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一番還元額の高いポイントサイトを探し出す横断検索サイト『ポイント獲得ナビ』を利用してみよう

カード

 

陸マイラーのポイント相場分析に欠かせない『どこ得』は利用してますよね? どこ得に関しては2年前の当ブログ開設直後にご紹介しています。

 


しかし、この記事から約2年が経ち、さらに高機能なサイトが現れています。今回は、どこ得よりさらに便利に使えるポイント案件横断検索サイト、『ポイント獲得ナビ』をご紹介します。えっ、既に使ってる? それは素晴らしい。情報収集と分析が陸マイラーの要です。

 

 

ポイント案件相場の重要性をおさらい

初心者陸マイラーが陥りがちな失敗として、「立て続けにクレジットカードを発行して、審査落ちしてしまう」というものがありますよね。いったん審査落ちしてしまうと、その後半年間はクレカの審査に通る確率が格段に落ちてしまいます。落ちれば落ちるほど、さらに審査に通りづらくなっていきます。以下の記事に詳しく解説してあります。

 

 

クレカ発行案件は大事な大事なマイルの原資ですから、計画的に行なっていく必要があります。審査の通りやすさは、勤務先、年収、家族構成、持ち家か賃貸か、既に保有しているクレカの利用状況、等々によって大きく変わってくるので、一概に「何ヶ月に何枚」とは言い切れませんが、平均的な属性の人で考えると、3ヶ月に2枚とか、その程度です。

 

ということは、1年12ヶ月で8枚、多くても10枚とか、それくらいしかクレジットカードは発行できないということです。

 

もうひとつ、初心者マイラーにさらにありがちな失敗として、「相場より安いクレジットカード案件を次々とやってしまう」ということがあります。ポイントが簡単に貯まるのが楽しいのと、早くマイルが欲しいのとで、目に付いた案件をどんどんやってしまうんですよねー。たとえばファミマTカードで5,000円還元とか。

 

審査落ちの危険性があるため、1年で8枚~10枚しか発行できないクレジットカード発行案件で、5,000円還元のものに飛びついてしまったら、その分、年間に貯められるマイルの数は確実に減ってしまうのです。

 

できれば、年間8枚~10枚の全てにおいて、10,000円程度の還元額を狙っていきたいところです。これこそ、案件相場を把握することが大事である理由です。

 

ポイント還元額横断検索ではその時点での最大値しか知ることができない

たとえばあなたが、元々以前から発行しようと思っていたビックカメラSuicaカードの案件を探し、たまたまその時閲覧していたポイントサイトで2,000円近くの還元額を付けているのを見かけて、「どうせいつかは発行するつもりだったのだから、せっかくだからポイントサイト経由で発行しよう」と考えたとしましょう。そのまま、今閲覧中のポイントサイトで発行してしまうのはいただけません。

 

少し慣れてきた人なら、『どこ得』や、今回ご紹介する『ポイント獲得ナビ』でビックカメラSuicaを横断検索して、いったいどのポイントサイトで発行するのが一番還元額が高いかを調べると思います。試しにどこ得の方で調べてみましょう。2018年2月3日時点での案件相場です。

 

2月3日時点でのビックカメラSuicaカード案件相場

 

たまたま見かけたポイントサイトでは2,000円程度でしたが、2018年2月3日時点での最高額はハピタスの5,100円ということがわかりました。思わずホッと胸をなで下ろしますよね。「ふう……。慌ててさっきのポイントサイトで発行しなくてよかったー。倍以上も違うとは……」と。

 

これで安心して最高額の5,100円で発行できます。

 

しかしちょっと待った! 本当に5,100円の還元額で発行してしまっていいんでしょうか? 

 

相場は常に動いている

こういったポイント還元は、遡って出所を見ると、そのカードを発行している会社の広告費が原資となっています。この辺りのお金の流れに関しては以下の記事に詳しく解説してあるので是非読んでみてください。

 


企業の広告費は常に一定ではありません。「今月は大きな企画に合わせて予算を増やすぞ」「法改正のあおりで業界全体の動きが悪い。今は広告予算を抑えるべきだ」。様々な理由により、増減します。

 

また、広告費の増減はそのままポイントサイトの還元額に直結します。企業から広告費がたくさん出ている時はポイントサイト還元額も上がり、逆なら下がるのです。

 

「果たして今ビックカメラSuicaに付いている5,100円という還元額は、平時と比べて下がっている時なのか? それとも上がっていてお得な額なのか? もしかしたら、来月になったらもっと上がるんじゃないか?」

 

こう考えるのが、陸マイラーの中級者と言えるでしょう。しかし先のことなど誰にもわかりません。上がるか下がるかは時の運。わかっているのは、過去のことだけです。

 

