最終更新日:2017年4月18日
- 空港のラウンジには2種類ある
- 国際線カードラウンジの特徴
- 国際線航空会社ラウンジの特徴
- 国際線の航空会社ラウンジはちょっとした飲食店をしのぐ
- 航空会社ラウンジは子連れにも絶大なメリット
- 航空券ナシでもラウンジって入れるの?
- ANAラウンジに入ることができる条件
- ANAスーパーフライヤーズカードを持てば一生ANAラウンジに入れる
- まとめ
- 関連記事
空港のラウンジには2種類ある
国際線カードラウンジの特徴
- 航空券とゴールドカードを持っていると入れる。どこの航空会社の便でも、どの搭乗クラスでも無関係。
- 航空券のチェックが甘くて、飛行機に乗らない見送りの人まで一緒に入れてしまうことも……
- ソフトドリンクは飲み放題。アルコール類は缶ビール1本だけ無料というところもあれば、全て有料というところもある。中部セントレア空港等、まれにアルコール飲み放題のカードラウンジもあり。
- 食べ物は全くないか、有料でおにぎり程度があったり。持ち込み禁止だったり。
- シャワールームはあっても有料。だいたいない。
- ケータイ電話の通話が禁止というところも。
- 成田は制限区域(出国手続き後のエリア)にない。羽田は制限区域にある。
- 狭い。時間帯によってひどい混雑で落ち着けない。内装はマンガ喫茶レベル。
国際線航空会社ラウンジの特徴
- そのラウンジを所有している航空会社のビジネスクラス航空券か、上級会員資格を持っている人しか基本入れない。
- 事前に予約すればエコノミークラスでも5,000円程度で利用できる。ただしその場合もその航空会社の航空券はもちろん必要。
- ソフトドリンクも、豊富なアルコール類も無料で飲み放題。
- 食べ物はちょっとしたホテルのビュッフェレベルのものが無料で食べ放題。寿司を目の前で握ってくれるところや、うどんやそばの出来たてを供するところもある。それなりに美味しい。
- シャワールームも無料。
- 各席に充電用の電源ソケットがあってデジタルネイティブに優しい。
- 出国手続き後の制限区域内にあり、なおかつ搭乗口にも近い。
- 時間帯によっては混雑するが、ゆったり広々。それなりの高級感。
国際線の航空会社ラウンジはちょっとした飲食店をしのぐ
食事はビュッフェスタイルのものが多数と、カレー、ヌードルバーもあります。ビールや日本酒、焼酎、ウィスキー等も全て飲み放題です。特にお酒好きの人にとっては、ラウンジはたまらない空間になっています。
航空会社ラウンジにも2種類あり、最上級の会員(ダイヤモンド会員)や、ファーストクラス利用者だけが入ることのできるラウンジは、食事と飲み物がさらに一段、レベルアップします。以下の記事では、成田空港の最上級ラウンジ、『ANA SUITE LOUNGE』をレポートしています。
ここに正規に入るのはかなりハードルが高いですが、実はヤフオクで『ラウンジご利用券』を落札すれば、誰でも入ることができます。5,000~6,000円ほどで落札できます。
羽田空港のANA SUITE LOUNGEにはdining hというものがあり、深夜便に乗る客のために、本格的なディナーが提供されています。Dining hはビュッフェではなく、テーブルでメニューから選び、シェフが作ってくれる料理です。これが無料なんですから。すごいことです。
以下は、dining hで実際に食事をしたレポート記事です。是非読んでみてください。
航空会社ラウンジは子連れにも絶大なメリット
お子様連れでの海外旅行はなかなかハードルが高いですよね。「空港の待ち時間に飽きてぐずり出したら……」「トイレはちゃんとできるかな……」「機内でギャン泣きしたら……」。心配の種は尽きないと思います。
航空会社のゆったりとしたラウンジは、実は子供連れにとっても非常に使い勝手のいい場所です。
- ビュッフェ形式の食事なので、好き嫌いの激しい子供でも何か食べられるものがある。ジュースの種類も豊富。
- 飛行機やトーイングカーなど、窓から見える風景が珍しく、子供が飽きない。
- キッズスペースがあるラウンジもある(JALサクララウンジなど)
