2015年12月18日から始まった、ポイントタウンのビットコイン2倍レート交換キャンペーンが2016年1月18日に終了しました。
「全力だ」との宣言通り、限界までこのキャンペーンに乗ってみたんですが、1月中旬にはビットコイン相場が暴落するなど、波乱もありました。結果がどうなったのかご報告します。
リスク最小化方針
この1ヶ月間でビットコインに交換できたポイントタウンのポイント総額は11,590,000pt。ポイントタウンは20pt=1円ですから、通常の現金価値(直接銀行振込した場合)では579,500円に相当するポイント数です。
このポイントが、ビットコインに交換した時点で2倍となる1,159,000円に化けるというのが、今回のキャンペーンのすごいところだったわけですが、なかなかそう上手くはいきません。
ビットコインのボラティリティが大きすぎるため、交換から売却までの数日に起きる価格変動によって、損をする可能性があったからです。もちろん利益が出る可能性もあったわけですが。
価格変動リスクを最小限に抑えるためにおこなったことは以下。
- 平日12時までに交換申請を出し、売却までのタイムラグを最少化。
- いっぺんに全額交換せず、毎日小分けに交換してリスクを平準化(ドルコスト平均法)。
- ビットコイン円レートが下降傾向にある場合は交換完了直後に即売却。上昇傾向ならスプレッドを吸収できるレベルまでは様子見。
今回のキャンペーンで最もやってはいけないことは、ポイントをビットコインに交換した後、値上がりを期待して保有期間を延ばすことだと肝に銘じていたので、損切りは果断に行いました。FX案件でも同じことが言えますが、最初の目的を忘れて投機に走るとろくなことはありません。博打をやるためにこんなことをしているわけではないんですから。
とはいえ、「損切り」といっても、ビットコインに交換した時点で2倍になっているので、10%や20%の価値下落は痛くも痒くもないところがこのキャンペーンのすごいところでした。
最終結果は1,150,633円
リスク最小化の方針が功を奏したのと、実にラッキーなことに、暴落したその日はちょうど1ポイントも交換申請を出していなかった日だったため、結果は1,151,792円となりました。2倍きっかりのままなら1,159,000円に化ける予定だったわけですから、差額は7,208円。損失(?)はわずか0.6%で済みました。
今回利用したビットコイン取引所『bitFlyer』の場合、0.01未満のコインは売却が不可能なため、403円相当のコインは口座から出金することができません。引き出せるのは1,151,389円までです。また、3万円以上の出金(デポジット解約)には手数料として756円がかかります。
ゆえに、最終的な出金可能額は1,150,633円。
これできれいさっぱり円資産はなくなり、口座に残るは0.01未満の端数ビットコイン。これはもう引き出すのは諦めるしかありません。放置です。
また、ボラティリティの大きさを見て、投資したり運用に使う気にはとてもなれなかったので、また同じキャンペーンでもない限り、ビットコインとはこれでお別れということになると思います。
2日後、楽天銀行の方に無事振込がありました。正直なところ、こんなうまい話が本当にあるものだろうかという感が最後まで拭えず、「ひょっとしたら最後の振込の段階になって上手くいかないんじゃないか」と心配していたんですが、杞憂でしたね。
まとめ
ポイントタウンが行なった「ビットコインへの交換でレート2倍キャンペーン」に全力で乗ったら、ほぼほぼ2倍の現金になりました。純粋に無から生み出した利益は57万円にもなります。投資の世界では、これほどノーリスクハイリターンなものはないですよね。
長年利用していますが、改めてポイントサイトの凄まじさを思い知らされました。と同時に、こういう情報に全く気付かないままでいる人たちもたくさんいると思うと、情報の大切さを痛感します。