「そういえば1年前の夏にはビックカメラSuicaが7,000円の還元額になっていた時期があったな。過去数年でこれが最高額だったから、それが予算の上限なのだろう。今は5,100円しか付けていないが、もしかしたら再び7,000円を付けることもあるかもしれない。今すぐにビックカメラSuicaが欲しいわけではないし、今はやめておいて、他の高還元なカード発行を優先した方がいいかもしれない。何しろ一年に発行できるカードの数には限りがあるのだから」

 

これが上級者の考え方です。ただし、この考え方ができるようになるには、過去の還元額データを記憶しておかなければなりません。まあ、普通は無理ですよね(笑)。それを代わりにやってくれるのが、ポイント獲得ナビです。

 

ポイント獲得ナビのポイント推移グラフで相場推移を知る


上記リンクがポイント獲得ナビです。トップページの検索窓から「ビックカメラ Suica」と検索してみます。

 

ポイント獲得ナビ検索窓

 

ビックカメラSuica

 

シンプルに、1位のハピタスが付けている還元額が表示されます。さらにクリックして見てみましょう。

 

還元額ランキング

 

各ポイントサイトが付けている還元額でランキングが形成されています。ここまではどこ得でも同じです。むしろどこ得の方がシンプルで一覧性が高いとも言えますが、重要なのは「過去最大ポイント数7,000円」という部分と、矢印で示している「ポイント推移グラフ」の方です。こちらを見てみましょう。

 

ポイント推移グラフ

 

過去30日間の最高還元額の推移がグラフで見られるようになっています。これを見ると、1月中旬までは7,000円だったのに、急激に還元額が落ちていることがわかります。今は下がっている時期だったのです。

 

現状では過去30日間の推移しか見られないようになっていますが、データは蓄積されており(ポイント獲得ナビさんに確認済み)、ゆくゆくはもっと長いスパンで見られるようになるかもしれません。今後に期待です。

 

この推移グラフを元に、「また上がるだろう」と考えるか、「もう二度と上がらないだろう」と考えるかは、あなたの判断です。株価や為替と同じで、ある程度は予想の判断材料となりますが、確実なことは誰にもわかりません。しかしあるとないとでは大違いですよね。大きな相場観を養うのにこれほどうってつけのものはありません。


ポイント獲得ナビでお得案件を一網打尽

ポイント獲得ナビのトップページは非常に秀逸な構成になっています。見てみましょう。

 

ポイント獲得ナビのトップページ

 

左側には「今がチャンスの案件を毎日更新中!」とあります。各案件には「過去最大レベル還元中!」の文字も。これを一覧するだけで、今どんな案件の還元額が上がっているのか一目瞭然ですね。ちなみに「過去最大レベル還元中」というのは、過去30日間での相場推移を元にしているそうです。現状では1年や2年前の最大還元額は考慮されていません。あくまでも参考レベルと考えた方がいいでしょう。これも今後に期待です。

 

右側には「総合人気ランキング」というものがあります。こちらは案件毎の単純なアクセスランキングとなっており、利用者の注目度を見られるというものです。まだポイント獲得ナビ自体のPVがそれほど多くないため、現状では参考程度という感じですが、今後PVが増えるに従い、信頼度は上がってくるでしょう。

 

信頼度が上がると、ただ還元額が高いだけではなく、「前例のない超高還元」「ポイント付与条件が緩くやりやすい」「付与までの期間が短い」「ポイント案件として初登場」など、総合的な案件の良質度がうっすらと見えてきます。そうでなければランキング上位には上がってこれませんからね。

 

そうなると、今後案件発掘はマイラーブログの新着記事に頼らずとも、自ら行えるようになります。

 

ポイント獲得ナビの現状の弱点

  • どこ得と比較して、対応しているポイントサイトの種類が少ない。どこ得は50サイト超。ポイント獲得ナビは陸マイラーに馴染みの深い14サイト。
  • ポイント推移グラフの設定期間が30日間のため、長期の相場はまだ把握できない。
  • スマホネイティブなサイトデザインで親しみやすいが、シンプルさに欠け一覧性がどこ得より低い。

 

対応サイトは今後も増えていくでしょうし、現状カバーされている14サイトでも、陸マイラーとしては充分と言えます。マイルに交換できず、現金化しかできないポイントサイトもたくさんありますから。

 

ポイント推移グラフに関しても今後改良されていく可能性は高いと思います。できれば、株価のように、日、週、月とユーザーサイドでレンジを設定して長期の推移を見られるようになってもらえるとありがたいですね。現状の30日間だけではデータとしてはちょっと不足気味です。

 

シンプルな一覧性に関しては好みの問題です。ポイント獲得ナビの方が見やすいという人もいるでしょう。

 

いずれにしても、今後改善されていくのを期待しています。

 

余談:ポイント還元額横断検索サイトの収益構造

余談ですが、こんなにも素晴らしい機能を持った、便利な横断検索サイトが、なぜ無料で利用できるかを考えたことはありますか? 