- 狭いカードラウンジでは周辺の人に気を遣うが、航空会社ラウンジは広々しているので、よほど子供が騒がない限りは他人に気を遣う必要がない。
- 空港内で最も清掃が行き届いている、清潔で広いトイレがある。
空港レストランでは、注文した料理が実際に供されるまで、子供がそれを食べてくれるかはわかりません。ビュッフェなら、好きなものを選べますよね。種類も豊富です。出国後のエリアにあるため、保安検査を気にして、急いで食べる必要もありません。
ラウンジでは、普段は滅多に見られないたくさんの飛行機に、子供のテンションもあがります。カードラウンジからはほとんど飛行機は見えませんから、こうはいきません。また、キッズスペースがある航空会社ラウンジなら、目一杯遊ばせて、疲れさせて、機内ではぐっすりという作戦も使えます。
面白いもので、航空会社ラウンジという非日常空間では、子供もなぜか、普段のようには派手に騒いだりしないんですよね。子供心に「ここは紳士淑女の場所」というような何かを感じ取っているんでしょうか。
そしてトイレ! 空港のトイレは街中の公衆トイレと比べれば充分にキレイではありますが、それでも子連れで入るには清潔感に難アリの場合もあります。しかし航空会社ラウンジのトイレは、清掃員の方がこれでもか!と頻繁に掃除をしているので、まるで高級ホテルのトイレのように清潔で広々としています。安心して子供と入ることができます。
航空券ナシでもラウンジって入れるの?
ANAラウンジに入ることができる条件
- 国際線ならビジネスクラス、国内線ならプレミアムクラスの搭乗券を持っている。
- プレミアムメンバーサービスでプラチナ以上、あるいはANAスーパーフライヤーズカードを持っている。あるいはミリオンマイラー200万の資格を持っている。
- スターアライアンスゴールドメンバー資格を持っている。
- ANAカードプレミアムを持っている(国内線ANAラウンジのみ)。
国内線ANAラウンジに限られますが、上記のうち、最も安上がりとなりそうなのはANAカードプレミアムですね。ANA JCBカードプレミアムなら年会費70,000円(税別)で持つことができるので、国内線に何度も乗る人にはいいかもしれませんが、ラウンジのためにこんな高い年会費を払う必要があるかと言ったら疑問です。そんなにたくさん乗る人なら、むしろSFC(スーパーフライヤーズカード)を目指した方がいいでしょう。
- ANAラウンジご利用券をヤフオクやメルカリで入手する(この方法だと、最上級のANA SUITE LOUNGEにも入れるようになります)。
- ANA MY CHOICEで5,150円支払う。(国内線は3,100円)
- SFC、プラチナ、ダイヤモンド、ミリオンマイラー200万の同行者として入る。
- ブロンズステータスの人がマイルかアップグレードポイントを利用して入る。
ANAスーパーフライヤーズカードを持てば一生ANAラウンジに入れる
人生の中で、たった一回でもANAプラチナステータスにまで到達すれば、ANAスーパーフライヤーズカードを発行することができ、カード年会費を払い続ける限り、ANAラウンジにフリーパスで入れるようになります(もちろん搭乗券は必要です)。
だから皆、なんとかしてプラチナステータスに到達しようと、いわゆる「修行」を頑張るんですね。幸いANAの場合、マイルをたくさん貯めれば、この修行費用をほぼ無料にすることができます。この記事を書いている私自身も、ANA SFC修行は完全に無料で済ますことができました。お金を使わずに大量のANAマイレージを貯めたからこそです。
誰でも可能な大量マイルの貯め方は、以下の記事に詳しいです。
まとめ
航空会社ラウンジは、カード会社が寄り合いで提供しているいわゆるカードラウンジとは全く違います。ここは、ただ搭乗までの時間を潰すだけの場所ではありません。これから海外旅行に出かけるというワクワクした時間を、さらに盛り上げてくれる上質な空間なのです。
「私には縁のない場所」と決めつけず、是非一度、ヤフオクでラウンジ利用券を調達してでも入ってみてください。これも一つの経験です。きっと「毎回あのラウンジに入れるように、上級会員になってみたい」「マイルを貯めてビジネスクラスで海外に行ってみたい」と感じるようになると思います。