になりましたが、全体の面積は少し狭くなったようにも感じます。

 

右側のワークっぽいスペース

 

正面右側のワークっぽいスペースです。壁際には体をすっぽり包んでくれるソファがあります。

 

家族連れ向きの椅子

 

ビールは以前のオリオンビールのプラカップではなく、ちゃんとしたグラスに入れるようになっていました。写真は右側奥の席。ついつい「ひとつ飛ばし」で座りたくなるものですが、座席間隔が結構あるので、隣に人が座ってもそれほど気になりません。時間帯によっては非常に混雑するので、ひとつ飛ばしで座れなくなることもしばしばです。

 

新聞や雑誌

 

新聞や雑誌が置いてあるコーナーも非常にキレイにディスプレイしてあり、おしゃれな感じです。

 

自然光が入る席

 

こちらは正面左側にある窓際席。飛行機が見えるわけでもなく、ANA LOUNGEと同等のしょぼしょぼビューです。

 

ドリンクサーバー

 

窓際席のすぐそばにあるドリンクコーナー。ビールサーバーは最新式のかっこいいやつですね。上部にビールボタンがあります。その上部の蓋を手でパカッと開くと、例の泡ボタンもちゃんとあります。

 

泡盛とウイスキーとおつまみ

 

定番のウィスキー、サントリーローヤルと琉球泡盛もあります。残念なのは、おつまみがJAL得意の「あられミックス」に変わってしまったことです。自分でざらざら皿に盛るタイプです。湿気るのと、衛生上の問題からあんまり評判がよくないんですが、パッケージされているものだと、カバンに何個も詰め込んで持ち帰る不届き者が後を絶たないので、これは仕方のないことなのでしょう。

 

ラウンジでタダ酒飲んでいる時点でこちらもどっこいどっこいかもしれませんが、ダメと言われているのに公共スペースのものを持ち帰るのはさすがにどうかと思います。公衆トイレからトイレットペーパー盗むのと変わりないですからね。上級会員の資格に相応しい行動をしたいもんです。

 

ドリンクサーバー

冷蔵庫

 

ドリンクサーバーと冷蔵庫のソフトドリンク。冷蔵庫にはシークヮーサージュース、グァバジュース、ウコン茶、トマトジュースがありました。ここに辛うじて沖縄っぽさが現れています。その他は全部、他のサクララウンジと統一感があります。

 

レイアウトに若干難アリ

リニューアルした那覇サクララウンジで一番気になったのは、トイレの場所が非常にわかりにくいということでした。

 

右側のワークっぽいスペースの奥にあるんですが、まるで「隠し扉」のようになっていて、そこがトイレだとはなかなか気付かないんですよ。一度知ってしまえばどうということもないですが、初めてだと探しにくいかもしれません。

 

もうひとつ、喫煙所が、歩く歩道ルートのはじっこに位置しているのもいただけません。ここに行くためにはいったんレセプションの前を通り過ぎる必要があるため、戻ってくるときに、「新たに入ってきた人なのか、それともいったんレセプションで認証をした後で喫煙室に行った人なのか」ということがよくわからなくなるんです。荷物の有無でまあわかるんですが、不届き者が手ぶらで入ってきたら、恐らくレセプションでは把握しきれないと思います。

 

限られたスペースでいかに快適な空間を作るかということで、相当苦労したことが忍ばれますね。

 

旧サクララウンジとの違いまとめ

  • 面積は全体で20%拡大しているが、席数は78席から85席に拡大と7席しか増えていないため、座席間隔にゆとりがあり、座っていても圧迫感がない。(ただし、広いとは感じない)
  • ほぼ全ての座席に電源が設置され、デジタルネイティブにより優しくなった。
  • 那覇という土地柄、家族連れにも使いやすい座席配置は従来通りだが、お一人様でも寛げる。特に右側奥の壁際にあるソファはゆったりとしていて快適。
  • 全体的にサクララウンジとしての統一感があるが、沖縄のアートが飾られていたり、飲み物のラインナップにもほのかに沖縄感がある。
  • ビールグラスがプラカップからグラスに変更。
  • おつまみが4種のパッケージから、セルフで皿に盛るあられミックスに変更。

 

那覇空港のANA LOUNGEは狭く細長く、混雑時の地獄感が非常につらいので、ANA SUITE LOUNGEに絶対行きたいと思うんですが、新しいサクララウンジはちょうどその中間という感じでした。席数が7席しか増えていないので、時間帯によって混雑してしまうのは同じですが、座席間隔のおかげで地獄感はありません。

 

これだけキレイになると、JGC修行の楽しみも増えますね。ステイタスを持っていない状態で入るには、便数が少なく争奪戦の激しいJALファーストクラスを利用しなくてはいけませんが。

 

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