 

「Google Adsenseとか、広告を貼ってるんでしょ……。あれ? どこにも広告が貼ってない。どうしてるんだろう?」

 

勘のいい人はお気付きかと思いますが、横断検索サイトは、紹介制度のダウン報酬で成り立っています。

 

  1. あなたは『どこ得』で検索して、〇〇案件において最も還元額の高いポイントサイトを知る。
  2. そのポイントサイトに、まだあなたは入会登録していなかった。案件をこなすためには入会しなくてはならない。
  3. 『どこ得』の検索結果には、そのポイントサイトへのリンクが張ってあったので、すぐに入会登録することができ、無事案件をこなすことができた。

 

こうして、あなたは『どこ得』の友達紹介を受けたことになり、横断検索サイトは、ポイントサイトからダウン報酬を得るようになります。ただし、紹介を受けたからといって、あなたの還元額が減らされるわけではありません。その辺のお話は以下の記事に詳しく解説してあるので読んでみてください。

 


この仕組みを知ると、人は2つの反応に分かれます。片方は……

 

「友達紹介でブロガーや横断検索サイトが儲かると知っていたら、紹介リンク経由で登録などしなかった。それを隠して紹介リンクに誘導するのはフェアではない。自分はブロガーや横断検索サイトを儲けさせたくない」

 

確かに一理あります。あなたはブロガーや横断検索サイトが収益を得るという仕組みを知らなかった。ブロガーや横断検索サイトはそれを予め告知しなかった。しかしあなたが何も損しなかったことだけは確かです。損するどころか、ブロガーや横断検索サイトの情報のおかげで、最もお得な還元額で案件をこなすことができ、かなり得をしたと言えます。

 

ある例え話

アパレルショップ

ここに一人の女性販売員がいます。洋服を売っています。自分からお客さんに話しかけると、嫌がられることもあるので、相手から質問を受けたときだけ話すことにしています。手助けをしてほしそうにしているお客さんには、それとなく近付いてあげて、話しかけられやすい雰囲気作りにだけ気を配っています。

 

そうした方が、無理に話しかけて利益率の高いものをおすすめするより、お客さんから信頼を得やすく、リピーターになってくれる確率が高いことを知っているのです。

 

客であるあなたは女性販売員に助けを求めます。「この服が気になるんですが、ちょっと高くて……。これはセールにかかる可能性があるでしょうか?」「こちらの服は番手の高い上質な素材を使っているのにリーズナブルなんですよね。でも、人気が殺到しているというほどではありませんから、恐らくはセールまでに売り切れてしまうことはないと思います。もしご心配でしたら、今のうちから取り置いて、セールにかかってからお買い上げいただくというのはどうでしょう?」「えっ、そんなことができるんですか? 是非お願いします」

 

あなたは女性販売員から有用な情報を聞き出すことができ、親切な申し出のおかげで、実にお得に欲しい服を手に入れることができました。損は全くなかったと言っていいでしょう。

 

ただし、販売員はひとつだけ隠していたこと、わざわざお客さんに言う必要はないと思っていたことがあります。お客さんが彼女の接客によって服を買うと、彼女には商品代金の5%相当額が、歩合給として会社から支払われるということです。あなたが服を買ってくれたおかげで、彼女は会社から400円の歩合給をもらえました。これを知ったあなたはこう思うでしょうか?

 

「彼女が400円の歩合給をもらえることを予め知っていたら、彼女の接客で服を買うことはなかった。彼女の接客を受けた後、全く同じ服をネット通販で買っていただろう。歩合給を隠して接客していたのはフェアではない。自分は洋服の販売員を儲けさせたくなどない」

 

女性販売員は、高い服、儲かる服を無理に売りつけたのではなく、お客さんが欲しがっている服を、最もお得に手に入れられるようにと、真摯な対応をしました。その接客の甲斐あって、会社から報酬を得られました。自分の報酬のために仕事をしたとも言えますし、お客さんのために仕事をしたとも言えるでしょう。その区別はなかなか付けられません。どちらもとても大切なことです。

 

長々と例え話をしましたが、今あなたは仕組みを知りました。女性販売員が「わざわざお客さんに言う必要はない」と思っていたこと、横断検索サイトやブロガーが「わざわざ告知する必要はない」と判断していることを既に知っています。他人に儲けさせたくないと思う人は紹介経由で登録しなければいいし、自分自身が損をしないのであれば情報の対価として紹介経由で登録してあげてもいい。どちらの判断もアリです。

 

ところで、『ポイント獲得ナビ』は、現時点ではこの友達紹介を行なっていません。私はこれだけの有用な情報を提供するサイトには対価があって然るべきだと思っています。

 

まとめ

ポイント案件の還元額比較では長らく『どこ得』の使いやすさが際立っていましたが、『ポイント獲得ナビ』では、過去30日間の還元額の推移を見ることができるようになりました。今一番行うべき案件を見つける時にも役に立ちます。是非利用してみてください。

 

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