最も低コスト且つ高還元率でANAマイルを貯められるクレジットカードとして長い間君臨してきたJACCSのExtreme Cardでしたが、2017年9月をもって終了というお知らせが出ています。
カードの新規発行がなくなって、そのままカード継続というパターンもよくありますが、今回の場合、完全にExtreme Cardは消滅し、代わりに、Reader’s Cardに切替となります。
JACCSからのお知らせ内容
少し長いですが、JACCSからのお知らせ内容を引用します。
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Extreme Cardサービス終了およびReader's Cardへの切替のご案内
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日頃よりExtreme CardならびにWeb会員サービス「インターコムクラブ」をご利用いただき、ありがとうございます。
この度、現在ご利用いただいております「Extreme Card」は、誠に勝手ながら弊社オリジナルカードである「Reader's Card」に切替させていただくこととなりました。
以下に詳しい内容をご案内いたします。
なお、本件につきましては、「インターコムクラブ」ログイン後のTOPページお知らせ欄、ならびに郵送物でもご案内させていただいております。
併せてご確認くださいますようお願い申し上げます。
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1. カード名称の変更
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2017年9月19日(火)より「Reader's Card」に変更
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2. カードデザインの変更
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2017年9月19日(火)以降の有効期限更新または再発行より変更
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3. ポイントの変更
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2017年10月ご請求分よりReader's Cardポイントに変更
※2017年9月ご請求分まではExtreme Cardポイントが付与されます。
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4. Extreme Cardポイントの最終引換日
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2017年9月27日(水)
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5. Reader's Cardポイントへの移行
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2017年9月28日(木)のExtreme Cardポイント残高を1.25倍にし、Reader's Cardポイントへ移行いたします。
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■Reader's Cardについて
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(1)年会費請求条件
カードショッピング年間ご利用金額合計が30万円以上の場合、年会費無料となります。
※30万円未満の場合は、本人会員:2,500円+消費税、家族会員1名あたり400円+消費税をご請求させていただきます。
(2)ポイント付与基準
カードショッピング月間ご利用合計金額1,000円につき
1)回数指定払い(1回払い含む):11ポイント
2)リボ払い:14ポイント
3)nanacoクレジットチャージ(支払い方法にかかわらず):3ポイント
(3)ポイント引換商品
Reader's Cardポイント3,500ポイントにつき
1)Jデポ:4,000円分
2)Gポイント:4,000ポイント
3)ANAマイレージ:2,400マイル
(4)Reader's Card会員特約・ポイントサービス規約
2017年9月1日(金)以降、弊社ホームページ内Reader's Card詳細ページより申し込みボタンを押下のうえ、確認いただけます。また、カード更新時に書面にて送付いたします。
今後とも、ジャックスをご愛顧賜りますようお願い申し上げます。
Extreme Cardのおさらい
上記記事に詳しくエクストリームカードを解説してありますが、短くまとめてみます。
- 年会費無料
- Gポイントに交換費用無料、還元率1.5%で交換可能
- Gポイント以降はソラチカルートに乗せられるので、最終的なANAマイル還元率は1.35%となる
ANAカードには基本、年会費無料というものはありませんから、まずそれだけで利用価値のあるカードでした。さらに、マイ・ペイすリボの金利抑制策等、面倒なこと抜きにマイル還元率1.35%を実現できていたので、並のANAカード以上に使い勝手がよかったんですよね。
今後もコストゼロでANAマイルを貯めるには、切替先のReader's Cardを使わざるを得ません。リーダーズカードでの還元率を見てみましょう。
Reader's CardのANAマイル還元率
リーダーズカードに関しても既に10月の改悪が決定となっており、細かい説明は端折りますが、最終的なANAマイル還元率は約1.13%となります。(リボ払いだと還元率が上がりますが、マイ・ペイすリボにおける金利手数料抑制策と同様の方法が使えるか不明なため、リボ払いを利用しないことを前提としています)
3,500ポイント貯まらないとGポイントに交換できないというルールがあるため、決済額で言うと、319,000円の利用が必要です。これがとてつもないボトルネックになるのがわかるでしょうか?
さらに悪いことに、リーダーズカードは既に新規発行の募集を止めています。たとえエクストリームカードからリーダーズカードに切り替えたとしても、その先に待っているのはエクストリームカード同様、消滅という未来と考えておいて間違いありません。
- 切替先のリーダーズカードは最大でもマイル還元率1.13%
- しかも319,000円ごとにしか最大還元率が実現できない
- 新規発行は既に停止されており、消滅待ったなし
これでは使い物になりません。こう考えてください。「年会費無料カードの決済でANAマイルを貯める時代は終わった」と。
ANAマイルは今後、どう貯めていったらいいのか
ANAマイルを貯める方法は大きく分けて3つあります。
- ポイントサイトでポイントを貯め、ANAマイルに交換する。
- 飛行機に乗りまくって、フライトマイルを貯める。
- クレジットカード決済で貯めるポイントをANAマイルに交換する。
上記記事にも詳しく書いてあるように、フライトやカード決済でマイルを貯めるのは、お金持ちや出張族がやることです。1万円足らずのカード年会費やマイル移行費にすら抵抗があるのなら、そもそもカード決済でマイルなど貯められるはずがないのです。
「それでも、クレジットカード決済で貯まるポイントを無駄にはしたくない」と思われるなら、年会費をケチらず、それなりに還元率の高いカードを使うしか方法はありません。そういう方には、私はANA VISA ワイドゴールドカードをおすすめしています。こちらは年間決済額300万円を超える人なら、最大1.72%のマイル還元率となります。
しかしこれはあくまでも補助ですから、王道であるポイントサイトを利用してください。それが最も低コストでANAマイルを貯められる最善の方法です。
おまけ お金持ち向けのクレジットカード
逆に、とてつもない額のカード決済を行なっている人たちは、以下のカードを使っていくと、カード決済を高還元率でANAマイルにできます。
- ANAダイナースプレミアムカード
マイル還元率 2%
年会費 155,000円(税抜) - ANA VISA プラチナ プレミアムカード
マイル還元率 最大1.95%
年会費 80,000円(税抜)
年間決済額1,500万円が可能な人なら、ANAダイナースプレミアムで毎年30万マイルが貯められます。そういう人なら、年会費155,000円(税抜)くらいはさほど懐が痛む額でもないでしょう。
まとめ
エクストリームカードの終了により、年会費無料カードの決済でANAマイルを貯める時代は終わったと考えていいと思います。切替先のリーダーズカードは還元率たったの1.13%。これでは使い物になりません。
今後は年間決済額によって、以下のような棲み分けが望ましいと考えます。
- 年間決済額50万円未満の人
カードはソラチカ1本に絞ってカード決済は捨て、ポイントサイトに全力。 - 年間決済額50万円以上の人
ポイントサイト+ソラチカをメインとし、決済はANA VISAワイドゴールドに集中。もしくはカード決済ではSPGアメックスを利用。 - 年間決済額600万円以上の人
ANAダイナースプレミアムかANA VISAプラチナプレミアムを視野に入れ、SPGアメックスと併用。